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足首を丁寧に回して女子力アップ!PMS・生理痛の改善方法

足首を丁寧に回して女子力アップ!PMS・生理痛の改善方法

足首回しは、生理の不調や更年期障害、不妊症、冷え、むくみなどの女性ならではの悩み全般に対応できます。また、腰痛や座骨神経痛、ひざ痛など、ヘソから下の痛みにも効果的です。【解説】古久澤靖夫(ブリージングストレッチ本院院長)

女性の健康は足首を見ればわかる

「女性の健康は足首を見ればわかる」「足首は女の急所」と言っていいほど、足首は女性にとって重要な部位です。
反射区(体の器官や内臓と関連する足の部位)でみると、女性の足首の内側は子宮、足首の外側は卵巣と深くつながっています。

ほかにも、インドのヨガの「関連部位」や、中国医学の「経絡(気の通り道)」や「ツボ」でも、子宮や卵巣などの生殖器が、足首と非常に強いつながりがあるといわれてきました。
足首にあるツボを鍼で刺激すると、逆子が直るという話もあるほどです。

私自身も長年、整体の施術をしてきた経験から、女性の足首を整えると、生理のトラブルや更年期障害など、婦人科系のさまざまな悩みが改善したところを数多く見てきました。
例えば、生理がダラダラと続くかたの足首を締めると、出血が止まったり、生理が来ないかたの足首を刺激すると、その日の夜に生理が来たりすることがあったのです。

逆に妊娠中に足首を捻挫したら、流産したという話も、昔から聞きます。
つまり、反射区や関連部位、ツボなど、言い方に違いはあっても、さまざまな分野の施術家の間では、足首と生殖器は密接につながっていると、体験的に知られていたのです。

これは男性にもいえることで、プロ野球のスカウトマンの中には、選手が一流になれるかどうかは、足首を見て判断するという人もいるそうです。
足首がキュッと引き締まっている人ほど、一流の選手になりやすいのだとか。

足首は、鍛えれば鍛えるほど、引き締まる部位です。
足首が細く引き締まっているほうが、自分の体重を支えやすくなるのです。

足首を動かせば骨盤も調整される

私の経験上、足首がむくんでいたり、硬くて曲がりにくかったり、太くなったり、くるぶしの左右差があったりするかたは、更年期障害が起きやすく、婦人科系の不快な症状を抱えやすくなります。
足首を整えると、いちばんよくなるところは骨盤です。

簡単にいうと、足首を大きくしたものが骨盤で、足首は骨盤の子どものようなものなのです。
一般のかたがなかなか調整しにくい骨盤のゆがみも、足首を整えることで、改善できます。

足首と骨盤の骨自体が、股関節や仙腸関節と直結しているので、足首を動かせば、骨盤もよく動きます。
足首は、骨盤の状態がそのまま反映されているのです。

骨盤を大きく動かせない高齢のかたでも、足首を調整すると、骨盤を遠隔的に整えられます。
そのため、足首をやさしく刺激するだけで、腰痛がらくになったりすることも少なくありません。

また、足首を触ってみると、冷えている人が多いです。
足首が冷えているということは、骨盤の中の子宮や卵巣も冷えていて、血の巡りが悪くなっています。

私は体の冷えを感じているかたには、足湯をお勧めしています。
足湯は、単に足首を温めるだけでなく、足首と深いつながりのある骨盤内の子宮や卵巣も温めて、血流がよくなる作用があるのです。

足首が冷えると「女の勘」も鈍る?

もう1つ、「足首は女の急所」と言うのには、理由があります。
足首がむくんだり、太くなったり、冷えたりすると、女性がもともと持っている感性が鈍るのです。

いわゆる「女の勘」や、思いやり、気配り、セックスのときの快感、体の不調に対する感覚など、あらゆる感性が落ちてしまいます。
また、日常のさまざまな場面で、うれしい出来事があったり、人から賞賛されたり、認められたとしても、すなおに受け取れなくなってしまうのです。

感性や感情の傾向が体の硬さや動きの制限に出ていることは、よくあります。
女性の足首の状態と感性の関係性は、私だけでなく、さまざまな整体の先生がたが臨床での経験に基づいて、おっしゃっています。

一方、足首が引き締まっている人は、こうした女性ならではの感性が豊かです。
ですから、女子力を高める意外な秘訣は、足首を整えることなのです。

湯ぶねでの足首回しはらくで効率がいい

それでは、足首を整える「足首回し」をご紹介しましょう。
私はふだん、1回の施術で、足首を数百回から千回程度、回しています。

しかし、セルフケアとして、一人では足首をいっぺんに数百回も回せないというかたも多いのではないでしょうか。
そこで、らくに効率よくやれるのが、お風呂の中で足首回しを行う方法です。

浴槽の中で水の抵抗や浮力を利用しながら、手を一切使わずに足首だけを大きく回します。
空気中より水中のほうがやわらかい抵抗があるので、足首まわりを効率よく鍛えることができます。

左右の足首の右回しと左回しを各10回の目安で行ってみてください。
お風呂の中で足首を曲げたり伸ばしたりして、アキレス腱をストレッチするのも、お勧めです。

こうして日常的に足首を回して整えることで、子宮や卵巣などの生殖器や泌尿器の調子もよくなります。
私が生徒さんからいちばんよく聞く効果は、生理が来なかったり長引いたりする、生理にまつわるトラブルです。

一見、真逆の現象のように思えますが、足首を回すことで、両方の症状が整えられます。
生理前の体の張りやイライラなどの不調を感じるPMSや、鎮痛剤が手放せないほどの重い生理痛が解消されたかたもいます。

更年期障害で眠りが浅かったのが、とてもよく眠れるようになったかたもいます。
足首回しは、生理の不調や更年期障害、不妊症、冷え、むくみなどの女性ならではの悩み全般に対応できます。

また、腰痛や座骨神経痛、ひざ痛など、ヘソから下の痛みにも効果的です。
女子力アップや不調の改善のために、足首回しをぜひ試してみてください(※妊娠中のかたは、足首回しをお休みしてください。生理中のかたで違和感がある場合も中止しましょう)。

お風呂で行う「足首回し」のやり方

解説者のプロフィール

古久澤靖夫(こくざわ・やすお)
ブリージングストレッチ本院院長。
呼吸法・胴体力・ヨガ・氣功・整体などを学び、独自に考案した「ブリージングストレッチ」の教室を開き、日々多くの人の身体改善指導を行い、実績をあげている。会員にはセラピスト、治療家、ヨガの指導者といったプロのヒーラーたちも多く、強い信頼を得ている。著書に『背骨を整えると脳が冴える』(主婦の友社)『子ども整体』(講談社)『しあわせを引き寄せるカラダ』(現代書林)などがある。

●ブリージングストレッチ本院
東京都台東区浅草橋1-11-5鈴武浅草橋駅前ビル3階
TEL 03-3866-2003
https://www.breathing-stretch.com/

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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