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【慈恵医大式】押し麦を使った「大麦レシピ」で便秘を解消

【慈恵医大式】押し麦を使った「大麦レシピ」で便秘を解消

東京慈恵会医科大学附属病院では、入院患者さんへの昼食に、毎日、大麦が3割入ったごはんを出しています。調理が簡単で美味!便秘を解消し免疫力もアップと人気の慈恵医大式「大麦レシピ」をご紹介します。【監修】濱裕宣(東京慈恵会医科大学附属病院・管理栄養士)

麦ごはんの作り方

【材料】
米7に対し、大麦3の割合で用意する。
※米1合に対して大麦は約60g

【作り方】
①米をいつもどおりに研ぎ、炊飯器に入れて、目盛りに合わせて水加減をする。

②米7に対し、3の割合で大麦を加える。

③加えた大麦の2倍の量の水を足す(※)。

④約30分浸水させてから、炊く。

⑤炊き上がったら、よく混ぜる。
※大麦60gなら、水は120g入れる

ヒジキのサラダの作り方

1人分…141kcal、塩分…1g

【材料】
・押麦………7g
・キュウリ…5g
・コーン缶…5g
・芽ヒジキ…3g
・ニンジン…5g
・A{マヨネーズ…10g、めんつゆ(市販)…5g}
・トッピング{ゴボウ…5g、サラダ油…1g}

【作り方】
①押麦を20分ゆでて、ザルに上げ、流水でぬめりを取る。

②芽ヒジキは水で洗い、5分ほど水に浸してから熱湯で軽くゆで、ザルに上げる。

③キュウリとニンジンは、千切りにする。

④①と②をボウルに入れ、Aを合わせて入れる。

⑤④にキュウリ、ニンジン、コーン缶を入れて軽く混ぜる。

⑥⑤を器に盛り、トッピングに素揚げしたゴボウをのせる。

豆腐ハンバーグの作り方

1人分…241kcal、塩分…0.8g

【材料】
・タマネギ……… 40g
・木綿豆腐……… 60g
・鶏ひき肉……… 30g
・パン粉………… 15g
・塩……………… 0.6g
・サラダ油(全量で)3g
・大葉…………… 1枚
・押麦…………… 10g
・薄力粉………… 4g
・コショウ……… 適量
・付け合わせ{ゆでたブロッコリー…3房、ミニトマト…3個}

【作り方】
①タマネギはみじん切りにし、サラダ油でキツネ色になるまで炒めて冷ます。

②豆腐は水気をよく切る。大葉は千切りにする。
押麦は20分ゆでて、ザルに上げ、流水でぬめりを取る。

③①、②、残りの材料をすべてボウルに入れ、粘りが出るまでよくこねる。

④③を3等分して、空気を抜きながら丸く成形する。

⑤フライパンにサラダ油をひき、④を焼く。
具材がとても柔らかいので、型くずれしないよう、やさしくフライパンに並べる。

⑥片面に焼き目がついたら裏返して、中までしっかり火が通るまで両面を焼く。

⑦⑥を皿に盛り、付け合わせを添える。

ふろふき大根の作り方

1人分…128kcal、塩分…1.2g

【材料】
・大根…………… 100g
・コンブ………… 0.2g
・押麦…………… 10g
・鶏ひき肉……… 20g
・A{赤みそ…10g、砂糖…5g、みりん…2g}
・ユズ…………… 1g

【作り方】
①大根は輪切りにして皮をむく。
輪切りにした片方の断面に、十文字に1/3程度まで包丁で切り込みを入れて、下ゆでをする。

②押麦は20分ゆでて、ザルに上げ、流水でぬめりを取る。

③鍋に①とコンブを入れ、水をヒタヒタに入れて火にかける。
沸騰させないように弱火で30~40分煮る。串がスッと通るまで煮る。

④鶏ひき肉をいため、火が通ったらAを入れ、焦げないように混ぜながら、なめらかになるまで煮立たせる。

⑤④に②と刻んだユズを加えて、麦みその出来上がり。

⑥③を器に盛り、⑤をのせる。大葉の千切り(分量外)をのせてもよい。

解説者のプロフィール

濱裕宣
東京慈恵会医科大学附属病院栄養部課長。管理栄養士。医大発のレシピ本が続々と出る中、慈恵医大ならではの特色を生かしたレシピ本といえばこれしかないと思い、企画した『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』(出版文化社)が大好評となる。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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