【ガンとは何か】そもそも癌って何? なぜ癌になるの? 予防に効果的な食べ物は? (子供でも分かる大人の病気)
人間は、胎児のときからガンの遺伝子を持っていますが、出生時に、ガンの遺伝子は読み込まれない位置に入り込み、身を潜めます。【解説】川嶋朗(東京有明医療大学保健医療学部教授・医師)
なぜ、人はガンになるの?
人間は、胎児のときからガンの遺伝子を持っていますが、出生時に、ガンの遺伝子は読み込まれない位置に入り込み、身を潜めます。ところが、ダイオキシンなどの発ガン物質、紫外線、ウイルス、喫煙などの刺激によって、ガンの遺伝子が読み込まれ、やがてガンが発症するのです。ガンの遺伝子が読み込まれても、本来は、免疫機能(病気に抵抗する体のしくみ)によって、ガンにはならないのですが、なんらかの原因によって免疫力が落ちていると、ガンを発症します。
どうすれば防げるの?
ガンになりにくい体づくりには、体を冷やさない生活習慣が重要です。湯たんぽや腹巻きなどで、まず体を温めましょう。ガン発症の原因の30%は、食生活にあるともいわれています。根菜類など、体を温める野菜中心の和食などがよいでしょう。塩分や脂分の取り過ぎには注意してください。なお、キノコ類の多食はガンの発症を抑えるといわれています。適度な運動も大切です。
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