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心も体もリラックス!心身をケアする「足指ヨガ」 のやり方

心も体もリラックス!心身をケアする「足指ヨガ」 のやり方

足裏たたきを続けていると、胃腸や肝臓や膵臓の不調、肺をはじめとした呼吸器の不調、心臓の不調、血管の問題、腎臓や泌尿器の不調、腰痛や首の痛み・こりなどが、次々によくなっていきます。同時に、肌もきれいになり、姿勢もよくなって若々しく生まれ変われるのです。【解説】佐藤松義(イタリア政府公認 沖道密教ヨガ総合自由大学教授)

病気は心身の回復運動で感謝すべきもの

「病気は悪い、忌むべきもの」だと、多くの人は思っています。
しかし、沖ヨガでは、「病気は心身の自然回復運動」ととらえます。

回復のための現象ですから、病気は悪ではなく、善なのです。
したがって、病気に対しては、戦うのでなく、感謝し協力する気持ちがたいせつです。

「そんなばかな」と思うかもしれませんが、試しに、病気をそうとらえてみると、重く沈んでいた心が、スーッと軽くなるはずです。
「自分は悪いことをしていないのに病気になった」と、多くの人は不運を嘆きますが、ほんとうは、病気をつくっているのは自分です。

日頃の生活習慣や姿勢、クセ、食べ方、心の持ち方などです。
病気は、このままの生活を続ければ危険ですよという生命の警告なのです。

ですから、病気を治せるのは自分しかいません。
その1つの手段として、非常に効果が高いのが「足裏たたき」です。

足裏たたきを続けていると、胃腸や肝臓や膵臓の不調、肺をはじめとした呼吸器の不調、心臓の不調、血管の問題、腎臓や泌尿器の不調、腰痛や首の痛み・こりなどが、次々によくなっていきます。
同時に、肌もきれいになり、姿勢もよくなって若々しく生まれ変われるのです。

心の煩悶も追い払う

足裏たたきは、体だけでなく、心にも大きな効果をもたらします。
病気と煩悶(悩み・苦しみ)は同じもので、体に表れれば体の病気、心に現れれば煩悶となります。

足裏たたきは、心身の詰まりを取ることで、体の病気と心の煩悶を一緒に回復させていきます。
続ければ、体が元気になると同時に、心もよみがえって明るく前向きになれます。

悩みの多い現代、体とともに心のケアとしても、足裏たたきをお役立てください。

足裏たたき全体のやり方は、別記事(足裏たたきのやり方)で詳しく紹介しますが、ここでは足の指を重点的にほぐす「足指ヨガ」を説明しましょう。

「足指ヨガ」のやり方

マシュマロのように指が柔らかくなる

足の指は、それぞれが次のように臓器と関連しています。
・親指(第一指)=肝臓
・人さし指(第二指)=胃腸、膵臓
・中指(第三指)=心臓
・薬指(第四指)=肺、胆のう
・小指(第五指)=腎臓、泌尿器

触ると硬くて回りにくい指や、回すと痛みを感じる指があれば、関連する内臓が弱っている証拠です。
そういう指は、特に念入りに刺激してください。

それにより、内臓を活性化することができます。
頭をスッキリさせる効果もあります。

足指ヨガを続けていると、指がマシュマロのように柔らかく美しくなって、動きにくい指が動くようになります。

解説者のプロフィール

佐藤松義(さとう・まつよし)
イタリア政府公認沖道密教ヨガ総合自由大学教授・沖ヨガ協会本部講師。
1978年、ヨガの世界的権威で沖道ヨガの創設者、「沖正弘」師のヨガ修道場に入門。
日本だけでなく世界各国で沖道ヨガの指導を行いながら、世界の食養生や自然療法を学び、精神鍛錬を通した各種健康法とかねあわせ、独自の実践哲学を確立。
現在、ヨガの哲学や生命科学に基づいた、一般の人が実践しやすい健康法の指導にも力を注ぐ。
2015年、四国八十八箇所霊場巡礼歩きお遍路1600kmを満願。

●OKIDO YOGA JAPAN Matsuyoshi Sato
https://sites.google.com/site/satomatsuyoshi/

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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