MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
【腰痛・坐骨神経痛】痛みを改善する「耳ツボ」の位置ともみ方

【腰痛・坐骨神経痛】痛みを改善する「耳ツボ」の位置ともみ方

私の鍼灸院では、体に施術する通常の鍼灸治療に加えて、25年以上前から、耳にあるツボを用いた治療法を取り入れています。そこで今回は、痛みの解消に効果的な耳もみの方法を紹介しましょう。【解説】村山哲郎(戸塚鍼灸院院長)

解説者のプロフィール

村山哲郎
岡山県生まれ。日本鍼灸理療専門学校卒業。操体法、カイロプラクティック、オステオパシー等の手技療法を習得。鍼灸治療、耳鍼を基本とした、様々なアプローチを行う。自宅でできるセルフケアを考案し患者に紹介している。

●戸塚鍼灸院
244-0003
横浜市戸塚区戸塚町120斉藤ビル3F
TEL 045-881-2854
http://okirakuseijin.cocolog-nifty.com/

耳への刺激は痛みにすばやく即効効く

私の鍼灸院では、体に施術する通常の鍼灸治療に加えて、25年以上前から、耳にあるツボを用いた治療法を取り入れています。
最初に私が耳ツボに注目したきっかけは、座骨神経痛を患う50代の男性患者さんの治療でした。

座骨神経痛は、腰から足の裏側にかけて延びる座骨神経に沿って激しい痛みが走ります。
非常に治りにくい病気としても知られています。

その患者さんも、なかなか治らず、困っていました。
ところが、ある日ふと思いついて、従来の治療法に加え耳のツボに鍼をしてみたところ、座骨神経痛が一転、みるみる快方に向かっていったのです。

この経験を機に、私は耳ツボの鍼灸治療に関心を抱くようになり、積極的に耳鍼を治療に取り入れてきました。

耳鍼は、体に鍼を打つ従来の治療法に比べて、腰痛、ギックリ腰、ひざ痛、頭痛、歯痛、首や肩の痛みなど、痛みを伴う症状に即効性があることがわかりました。

また、アレルギー疾患や、ストレスによる神経症、トラウマ、神経性頻尿、不眠、ダイエット、禁煙などにもたいへん効果があります。

耳ツボ療法は、指で耳をひっぱるようにしてもんだりこすったりして、一般の人も簡単に行うことができます。

ピンポイントでツボを刺激する耳鍼治療に比べると、即効性は劣りますが、自分で手軽にできるのが、大きなメリットだといえます。

そこで今回は、痛みの解消に効果的な耳もみの方法を紹介しましょう。

強めの力で1~2分刺激する

耳もみは、どんな姿勢で行っても構いません。
耳をもむ場所は、体のどの部位が痛むかによって違います(下の図のやり方参照)。

体の痛い部位に対応する耳のゾーンと、その周辺を、少しずつ位置を変えながら、指でひっぱったり、押したりしながらもみます。
耳をもみながら、特に強い痛みを感じる場所や、硬いしこりのような感触のある場所を探します。

見つかったら、その場所を強めの力で1〜2分もみます。
私が腰痛やひざ痛などの治療を行うときは、耳ツボに鍼を打った状態で患者さんに患部を動かしてもらう、運動鍼という技法を用いています。

これにならって、耳をひっぱったり押したりしながら、体の痛む場所を動かしてみると、より効果的だと思います。
ただし、いきなり痛む部分を大きく動かしたりせず、少しずつ行いましょう。

歯痛の場合、歯痛ゾーンに加えてもんでおくといいのが、「神門」という、耳の上のほうにあるツボです。
神門は、痛みを伴う症状や、ストレスからくる不調などの改善に万能的な効果があります。

耳もみを行うときは、耳を傷つけないよう、手の爪は短く切りそろえておきます。
耳に傷や炎症のある場合は、傷が治るまで中断してください。

妊娠中の人は、腰痛ゾーンの耳もみは避けたほうが無難ですが、それ以外のゾーンは差し支えありません。
耳には「人体の縮図」のように、全身のあらゆる部位に対応するツボが集まっています。

東洋医学では、耳は生命力をつかさどる「腎」と関係の深い臓器とされています。
したがって、耳を全体的にもむ耳もみを習慣にすれば、痛みの解消のみならず、全身の活性化や健康増進に大いに役立つでしょう。

腰痛、ひざ痛、歯痛に対応する「耳もみ」のやり方

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
言われるがままバンドを巻き体を動かしてみたところ、腰とお尻の下の鈍い痛みがその場でスッと消えたのです。心底びっくりし「これはなんですか?」と関口先生に聞いたところ、43円療法と教えられました。私の体に43円療法は合っていると思います。体の痛みを自分で調整できるのはありがたいです。【体験談】奥田弘毅(仮名・無職・69歳)
更新: 2019-03-17 18:00:00
私は腰痛や座骨神経痛の痛みをもっとすっきり取る方法はないかと考えていました。これらの痛みは背骨や骨盤を矯正しても、多少改善されるだけで劇的にはよくなりません。試行錯誤を続けているうち、「大腿直筋」という筋肉が、硬くこわばっているために、腰痛などが起こっていることがわかったのです。【解説】関口志行(ツバサ整骨院院長)
更新: 2019-03-03 18:00:00
驚いたのは、体操を教わった直後の出来事です。「走ってみてください」先生がそうおっしゃったのです。足を引きずりながら治療院にたどり着いた私です。まさか走れるわけが…、と思いながら足を動かしました。すると、本当に走れるではありませんか。まるで先生に魔法をかけられたかのようでした。【体験談】阿部道子(仮名・主婦・73歳)
更新: 2019-02-07 18:00:00
痛みは、筋肉の硬直から起こります。筋肉がかたくなると、それに引っ張られて骨や関節がゆがみ、神経や血管が圧迫されて痛みが出ます。しかし、手首を押さえながら体を左右にねじると、筋肉が緩んで、骨が本来の正常な位置に戻ります。それによって神経や血管の圧迫がなくなり、痛みが取れていくのです。【解説】関口志行(ツバサ整骨院院長)
更新: 2018-11-11 18:00:00
足の指回しを始めて1ヵ月ほど経つと、腰痛も気にならなくなっていました。足の指回しは、特に女性のスタッフに大好評です。「これを始めてから冷え症が治った」「外反母趾や巻き爪が改善して、靴をはくのが楽になった」などと、うれしい効果を報告してくれます。【体験談】堀内太(美容師・52歳)
更新: 2018-10-20 07:00:00
最新記事
始めて1カ月ぐらいたったころから「やせた?」と聞かれたり「キレイになったね」と言われたりするようになりました。私は嫌な感情が出てくると1日に何度もピンク呼吸をするようにしました。何事も「まぁ、だいじょうぶか!」と気楽に考えられるようになり、仕事や人間関係で悩む回数が減りました。【体験談】夏陽りんこ(声優・32歳)
更新: 2019-03-26 18:00:00
腱鞘炎やバネ指は、手を使うことが多いかたなら、だれもが起こす可能性のある指の障害です。バネ指というのは、わかりやすくいえば、腱鞘炎がひどくなったものです。腱鞘炎も、バネ指も、主な原因は指の使いすぎです。痛みやしびれを改善する一つの方法として、「手首押し」をご紹介します。【解説】田村周(山口嘉川クリニック院長)
更新: 2019-03-26 10:54:05
おならが止まらない、お腹にガスがたまるガス腹、苦しいですね。たまりすぎると、おなかがパンパンに張ってしまうし、出るガス(おなら)も臭くなります。また、臭いガスにはニトロソアミンなどの発ガン物質が含まれており、大腸ガンの原因になります。【解説】後藤利夫(新宿大腸クリニック院長)
更新: 2019-03-26 10:53:47
私たちは患者さんに高負荷の運動をしてもらい成果を上げてきました。しかし脊柱管狭窄症の患者さんの場合、痛みを伴うほど過度に行うと、逆に症状を悪化させてしまうことがあるのです。そこで、私がお勧めしたい体操が、「水平のポーズ」と「でんでん体操」です。【解説】田島文博(和歌山県立医科大学医学部リハビリテーション医学講座教授)
更新: 2019-03-25 18:00:00
その翌朝です。目が覚めた瞬間、「これまでと違う」とはっきりわかりました。まぶたが軽く、目がぱっちり開いているのです。鏡で見ると、目元もフェイスラインもスッキリしています。起き抜けにむくんでいない自分の顔を見るのは久しぶりでした。うれしくてテンションが上がりました。【体験談】香山智美(仮名・自由業・38歳)
更新: 2019-03-24 18:00:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt