【やり方】遠くの大切な人の体と心を癒す宗茂流「遠隔気功」

【やり方】遠くの大切な人の体と心を癒す宗茂流「遠隔気功」

他人の体を動かせるほどの強い気を身につけるにはかなりの鍛錬が必要ですが、この手のひらの気を自分や家族の健康に役立てることはできるかもしれません。手のひらから相手の体に気が入り、全身を巡っていくことをイメージしながら気を送ってみましょう。【解説】宗茂(宗茂気功健康塾塾長・元オリンピック男子マラソン代表)


試しに気を送ると選手の体が動き出した!

私はもう30年近く、気功を健康のために役立てています。
私の気功は人から教わったものではなく、独自に身につけた「宗茂式気功」です。

1987年に私は現役を引退し、旭化成陸上部の監督に就任しました。
その後間もなく、私は陸上部に届いた1通の手紙に心を惹かれました。

気功の大家、戸嶋正樹先生からの手紙です。
当時の私は「気功なんてまやかしだ」と、頭から信じていませんでした。

ところが私は、わざわざ東京まで行き、戸嶋先生の気功道場を訪ねました。
なぜ急にそんな気持ちになったのか、今でも不思議です。

気功道場で目にしたものに、私は強い衝撃を受けました。
体が自分の意志と関係なく、勝手に動くのです。

こんな世界が本当にあるのだと、思い知らされました。
戸嶋先生は失明や重病などを乗り越え、多くの修行を重ねて気功ができるようになったそうです。

それは普通の人では耐えられない苦痛、苦労だったでしょう。
しかし、私も陸上競技で、誰よりも厳しい練習をこなし、普通の人では耐えられない世界を経験しています。

ふと「私にも気功ができるのではないか」と思い、試しに選手たちに気を送ってみました。
すると、戸嶋先生の道場で見たように、選手たちの体が勝手に動き出しました。

「監督、何をしたんですか?」と大騒ぎになりました。
以来、陸上競技の指導のかたわら、気功についても研究、実践を重ねてきました。

そして、監督を弟の猛に任せた後、2008年に「宗茂気功健康塾」を開き、本格的に気功に取り組むようになったのです。

全身写真の上に手をかざし気を送る

私の気功健康塾は宮崎にあります。
また、月に1回、福岡県久留米しも津浦内科医院で出張気功を行っていますが、それも九州内で、なかなか東京やほかの地域から気功を受けたい人が通うことは困難です。

そういう人向けに、私が「遠隔気功」を始めたのは、今から15年ほど前のことです。
遠隔気功とは、遠く離れた場所にいる人に気を送ることで、先述の戸嶋先生もよく遠隔気功で施術をなさっています。

遠隔気功のやり方は、気功の先生によって違うのですが、私の場合は、気を送りたい相手の全身が写った写真を用います。
まず、気を送る直前に相手に電話し、これから気を送る旨を伝えます。

相手の人には、目を閉じてリラックスしてもらいます。
それから相手の写真に手をかざし、気を送ります。

手のひらや指から相手に気が入り、それが全身を巡っていくことをイメージします。
そのときに「治れ」と思いを送ったり、相手が健康になっている姿を思い描いたりすることもあります。

すると、人によりますが、5~15分ほどで相手の体に反応が出始めます。
反応は痛みや症状によって変わります。

首の痛みがある人は、首が前に傾いたり、後ろに傾いたりします。
内臓が悪い人は、体がポカポカ温まることがあります。

うつの人は汗を大量にかいたり、呼吸が速くなったりします。
そのまま1時間ほど、気を送り続けます。

これで終わりです。
「終わりましたよ」と電話すると、「体が意識していないのに動いた」とか「体が楽になった」などと言う人もいます。

これを何回か続けているうちに体の調子が上向いてきます。

自分の気を感じることは誰でもできる

普通の人が気功をできるようになるかと聞かれると、私も最初から気功ができたわけではないので、できるようになる可能性はあります。
私は戸嶋先生の気功を受けたことがきっかけでしたが、私の気功を受けたことで気功ができるようになった人もいます。

気功を受けてみることが、きっかけの1つにはなるようです。
ただ、気を感じることは多くの人にできます。

まず、胸の前で両手を合わせて、手のほうに気を送るイメージをしてください。
そして少し手を放してみます。

その手のひらと手のひらの間に温かいものを感じませんか?それが気です。
他人の体を動かせるほどの強い気を身につけるにはかなりの鍛錬が必要ですが、この手のひらの気を自分や家族の健康に役立てることはできるかもしれません。

手のひらから相手の体に気が入り、全身を巡っていくことをイメージしながら気を送ってみましょう。
遠隔気功を試すときは、私のように気を送りたい相手の全身の写真を使うとイメージしやすいと思います。

相手の治したい場所、具合の悪い場所をイメージし、「治りますように」と気持ちを込めながら気を送ってみましょう。

宗茂
1953年生まれ。旭化成陸上部顧問、日本陸連終身コーチ、気功師。弟の猛とともに"双子のランナー・宗兄弟"として男子陸上の長距離界を牽引。モントリオール、モスクワ、ロサンゼルスの3大会のオリンピック日本代表。引退後は旭化成陸上部監督に就任し、森下広一らを育てる。2008年に宮崎県延岡市に「宗茂気功健康塾」を開設。月に1 回、福岡県久留米市の下津浦内科医院でも気功の指導を行っている。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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