【水分補給に選ぶ飲み物】元オリンピック男子マラソン日本代表のおすすめは「水出し緑茶」
陸上競技においては、水分補給が大切であり、特にマラソンでは走っている間に体内の水分が汗として体外に排出されるため、走りながらの水分補給が必須です。旭化成陸上部では、練習中や競技での水分補給ドリンクとして水出し緑茶
を採用しています。【解説】宗茂(宗茂気功健康塾塾長・元オリンピック男子マラソン代表)
陸上の実業団の公式飲料は水出し緑茶
私は中学時代に陸上競技を始め、1987年に現役引退をした後も、旭化成陸上部の監督、顧問と、現在も陸上競技にかかわっています。
陸上競技においては、水分補給が大切であり、特にマラソンでは走っている間に体内の水分が汗として体外に排出されるため、走りながらの水分補給が必須です。
また、何を飲むか、ということも非常に重要です。
旭化成陸上部では、1989年より、練習中や競技での水分補給ドリンクとして水出し緑茶を採用しています。
90年代に入ってからは、他の実業団の陸上部などでも水分補給に水出し緑茶を飲むところが増えて、長距離陸上界で水出し緑茶がちょっとしたブームになったことを記憶しています。
旭化成陸上部で水出し緑茶を使用するようになったきっかけは、同じ宮崎県所在のお茶十分に補うことはできません。
酒を飲んだ後でもむくまない
個人的には、アルコールを飲んだときにも感じます。
お酒を飲んだ後はのどが渇くので水を飲み、翌朝、体がむくむという人が多いのではないでしょうか。
しかし、水ではなく、水出し緑茶を飲むとむくみません。
きっと、吸収がいいからでしょう。
陸上部の部員たちも、練習のときには自分で作った水出し緑茶を持参してきます。
ペットボトルの水に、ティーバッグをポンと入れるだけですから、誰でも間違いなく作れます。
また、冷たい水で作りますから、冷ます必要もありません。
私の自宅の冷蔵庫には、水出し緑茶が常に入っています。
現在は成人した子どもたちも、小さなころから水出し緑茶を水代わりに飲んで育ちました。
「おいしい」と言って、暑い日は、がぶがぶ飲んでいました。
スポーツをする人はもちろん、水分吸収の悪いお年寄りや、汗をかきやすい子どものための飲料としてもお勧めです。
解説者のプロフィール
宗茂(そう・しげる)
旭化成陸上部顧問、日本陸連終身コーチ、気功師。
弟の猛とともに「双子のランナー・宗兄弟」として男子陸上の長距離界を牽引。
モントリオール、モスクワ、ロサンゼルスの3大会のオリンピック日本代表。
引退後、2008年に宮崎県延岡市に「宗茂気功健康塾」を開設。
●宗茂Twitter
https://twitter.com/shigeru_so
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