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【専門医が監修】食事療法で改善!頭痛・片頭痛対策レシピ

【専門医が監修】食事療法で改善!頭痛・片頭痛対策レシピ

国民病ともいえる「頭痛」。それにも関わらず、頭痛は社会的に「病気」とは認知されていません。市販の鎮痛薬を飲んで痛みが治まるまで耐えてる方も多いのではないでしょうか。ここでは症状の改善に役立つ食材をふんだんに使ったレシピをご紹介します。【監修】山田洋司(梅ノ辻クリニック院長)【料理】MICHIKO(食養生士・料理研究家)

見過ごされがちなのが、食事と頭痛の関係です。食事は毎日のことなので、頭痛の発症に、少なからず影響を及ぼします。

 あなたが頭痛持ちで、あらゆる手を打ってもなかなか改善しない場合、食事の内容に目を向けてみてください。頭痛の誘因となる成分が多い食品を、知らず知らずのうちに、頻繁に摂取しているかもしれません。

しらす干しとシュンギクのタラコ炒め

春の香りを満喫!ほどよい塩気にご飯が進む
(エネルギー 163kcal、塩分 1.5g、各1人分)

【材料】(2人分)
しらす干し…20g
シュンギク…1/2束(80g)
タラコ…1/3腹(30g)
エリンギ…1本
米油…大さじ1
塩コンブ…3g
白ゴマ…大さじ1

【作り方】
❶シュンギクとタラコは1cm幅に切る。エリンギは粗みじん切りにする。
❷フライパンに米油を中火で熱し、シュンギクとエリンギを炒め、水分を飛ばす。
❸タラコとしらす干し、塩コンブ、白ゴマを加えて弱火にし、しらす干しがカリッとするまで炒め、器に盛る。

鶏レバーとウズラのプルーン煮

バルサミコ酢がアクセント!ぜひ試したいおいしさ
(エネルギー 245kcal、塩分 0.2g、各1人分)

【材料】(2人分)
鶏レバー(下処理済み)…140g
ウズラ卵(ゆで)…4個
プルーン…6個
アスパラガス…2本
ゴボウ…7cm
ニンニク…1/2片
オリーブオイル…小さじ1
酒…大さじ3
バルサミコ酢…大さじ1/2

【作り方】
❶鶏レバーは一口大に切り、アスパラガスは斜め切り、ゴボウはささがき、ニンニクはみじん切りにする。 
❷フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、ニンニクを入れ、鶏レバーとゴボウを炒める。    
❸アスパラガス、プルーン、ウズラ卵と酒を加え、ふたをして弱火で3分ほど蒸し煮にする。
❹バルサミコ酢を回しかけて、ひと混ぜし、器に盛る。

切り干し大根と干しエビの台湾風オムレツ

台湾ではおなじみ!シャキシャキ歯ざわりが楽しい♪
(エネルギー 252kcal、塩分 1.0g、各1人分)

【材料】(2人分)
切り干し大根…15g
卵…3個
Ⓐ 干しエビ…大さじ1、ニンニク…1/2片(みじん切り)、酒…大さじ2、しょうゆ、砂糖…各小さじ1
ゴマ油…大さじ1
ネギ(青い部分)…5cm(小口切り)

【作り方】
❶切り干し大根は水で戻し、2cm長さに切り、水気をしぼる。
❷ボウルに卵を割り、①とⒶを加え、よく混ぜる。
❸フライパンにゴマ油を中火で熱し、②を一気に流し入れ、大きく混ぜる。ネギを散らし、ふたをして弱火で4分ほど焼く。
❹器に盛り、食べやすい大きさに切る。

アサリとマイタケのカレーパスタ 温たま添え

ガーリックがガツンとスパイシー!貝のエキスが旨味を増す
(エネルギー 444kcal、塩分 2.5g、各1人分)

【材料】(2人分)
アサリ(砂抜き済み)…200g
マイタケ…60g
カレー粉…大さじ1
スパゲティ(乾)…140g
温泉卵…2個
ニンニク…1片
パセリ…3g
オリーブオイル…小さじ1
酒…大さじ2
塩、コショウ…各少々

【作り方】
❶マイタケは石突きを取り除き、小房に分ける。ニンニクとパセリはみじん切りにする。
❷スパゲティは袋の表示どおりにゆでる。
❸フライパンにオリーブオイルとニンニクを中火で熱し、アサリとマイタケ、カレー粉を入れて炒め、酒を加え、ふたをして弱火で3分ほど蒸し煮にする。
❹②を加え、塩、コショウで味を調え、全体を混ぜ合わせる。
❺器に盛り、温泉卵を落とし、パセリを散らす。

アーモンドと春キャベツの炊き込みご飯

カリッと歯ごたえが新鮮!春らしい彩りをいただく
(エネルギー 572kcal、塩分 0.7g、各1人分)

【材料】(2人分)
アーモンド(素焼き)…40g
キャベツの葉…2枚
エノキダケ…1/2株
米…1.5合
ミックス雑穀(3合用)…1/2袋(適宜調整。なくても可)
コンブ…4cm角1枚
塩…小さじ1/4

【作り方】
❶キャベツは5cm長さの、太めのせん切りにする。エノキダケは根もとを切り落とし、半分の長さに切ってほぐす。
❷米を炊飯釜に入れ、1.5合の目盛りまで水を注ぎ、①とミックス雑穀、コンブ、塩を加えて普通に炊く。
❸炊き上がったら、大きく砕いたアーモンドを加え、全体を混ぜ合わせ、器に盛る。

ヒジキと糸寒天、大豆のみそスープ

食物繊維たっぷりでおなか大満足!
(エネルギー 79kcal、塩分 1.3g、各1人分)

【材料】(2人分)
芽ヒジキ(乾)・糸寒天…各5g
ダイズ(水煮)…大さじ3
干しシイタケ…2枚
水…300ml
絹さや…4枚(斜め半分に切る)
みそ…大さじ2

【作り方】
❶芽ヒジキは水で戻す。
❷干しシイタケは分量の水で戻し、薄切りにする。
❸②を戻し汁ごと鍋に入れ、水気を切った①とダイズを加え、弱火で3分ほど煮る。
❹絹さやを加え、みそを溶き入れ、糸寒天を加え混ぜたら器に盛り、熱いうちにいただく。

ハマグリの豆乳クラムチャウダー

塩味のスープにサツマイモの甘さが絶妙!
(エネルギー 118kcal、塩分 1.7g、各1人分)

【材料】(2人分)
ハマグリ(砂抜き済み)…150g
豆乳、水…各200ml
タマネギ…1/3個
サツマイモ…1/4本
塩・コショウ・万能ネギ(小口切り)…各少々

【作り方】
❶タマネギは薄切りにし、サツマイモは1cm角に切る。
❷鍋に分量の水と①を入れ、中火にして煮立ったら3分ほどゆで、ハマグリを加える。
❸豆乳を加え、再度煮立ったら弱火にし、塩、コショウで味を調える。
❹ハマグリの口が開いたら、器に盛り、万能ネギを散らす。

サバ缶とがんもどきのトマト煮

濃厚な旨味に感激!ショウガがきいた一品
(エネルギー 433kcal、塩分 2.2g、各1人分)

【材料】(2人分)
サバ水煮缶…1缶(150g)
がんもどき…1枚
トマト水煮缶(ダイスカット)…1/2缶(200g)
ショウガ…1片
コマツナ…1/4束
Ⓐ みりん…大さじ1、ソース…小さじ2、コショウ…少々
白ゴマ…少々

【作り方】
❶がんもどきは放射状に6等分し、ショウガはせん切りにする。
❷コマツナは3cm長さに切る。
❸鍋にサバ缶の汁と、トマト缶の中身をあける。沸騰したら、①とサバを加え、中火で3分ほど煮る。
❹Ⓐを加え、②を入れてさっと煮て、器に盛り、白ゴマを振る。

豚レバーとクレソンのハニーマスタード炒め

さわやかなクレソンと甘酸っぱさがあとを引く
(エネルギー 245kcal、塩分 1.4g、各1人分)

【材料】(2人分)
豚レバー(薄切り・下処理済み)…120g
クレソン…1束
Ⓐ 溶き卵…1/3個分 酒…大さじ1
片栗粉…小さじ2 米油…小さじ1
ジャガイモ…1個 ニンジン…5cm
米油…小さじ1 ニンニク…1片(みじん切り)
Ⓑ 粒マスタード…大さじ1
ハチミツ、しょうゆ…各小さじ2

【作り方】
❶豚レバーをⒶに15分ほど漬け込む。
❷ジャガイモとニンジンは5cm長さの短冊状に切り、ラップをして、電子レンジ強で3分ほど加熱する。
❸フライパンに米油とニンニク、①を入れ、中火でよく炒め、②を加えてさらに炒める。
❹よく混ぜたⒷと、食べやすく切ったクレソンを加え、さっと炒め合わせ、器に盛る。

マグロと菜の花のノリドレッシング和え

磯の香りが食欲をそそる和風カルパッチョ!
(エネルギー 217kcal、塩分 1.4g、各1人分)

【材料】(2人分)
マグロ(刺し身・サク状)…150g
菜の花…60g
カシューナッツ(素焼き)…15g
ミニトマト…4個
ミョウガ…1本
カイワレ大根…1/6パック
Ⓐ ノリ…八つ切り(5×10cm程度)1枚(細かくちぎる)、酢・オリーブオイル…各大さじ1、塩…小さじ1/2、コショウ・ハチミツ…各少々

【作り方】
❶マグロは一口大の角切りにする。
❷菜の花は塩少々(分量外)を入れた湯でさっとゆで、ざるに取って冷まし、3cm長さに切る。
❸カシューナッツは大きく砕く。ミニトマトは4等分、ミョウガはせん切りにする。カイワレ大根は根もとを切り落とし、2cm長さに切る。
❹器に①を並べ、②を添えて③を散らし、よく混ぜたⒶをかけていただく。

監修者のプロフィール

山田洋司
梅ノ辻クリニック院長(高知市)。日本頭痛学会専門医。日本脳神経外科学会専門医。1981年、神戸大学医学部卒業後、複数の病院に勤務し数多くの手術を手がける。90年、梅ノ辻クリニックの前身の長尾病院に脳神経外科医長として着任。2001年より現職、04年に頭痛外来を開設。著書に『頭痛が治る、未来が変わる!』(三宝出版)がある。

●梅ノ辻クリニック
高知市梅ノ辻8番7号
TEL 088-833-4580
http://www.umenotsuji-cl.jp/

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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