酢タマネギを常食すれば多くの健康効果が

すりおろしたタマネギで作っている
私たち夫婦は、1年以上前から「酢タマネギ」を食べています。
きっかけは、本屋で見つけた『酢タマネギのすべてがわかる本』(マキノ出版)でした。そこには、酢タマネギを常食すればやせられるし、健康によいと紹介されていました。
自分の体重と、夫の血圧が気になっていた私は、本を購入し、すぐに試してみたのです。
当初は、本に紹介されていたとおり、スライスしたタマネギを酢やハチミツに漬けて作りました。作りたての酢タマネギは苦味がありますが、冷蔵庫で一晩寝かすと、食べやすくなります。
私は、さらに食べやすくするために、タマネギをすりおろしてみました。すりおろしたタマネギに、カップ1杯の純米酢と、カップ半分の三温糖、顆粒のだしの素スティック1本分を合わせて混ぜ、冷蔵庫で一晩寝かせるのです。
こうすると、だしのうま味が加わって、口当たりがよくなります。また、酢ごとスプーンですくい、ペロッと簡単に食べられるのもうれしいです。
私たち夫婦は、毎食大さじ1杯の酢タマネギを食べました。酢タマネギは、そのまま食べるだけでなく、焼き魚やホウレンソウのおひたし、刻みキャベツなどにかけて食べることもあります。
酢タマネギを使えば、しょうゆやドレッシングなどで味をつける必要はありません。また、脂のきついブリやサバも、酢タマネギをかけると、さっぱりと食べられます。
夫婦で毎食食べるため、酢タマネギは5日に1回は作っています。
きつかったスカートもスルリとはける!
こうして酢タマネギを食べ始めて1年ほどたちましたが、残念ながら、私の体重は落ちませんでした。
ただし、太りもしません。私はもともと太りやすい体質で、少し気を抜くと、すぐに数㎏太っていました。それが、この1年は、ほとんど体重が変わらないのです。
また、ウエストはなぜか5cmほど細くなっています。おかげで、きつかったスカートがスルリとはけるようになりました。
ほかにも、この1年で、心臓の具合がよくなっています。
以前の私は、ときどき夜中に心臓がギューッと締め付けられるように苦しくなることがあり、医師にニトログリセリンを処方してもらっていました。
その心臓の苦しさが、酢タマネギを食べ始めて半年ほどで、まったく気にならなくなったのです。おかげで今は、不安なく眠ることができます。
現在89歳の夫の変化は、もっと顕著です。
夫は血圧が高く、一時は最大血圧が180~190mmHg、最小血圧が100mmHg強もありました(正常値は、最大血圧140mmHg未満、最小血圧90mmHg未満)。
そのため、10年ほど前から降圧剤(血圧を下げる薬)を飲んでいましたが、それでも、最大血圧は140mmHg程度という状態だったのです。
その夫の血圧が、酢タマネギを食べ始めてから、少しずつ下がり始めました。半年後には、血圧が下がりすぎたせいか、めまいを起こすようになったのです。
この時点で最小血圧は60mmHg台。医師から、「試しに降圧剤をやめましょう」と言われました。
その後、今に至るまで、夫は降圧剤を飲んでいません。現在の血圧は、最大血圧125mmHg、最小血圧75mmHg程度で安定しています。
降圧剤を飲まずに済むようになって、夫も喜んでいます。ここ最近は、夫婦ともカゼをひかなくなりました。もしかしたらこれも、毎日食べている酢タマネギのおかげかもしれません。
糖と脂質の代謝を上げ太りにくい体になる(介護老人保健施設むくげのいえ施設長・齋藤嘉美)
竹村さんは、酢タマネギで体重の増加が抑えられ、ウエストも細くなったとのことですが、これは、酢タマネギが糖と脂質の代謝を活発にしたことによるものでしょう。
竹村さんの心臓の苦しさは、狭心発作だと思われますが、酢の血管壁の弾力性を改善する作用と、タマネギのケルセチンの血管拡張作用が働いて、発作の軽減に効果を発揮したと考えられます。
また、タマネギにも酢にも、血管を広げて血圧の上昇を阻害する成分がいろいろ含まれています。ご主人の血圧が正常化し、降圧剤が不要になったのは、これらの作用によるものでしょう。
お二人には、酢タマネギがとても合っているようですね。今後もぜひお続けください。

太りにくくなったという竹村さん