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「舌回し」 の効果は実は美容にもいい!舌の筋肉を鍛えて二重あごを解消!

「舌回し」 の効果は実は美容にもいい!舌の筋肉を鍛えて二重あごを解消!

「年を取るにつれ、ほおやあごがたるんで二重あごになってきた」そう感じている人は多いのではないでしょうか。実は、簡単な方法で、たるみや二重あごを撃退し、若いころのようなシャープなフェイスラインに戻せるのです。その方法とは、私の推奨する「舌回し」です。【解説】小出馨(日本歯科大学新潟生命歯学部歯科補綴学第一講座主任教授)

「舌回し」でたるみが取れてシャープな顔になる

「年を取るにつれ、ほおやあごがたるんで二重あごになってきた」そう感じている人は多いのではないでしょうか。
しかし、「加齢が原因だからどうしようもない」とあきらめないでください。
実は、簡単な方法で、たるみや二重あごを撃退し、若いころのようなシャープなフェイスラインに戻せるのです。

その方法とは、私の推奨する「舌回し」で、舌を口の中で大きく回す体操のこと。
まずは、下の写真を御覧ください。

さまざまな年齢の男女ですが、舌回しを行った結果、ほおやあごのたるみと二重あごが解消しています。
人によっては、顔のゆがみも取れています。
むくみやシミの改善、シワやほうれい線を薄くする、などの美容効果もあります。
それだけでなく、舌回しにはイビキの改善、免疫力(病気に抵抗する力)のアップなど、全身の健康維持・増進効果が期待されます。

私が舌回しの研究を行うきっかけとなったのは、中国の蘇先生に「舌を回す運動」をやると、よく眠れると教えていただいたことからです。

舌を大きく回すと、口の周囲を中心に、顔の筋肉をバランスよく使います。
それが、口やあごの機能改善にも役立つと考え、誰でも簡単にできて幅広い効果が得られるように数種の舌の運動を組み合わせました。

データを取ってみると、舌回しは、確かに口やあごの機能改善に効果を発揮しました。
同時に、美容面での効果も非常に高いことがわかったのです。

舌の筋肉が衰えると顔がたるむ

それにしても、舌を回すだけで、なぜこんなすごい美容効果が得られるのでしょうか。

顔のたるみや二重あごの原因は、顔や首の筋肉の衰えです。
特に、舌骨上・下筋群と呼ばれる筋群が衰えると、舌の根元にある舌骨という骨が下がります。
すると、あごや首がたるんで二重あごになるのです。
それにつれてほおも下がり、シワやほうれい線も深くなります。

舌を回すには、舌筋と舌骨上・下筋群を中心に、顔と首の左右合わせて70種もの筋肉を使います。
ですから、舌回しを行うと、それらの筋肉が自然に鍛えられて引き締まってきます。
その結果、たるみや二重あごが解消されて小顔になったり、シワやほうれい線が薄くなったりするのです。
表情をつくる筋肉群の動きもよくなって鍛えられるので、表情がイキイキし、美しい笑顔がつくれるようになります。

また、舌回しには、顔のリンパ液の流れを促す効果もあります。
リンパ液は、余分な水と老廃物を流す役目をしています。
舌回しで顔の筋肉が伸び縮みすると、そのポンプ作用でリンパ液の流れが活発になり、むくみの解消やシミの改善、美白効果などももたらされるのです。

若返りホルモンまで分泌される

さらに、舌を回すと、耳の下やあごの下にある大小のだ液腺(だ液を分泌する器官)が刺激され、だ液の出がよくなります。
だ液には、「若返りホルモン」とも呼ばれるパロチンや、肌の代謝を促すEGF(上皮成長因子)などの成分が含まれ、これらも若々しい美肌をつくるのに役立ちます。

片がみ(左右一方の歯でばかりかむ)などの生活習慣があると、歯のかみ合わせがずれて、顔にゆがみが生じます。
すると、シワができやすく、片方の目が小さくなっていきます。

舌回しはそういった顔のゆがみ取りにも大いに効果を発揮します。
以上のような舌回しの効果は、早ければ2週間ほどで現れてきます。

長く続けるほど効果が高まり、2〜3ヵ月で安定するのが一般的です。
次の記事では、舌回しが全身の健康を保つうえでいかに役立つかについてご説明しましょう。

解説者のプロフィール

小出馨
日本歯科大学新潟生命歯学部歯科補綴学第一講座主任教授。
1983年日本歯科大学大学院修了。
かみ合わせ研究の第一人者で、かみ合わせの悪さからくる全身のさまざまな症状について検証し臨床を重ねる。
きちんとかめる入れ歯も研究。
著書多数で近著『舌を回して若返る』(日本文芸者)が好評発売中。

●日本歯科大学新潟生命歯学部
https://www.ngt.ndu.ac.jp/index.html

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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