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【天然だしの健康効果】夫は14kgやせてダイエット成功!私はアトピーが改善

【天然だしの健康効果】夫は14kgやせてダイエット成功!私はアトピーが改善

日本が世界に誇れる和食の基本はなんといっても「天然のうま味のある出汁」です。ですが現在、手軽な顆粒だしやだしパックが、あたかも本来のだしと同様の物かのように売られていることに、私は心を痛めています。【解説】空閑亜紀(農家の嫁カンパニー代表、看護師・温だし考案者)

解説者のプロフィール

空閑亜紀(くが・あき)
農家の嫁カンパニー代表。
1971年大阪府生まれ。91年看護師となり病院に勤務。
アトピーが再発し、重症化したため退職。
天然素材だけを使った「温だし」を開発し、2013年農家の嫁カンパニーを設立。
著書『農家の嫁が考案した「飲む温だし」健康法』が好評発売中。

●農家の嫁カンパニー
http://www.ondashi.com/

「化学調味料不使用」のだしにも異物が入ってる

日本が世界に誇れる和食の基本は、なんといっても「天然のうま味のあるだし」です。
ですが現在、手軽な顆粒だしやだしパックが、あたかも本来のだしと同様の物かのように売られていることに、私は心を痛めています。

だしパックを活用されている人は、ぜひ一度、商品の裏面にある原料表示欄をご覧になってみてください。
コンブやカツオ節以外に、「酵母エキス」とか「発酵調味料」または「たんぱく加水分解物」など、見慣れない原料が入っていないでしょうか。

これらは、私が調べてわかったことは、化学調味料の悪いイメージを回避するために作られた、新しい形の人工うま味材だということです。
しかも「食品」として分類されているため、これらを使用した商品を「化学調味料無添加」と表示しても、問題がないことになっています。

しかし、かつて国立病院で看護師として働いていた私は、重症のアトピー性皮膚炎と冷え症に悩まされたこともあり、食の大切さを身を持って知っています。
「体は食べた物でできている」と言っていた母の影響もあり、素性のわからない物はできるだけ口にしないように心掛けることは、健康の第一歩です。

忙しい現代人にコンブやカツオ節といった天然の素材だけで作るだしを取ってほしい。
それには、手軽な顆粒だしのようにパパッと作れる物でなくてはならない。

考えに考え、何百通りの組み合わせを試し考案したのが、今回ご紹介する「スピードだし」です(詳しい作り方は最終項目を参照)。
材料をあらかじめ粉砕するため、時間をかけずにおいしいだしが取れるのです。

細かく砕くからすぐにだしが取れる

普通なら、ちょっと手間のかかるだしが、すぐにできる理由は、下準備と材料選びにあります。
ポイントは次の三つです。

①材料を細かく粉砕する
スピードだしの材料は、カツオ節、コンブ、干しシイタケです。
これを、材料を細かく粉砕する道具「ミル」を活用することで、少しの分量で、短時間にうま味を抽出して、だしを取ることができます。
ミルがない場合は、厚めのビニールに材料を入れて、めん棒などで叩いて粉砕してもいいでしょう。

②ギュッと絞る
だしを取り終わったら、だしがらを最後の一滴までギュッと絞り切ります。
だしがらには栄養とうま味成分が豊富に含まれているので、コクが出ます。

③材料にこだわる
おいしいだしを取るには、うま味がたっぷり抽出できる材料を使うのが近道です。
カツオ節は、血合いの入った厚切りのものを。
コンブは、利尻コンブや羅臼コンブがお勧めです。
干しシイタケは、国産の厚めのものを私は使っています。

材料を粉末にしたら、冷蔵庫か冷凍庫で保存します。
粉砕することで、何時間も前から水に浸けなくても、濃厚で香りの高いだしが取れるのです。

スピードだしにお湯を注ぐと、部屋中にだしの香りが広がります。
一口すすると、いかにも栄養が豊富で、味わうほどに醸し出される素材の味が広がります。
これが食事をいっそうおいしく、幸せな気持ちにする秘訣です。
だしには、滋味豊かな風味が凝縮されているのです。

離乳食から介護食まで使える

料理のときは、スピードだしをそのまま使います。
私は、スピードだしをそのまま飲むことを勧めていますが、その場合、天然塩(海塩)をほんの少しだけ加えると味がよくなります。

驚いたことに、スピードだしを飲むようになって、体調が改善したり、ダイエットに成功したという人が続出しています。
私自身は、アトピーの乾燥肌がツルツルになり、太りにくい体質になりました。
夫は、79kgから14kgもやせて65kgに。

また、私はスピードだしをアレンジした「温だし」という商品を販売していますが、作曲家の三枝成彰先生や、女優さんや作家の先生にも広まって、ありがたいご縁が続いています。

スピードだしは、赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる年齢層に飲んでいただけます。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、離乳食からスピードだしを活用すれば、一生、きちんとした食事を選ぶ舌が育ちます。
また、お年寄りにも、スピードだしに片栗粉やくず粉などでとろみを付ければ、おいしく召し上がっていただけます。

だしは、和食の根幹です。
私は、日本文化であるだしを、次世代に着実に受け取ってほしいと思います。
お湯を注ぐだけのスピードだしを役立てていただければ、こんなにうれしいことはありません。

材料をあらかじめ粉砕するのが秘訣!「スピードだし」の作り方と飲み方

【材料】
・干しシイタケ・・・20g(国産の肉厚のものを選ぶ)
・コンブ・・・20g(濃いだしが取れる利尻コンブまたは羅臼コンブがお勧め)
・カツオ節・・・200g(血合いの入った厚削りは、コクのあるだしが取れる)

【下準備】
①干しシイタケは軸を取り、小さく割る。
コンブははさみで3cm幅に切る。

②①とカツオ節を、ミルで粉砕する(※)。
※ミルがない場合は、各材料をビニール袋に入れて、めん棒でたたき、できるだけ細かくする。

③それぞれを保存容器に入れて、冷蔵庫で保存する。
約10日で使い切る。
それ以上の期間、保存する場合は、ポリ袋に入れて空気を抜き、冷凍庫で保存する。

【1回分の材料(約250ml分)】
・干しシイタケ・・・2g
・コンブ・・・2g
・カツオ節・・・20g
・自然塩(海塩)・・・ひとつまみ

①鍋に水250mlを入れて、粉砕した干しシイタケとコンブを各2g(小さじ約1/2)、粉砕したカツオ節20gを入れて、強火にかける。

②沸騰する直前に弱火にして、フタをし、2~3分煮出す。

③火を止め、ざるに厚手のキッチンペーパーを敷き、鍋の中身を容器にあける。

④キッチンペーパーに残っただしがらを絞る。
熱いのでご注意。

⑤自然塩をひとつまみ入れる。

【飲み方】
朝、カップ1杯(約200ml)のスピードだしを飲む。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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