MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
【骨粗鬆症とは】どんな病気? 自覚症状は? 予防できる食べ物は? (子供でも分かる大人の病気)

【骨粗鬆症とは】どんな病気? 自覚症状は? 予防できる食べ物は? (子供でも分かる大人の病気)

骨粗鬆症とは、骨量が減って骨が軽石のようにスカスカになり、ちょっとした衝撃でも骨折しやすくなる状態のことです。【解説】川嶋朗(東京有明医療大学保健医療学部教授・医師)

骨粗鬆症はどんな病気なの?

 骨粗鬆症とは、骨量が減って骨が軽石のようにスカスカになり、ちょっとした衝撃でも骨折しやすくなる状態のことです。
全身の骨は、古くなった骨を破骨細胞が壊して骨芽細胞が新しい骨をつくることをくり返し、絶えず生まれ変わっています。ところが、何かのきっかけで骨芽細胞の働きが低下し、破骨細胞の働きが盛んになると、骨量が減って骨粗鬆症になります。
 自覚症状は少なく、転んで手をつくだけで骨折して、初めて気付く人も多いのです。骨折は、主に背骨(脊柱)、手首の骨、太ももの骨などに起こります。

なぜ起こるの?

 骨を構成するカルシウムなどの成分は、加齢とともに減ります。特に、閉経後の女性は、女性ホルモンのバランスが乱れてカルシウムがより多く放出されるため、骨量がさらに減少し、骨粗鬆症が進みやすいのです。極端なダイエットによる栄養不足などで、若い人にも骨量の低下が見られます。
 骨粗鬆症で骨量が減ると、まず、椎体の前方が変形し(楔状椎)、しだいに中央もつぶれて変形し(魚椎)、やがて圧迫骨折を引き起こし、脊柱の骨が変形して腰痛が生じたり、背中が曲がったりします。

どうすれば防げるの?

 骨量は30代から徐々に減少しますが、若いころから運動で体を鍛えていた人は、減少速度が緩やかだとされています。骨は、加えられた力に反発して強くなるので、動かずに何もしないでいると弱くなります。骨密度は、例えば80歳になってからでも上げることができるので、ウオーキングなど適度な運動を心掛けてください。
 骨粗鬆症の予防には、食生活も大切です。カルシウム(乳製品、魚など)や、カルシウムの吸収を促すビタミンD(キノコ類など)、マグネシウム(ヒジキ、ゴマなど)などを取りましょう。なお、糖分の取り過ぎはカルシウムの吸収を妨げるので注意してください。

解説者のプロフィール

川嶋朗
北海道大学医学部卒業。東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所自然医療部門准教授(附属青山自然医療研究所クリニック所長)を経て、2014年より現職。一般財団法人東洋医学研究所附属クリニック医師、医学博士。『冷えとりの教科書』(マイナビ)、『健康法で死なないための42のカルテ』(水王舎)など著書多数。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
青など寒色系の色で体が包まれるのをイメージしてください。ひんやり寒くなる感じがしませんか。一方、赤やオレンジなど暖色系の色は、体が温まる感じがするはずです。この色の作用を呼吸法と組み合わせれば、心や体のケアに役立つ可能性はじゅうぶんあると私は考えています。【解説】春田博之(芦屋こころとからだのクリニック院長)
更新: 2019-04-05 10:11:34
始めて1カ月ぐらいたったころから「やせた?」と聞かれたり「キレイになったね」と言われたりするようになりました。私は嫌な感情が出てくると1日に何度もピンク呼吸をするようにしました。何事も「まぁ、だいじょうぶか!」と気楽に考えられるようになり、仕事や人間関係で悩む回数が減りました。【体験談】夏陽りんこ(声優・32歳)
更新: 2019-03-27 19:16:22
私は生地屋でピンクの布を買い求め、ヨガ教室に持参し生徒に「寝る前にこの色をイメージして呼吸をしてみて」とお願いしたのです。2週間後、生徒たちと再会すると、何名かの雰囲気が変わったことに気づきました。一言で言えば、女性らしさが増したような感じなのです。【解説】小池能里子(ビビッド・エイジング研究家)
更新: 2019-03-22 18:00:00
たっぷりの食物繊維をとっている元気なお年寄りたちの腸内細菌では、ビフィズス菌や酪酸産生菌といった「長寿菌」が、全体の60%前後を占めていました。南大東島の101歳のおじいさんに至っては、全体の80%が長寿菌というとんでもない数値でした。【解説・監修】辨野義己(理化学研究所特別招聘研究員・農学博士)
更新: 2018-11-27 12:00:00
アーユルヴェーダから見ると、「干しブドウ酢」は、それぞれの食品のよさが組み合わさって力を倍増させる、まさに最高の組み合わせです。干しブドウとリンゴ酢、ハチミツが組み合わさることにより、どんな体質の人にも合う食品になるからです。【解説】西川眞知子(日本ナチュラルヒーリングセンター代表)
更新: 2018-11-11 12:00:00
最新記事
近年、カカオにはほかの食品に比べて多くのポリフェノール(色素成分)が含まれていることがわかり、健康効果が解明されつつあります。その効果の一つとして注目を集めているのが、血圧降下作用です。【解説】椎名一紀(戸田中央総合病院心臓血管センター内科・嗜好品外来医師)
更新: 2019-04-19 18:00:00
脳梗塞や心筋梗塞の予防には、アディポネクチンというホルモンの分泌が重要です。アディポネクチンには、傷ついた血管を修復し、血管のプラークを抑制する働きがあることがわかっています。さらに、アディポネクチンには、インスリンの働きをよくして、糖尿病を防ぐ働きもあります。【解説】杉岡充爾(すぎおかクリニック院長)
更新: 2019-04-18 18:00:00
マイタケスープを飲み始めて2~3ヵ月がたった頃、妻から「なんか生えてきているよ」と言われたのです。合わせ鏡で見ると、ハゲていた部分に、本当に産毛が生えているのが確認できました。今ではハゲが消えています。そして、今のところがんの再発もありません。【体験談】中村健三(75歳・無職)
更新: 2019-04-17 18:00:00
糖尿病になると、医師からは決まり文句として、「お酒はやめてください」といわれるはずです。とはいえ、お酒が大好きだった人にとって、長年続けてきた習慣をきっぱりとやめるのは、簡単なことではないでしょう。【解説】板倉弘重(品川イーストワンメディカルクリニック理事長・医師)
更新: 2019-04-16 18:00:00
手足の爪の生え際を手の指でもむだけの簡単な療法ですが、自律神経のバランスを整えるのに優れた効果があります。耳鳴り、メニエール病のめまい、頻尿の改善など、さまざまな効果が現れます。【解説】永野剛造(永野医院院長・日本自律神経免疫治療研究会会長)
更新: 2019-04-15 18:00:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt