【体験談】ひざ痛が改善し、日本舞踊を楽しんでも再発なし「ひざの皿さすり」とは

【体験談】ひざ痛が改善し、日本舞踊を楽しんでも再発なし「ひざの皿さすり」とは

4年前のことです。踊りのけいこをしている最中、私は左ひざを痛めてしまいました。無理な体勢で力をかけてしまったのか、ひざをひねったようです。それ以来、ひざを曲げたり伸ばしたりすると、ズキッと痛むようになりました。【体験談】連寿賀子(大阪府・67歳・書道家・日本舞踊家)


曲げ伸ばしするたびにひざに痛みが走った

 4年前のことです。踊りのけいこをしている最中、私は左ひざを痛めてしまいました。無理な体勢で力をかけてしまったのか、ひざをひねったようです。それ以来、ひざを曲げたり伸ばしたりすると、ズキッと痛むようになりました。

 日本舞踊では、立ったり座ったりする動きが多く、頻繁にひざを曲げ伸ばししなくてはなりません。人さまの踊りを拝見するときも、もちろん正座です。出かけた先で、「和式トイレしかなかったらどうしよう」と不安になることもありました。

 あまりにひざの痛みがひどいときは、左足を投げ出して座ることもありました。一時は、踊りのけいこも休まざるをえませんでした。そのときには、「私の左ひざは一生このままなのかな」と思い、暗澹たる気分になったものです。
 一方、私は自宅で書道教室を開いています。こちらは幸い、生徒さんからの要望でイスに座る形式に変えていたので、正座の必要はありませんでした。

 大谷内輝夫先生(ゆうき指圧院長)には、母の代からお世話になっており、私も体のケアのために以前から通っています。
 ひざを痛めたときも、すぐに相談に行きました。すると先生は、治療を行うとともに、「家でもやってください」と、いくつかの運動プログラムを教えてくださいました。

痛みが和らぐばかりか曲げ伸ばしもスムーズ

 大谷内先生によると、痛みがあるときは、まず、「ひざの皿さすり」でひざの周りを手でさするといいそうです。

 私がよく行っていたのは、うつぶせになり、ひざを90度に曲げて内回り・外回りに回す「ひざ回し」です。ほかにも、あおむけでひざを立て、足を左右に倒す運動なども行いました。

 これらの運動は「いつやる」とは決めずに、思い出したときに行います。例えば、家でくつろいでいるとき、「テレビを見ながらでも、できるな」と思いついたら、すぐに行うといったぐあいです。
 回数も決めていませんが、一度に10回ずつくらい、やっていたと思います。それを、多いときは1日6〜7回行いました。

 簡単で時間もかからず、足を動かして痛みが増すこともなかったので、苦になりませんでした。
 3ヵ月ほど経ったころです。ふと気づくと、ひざの痛みが消え、正座できるようになっていました。「あれ?」と、不思議に思ったことを覚えています。

「のどもと過ぎれば……」といいますが、痛みが消えたら運動プログラムを忘れてしまいました。すると、また、ひざが痛みだしたのです。
「運動プログラムを休んだからだ」と思い出し、また熱心に行うと、ひざの痛みはなくなります。

 運動プログラムをする前と、した直後でも、ひざの動きや痛みが変わります。運動をしたあとは、痛みが和らぐだけでなく、曲げ伸ばしもスムーズになるのです。

 これらの経験から、大谷内先生が指導してくださった運動プログラムには、明らかに効果があることを実感できました。

 運動プログラムで痛みが消え、やめるとぶり返し、再開すると痛みが軽減する、ということを、何度かくり返しました。すると、いつの間にかひざ痛は、すっかり消え、再発もしなくなりました。

 今は、週1〜2回、エアロビクスや水泳を楽しんでいます。ひざ痛のため、しばらく休んでいたのを再開したのです。

 体はどこも痛いところがなく、快調です。ひざの痛みが消え、踊りが続けられて、快適に生活ができることを、心からありがたく思っています。

体の悪いクセが直り痛みが出なくなった(ゆうき指圧院長・大谷内輝夫)

「ひざの皿さすり」と「ひざ回し」は、ひざの左右にある膝蓋支帯を緩めます。あおむけで足を左右に倒す運動は、膝蓋支帯を伸ばします。これによってゆがみが消え、ひざ痛が改善したのでしょう。体の悪いクセが直り、正しく動けるようになったので、痛みが出なくなったのです。ひざの皿さすりは即効性もあるので、再発予防にもご活用ください。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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