
市販の鎮痛薬で痛みをどうにかしのぐ日々
私はもともと頭痛持ちでしたが、症状がひどくなったのは、50代に入ってからです。パソコンで目を酷使する機会が増えたのが、影響したのでしょう。
昨年くらいからは、少なくとも3日に1回は頭痛が起こるようになりました。以前はもっと間隔が空いていたので、明らかに症状が悪化しています。
私の場合、忙しい時期が続いて疲れがたまると、頭痛が起こりやすくなるようです。たいていは、左目の奥から頭頂部にかけて、ズキズキした激しい痛みが走ります。
疲れ目のせいではないかと、眼科を受診し、ドライアイの目薬を処方してもらったこともあります。しかし、目薬をさしても、頭痛の起こる頻度や、痛みの強さは変わりません。
悩みの種ではありましたが、幸い、市販の鎮痛薬によく効く物を見つけました。私の体質に合うのか、これを飲むと痛みが治まるのです。
この薬でどうにか痛みをしのいでいたので、頭痛治療のために内科や脳神経外科を受診するという考えには至らないまま、年月が過ぎていきました。
ところで私は、2016年の夏から、立林幸汰先生の接骨院にお世話になっています。きっかけは、股関節痛です。
私はそれまで、整骨院や整体など、数多くの治療院に通ってきました。しかし残念ながら、自分にピッタリと思えるところがなかなか見つかりません。どこも1~2回行くだけで、また別の治療院を探す、というのをくり返してきました。
立林先生の接骨院は、インターネット上でたまたま見つけました。試しに施術を受けてみたところ、股関節の痛みが、かなりよくなったのです。
このときの治療に満足できたので、股関節痛が改善してからも、定期的に体のメンテナンスをしてもらっています。立林先生のところは、私にとって、初めて継続して通っている治療院なのです。
こうした流れで、それまでは主に関節や筋肉を調整してもらっていましたが、「そうだ、頭痛についても先生に相談してみよう」と考えたのが、2017年の秋のことです。
それまでなんとか薬を飲んでやり過ごしてきましたが、頭痛が起こるたびに薬を飲むのは、やはり体にいいとは思えず、ずっと気になっていたのです。
ひどい肩こりが段違いに楽になった!
たまたま、治療院を予約していた日に頭痛があったので、立林先生に相談し、頭痛をメインに施術してもらったところ、痛みがすっかり解消しました。
そしてちょうどこのころ、先生のほうも頭痛治療に力を入れ始めたところで、セルフケア法として教えていただいたのが、「首ユラユラ体操」でした。
首ユラユラ体操は、あおむけになり、頭をゆっくりと左右に倒すだけと、とても簡単です。早速、自宅で毎日のように取り組むことにしました。
私はいつも、就寝前に、布団に横になった状態で行います。体操にかける時間は、せいぜい2分程度。実際にやってみるとわかりますが、けっこう気持ちがいいものです。
こうして毎日続けていたところ、しばらくして、ふと気がつきました。3日に1回は起こっていた頭痛が、施術を受け、セルフケアを始めて以来、一度も起こっていないのです。これには驚きました。
あれからすでに、半年近くが経ちますが、頭痛はピタリと止まったまま。毎日根気よく続けているとはいえ、あれほどひどかった頭痛に、ここまで効果があるとは、正直、思ってもみませんでした。
おかげで、鎮痛薬を飲む必要もなくなり、薬漬けの毎日と縁を切ることができました。心からうれしく思っています。
よくなったのは、頭痛だけではありません。
近年はパソコン作業が増えたせいか、肩こりもひどく、困っていました。立林先生のところで施術を受けるとよくなりますが、またすぐ、悪化します。ところが、首ユラユラ体操を始めてからは、肩こりが段違いに楽になりました。
また、車を運転していて、おもしろいことに気づきました。以前から私は、バックで車庫入れするのが苦手でした。まっすぐ入れているつもりが、なぜか曲がってしまうのです。
ところが、首ユラユラ体操の効果を実感したころから、急にうまく車庫入れができるようになったのです。姿勢が改善したことで、バランス感覚までよくなったのかもしれません。
すばらしいセルフケア法を教えてくださった立林先生には、感謝しきりです。これからも、続けていきたいと思います。

やってみると気持ちがいい!
首や肩の緊張がほぐれ頭痛が解消した(徳永接骨院・淵野辺院院長 立林幸汰)
太田さんは当初、後頭部と首の境目辺りの筋肉が、強く緊張していました。特に左側の状態がひどく、この部分のコリが、ご本人の「左の目の奥が痛い」という感覚とも相関があったと思われます。
首ユラユラ体操に熱心に取り組まれたことで、首や肩周りの筋肉がほぐれ、血流や神経の通りが改善。頭痛の解消につながりました。施術の効果を長続きさせるためにも、ぜひセルフケアを続けてください。