MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
【高血圧症とは】そもそも血圧って何? 高いと何故ダメなの? (子供でも分かる大人の病気)

【高血圧症とは】そもそも血圧って何? 高いと何故ダメなの? (子供でも分かる大人の病気)

血圧とは、血液が血管の壁を押す圧力のことです。心臓が収縮して血液を送り出すときに、圧力は最大になり(最大血圧、上の血圧)、心臓が拡張して血液が戻ってくるとき、圧力は最小になります(最小血圧、下の血圧)。【解説】川嶋朗(東京有明医療大学保健医療学部教授・医師)

血圧って、なんのこと?

 血圧とは、血液が血管の壁を押す圧力のことです。心臓が収縮して血液を送り出すときに、圧力は最大になり(最大血圧、上の血圧)、心臓が拡張して血液が戻ってくるとき、圧力は最小になります(最小血圧、下の血圧)。心臓が収縮して押し出す血液の量(心拍出量)と血管の太さや硬さ(血管の抵抗)によって、血圧は絶えず変動しています。
 最大血圧が140mmHg以上、または最小血圧が90mmHg以上の場合、高血圧と診断されます。成人の正常血圧は、最大血圧130mmHg未満、最小血圧85mmHg未満です。

高血圧は、なぜ起こるの?

 高血圧の大半は原因のはっきりしない本態性高血圧です。遺伝的な影響が強く、食生活や喫煙、ストレスなどの要因が加わって血圧が上がります。
 例えば、塩分の取り過ぎで血液中の塩分(ナトリウム)の濃度が増えると、体は、薄めるために血液中の水分量を増やします。血液量が増えれば、血管壁を押す圧力が強くなって血圧が上がるのです。

高血圧はなぜいけないの?

 高血圧は自覚症状がほとんどありませんが、血圧が高い状態が続くと心臓や血管に大きな負担がかかります。血管の弾力性が低下してコレステロールなどがたまると動脈硬化が進行し、心臓病や脳卒中などの重篤な病気を招くこともあるのです。

どうすれば防げるの?

 高血圧を防ぐには、塩分の取り過ぎと太り過ぎに注意します。減塩と適度な運動で、血圧は確実に下がってきます。できれば毎日血圧を測定し、自分で血圧をコントロールする習慣を身に付けましょう。

解説者のプロフィール

川嶋朗
北海道大学医学部卒業。東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所自然医療部門准教授(附属青山自然医療研究所クリニック所長)を経て、2014年より現職。一般財団法人東洋医学研究所附属クリニック医師、医学博士。『冷えとりの教科書』(マイナビ)、『健康法で死なないための42のカルテ』(水王舎)など著書多数。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
血圧が高くなることを気にしておられるかたもいらっしゃるでしょう。しかし、年齢とともに血圧が上がるのは、生命を維持するために必要な自然現象なのです。高齢者の場合、血圧が高いおかげで元気なのだといってもいいでしょう。【解説】松本光正(関東医療クリニック院長)
乳酸タマネギを食べ始めると、1週間後くらいから、それまで不安定だったお通じが、2日に1回のペースでつくようになったのです。また、私は30代で糖尿病になりました。現在も通院して血糖値のチェックを受けています。乳酸タマネギを食べ始めてから、血糖値も正常値で安定しているので、うれしい限りです。【体験談】林恵(主婦・51歳)
定期通院で血圧が130mmHgに下がっていたのです。降圧剤でも正常値にならなかったので、このときは「うそでしょ!? 」と声が出るほど本当に驚きました。2ヵ月後も正常値だったため4錠だった降圧剤を2錠に減らせました。念願だった減薬に着手できてどれだけうれしかったかわかりません。【体験談】山田平次(仮名・会社員・69歳)
バナナ酢を飲み始めて暫くすると、以前は60kg弱だった体重が、今は56kg前後に。夫の血圧も安定しています。以前は、降圧剤を飲んだ状態で最大血圧は130mmHg台でしたが、最近は、日によっては120mmHg台まで下がるそうです。【体験談】久保田亮子(仮名・パートタイマー・69歳)
効果を確かめようと、行う前と後で血圧を計りました。すると、行う前は168mmHgあった最大血圧が、アキレス腱トントン体操を両足合わせて200回した後では138mmHgまで下がったのです。内心、効果を信じていなかったので、この急降下ぶりに思わず目を見はりました。【体験談】鈴木秀一(会社役員・56歳)
最新記事
まずチェック項目で自分の足の指がどんな状態かチェックしてみましょう。はだしになって、自分の足の指をよーく見てください。足の指をチェックして気になる項目があっても、あきらめることはありません。「きくち体操」でこれから足の指を育てていけばよいのです。【解説】菊池和子(「きくち体操」創始者】
私は、60歳の今も左右の視力は1・0を保っています。これまでメガネの世話になったこともありません。老眼知らずの状態をキープしている秘密は、私が毎日行っているトレーニング「目のスクワット」にあるのです。毛様体筋をほぐす効果があります。【解説】本部千博(ほんべ眼科院長)
体重100kgの人なら3kg、80kgの人なら2.5kg程度の減量で、条件付きですが糖尿病の改善は可能です。体重が3%減少すると、ヘモグロビンA1cが3%程度下がることがわかったからです。例えば、ヘモグロビンA1cが9%の人なら、だいたい6%程度まで下がります。【解説】吉田俊秀(島原病院 肥満・糖尿病センター長)
これまで、入院患者さん向けの、いわゆる「リハビリ体操」はありましたが、外来の患者さんが希望するような体操はありませんでした。そこで私たちは、血圧を上げる要因である、末梢の「血管抵抗」を減らす筋トレを考案することにしました。【解説】金子操(自治医科大学附属病院リハビリテーションセンター室長・理学療法士)
1日の疲れを取るには、就寝時間や睡眠時間ではなく、「眠りに就いて4時間以内に、深睡眠を取ること」がたいせつなのです。しかし現代人の多くは、深夜にテレビやスマホを見たり、ストレスで体の緊張が取れなかったりして、本来の睡眠リズムが狂い、深睡眠を取りづらくなっています。【解説】白濱龍太郎(睡眠専門医)