MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
【体験談】事故の後遺症で痛む足首が「足の裏しぼり」で改善

【体験談】事故の後遺症で痛む足首が「足の裏しぼり」で改善

私がバイク事故に遭ったのは、今から1年半ほど前のことです。突然飛び出してきた車を避けようとして横転し、そのときに左足を強打しました。病院ですぐに診てもらったところ、左足首の骨挫傷とのこと。痛みがひどく、くるぶしがわからなくなるほど患部が紫色に腫れ上がっていました。【体験談】一瀬尚哉(33歳・会社員)

足の裏を両手で雑巾のようにしぼる!

 私がバイク事故に遭ったのは、今から1年半ほど前のことです。突然飛び出してきた車を避けようとして横転し、そのときに左足を強打しました。
 病院ですぐに診てもらったところ、左足首の骨挫傷とのこと。痛みがひどく、くるぶしがわからなくなるほど患部が紫色に腫れ上がっていました。

 それからしばらくは、治療の日々が続きました。幸いにして、あれほどパンパンだった左足首の腫れは、時間とともに快方へ向かっていきました。

 しかし困ったことに、いつまで経っても痛みが消えなかったのです。
 見た目はもとどおりになったにもかかわらず、常時、左足首に鈍い痛みを感じます。レントゲンも撮りましたが、足首に異常は何も見つかりません。
 その後も病院に通ってリハビリを続けたものの、症状が改善する兆しはありませんでした。けっきょく、リハビリを始めてから1年経ったところで、このままではいっこうによくならないと思い、別の治療法を探すことにしたのです。

 そこで訪れたのが、根津憲継先生のセンターでした。最初に根津先生は、患部だけを見るのではなく、足の裏や全身の関節、筋肉の動きを一つ一つ確かめていました。そして私の体は、一般の人に比べてとてもかたくなっていることを指摘されたのです。

 その日、ひととおり施術が終わったあとに先生から教えてもらったのが、「足の裏しぼり」でした。イスに座りながら両手で足の裏を雑巾のようにしぼると、かたくなっている足の裏がほぐれて、徐々に正しい情報が足から入ってくるようになるとのこと。それが、左足首の痛みの改善につながるというのです。とても簡単な方法だったので、私は勧められるがままに、それから毎日、足の裏しぼりをすることにしました。

足首の可動域が広がり四方によく動く!

 私は、仕事の休憩中や家にいるときなど、1日のなかで空いた時間に足の裏しぼりを行います。片足を3回ほどギュッギュッとしぼったら、もう片方の足も同様に行います。これを毎日3セットほど行うのを習慣にしました。

 このようにして、施術を受けながら、足の裏しぼりを行う生活を1ヵ月ほど続けていました。するとあるとき、左足首の痛みが以前よりもかなり和らいでいることに気がついたのです。1年間病院でリハビリを続けても全くよくならなかったのが、うそのようです。

 かたくなっていた足の裏も、やわらかくなってきたのでしょう。足首の可動域が広がり、四方によく動くようになりました。おかげで、趣味のテニスをするときも、体の動きが以前とはまるで違います。準備運動として足の裏しぼりを行うと、特に違いを感じられます。

 また私は、高校生のときに、腰の骨が疲労骨折してしまったことがあります。腰椎分離症という症状です。以来、体に疲れがたまったり、長時間無理な姿勢を取っていたりすると、すぐに腰が痛くなっていました。
 それが最近では、腰の痛みがかなり楽になりました。これも、施術を受けながら、足の裏しぼりで毎日体を整えていたおかげだと思っています。

 今でも、体を動かし過ぎると、足首の痛みがひどくなるときがあります。今年の冬は大雪が降ったので、雪かきをするのが大変でした。一度、一日中雪かきをしていた日があり、足首の状態がかなり悪くなってしまいました。それでも、そのあとに施術を受け、毎日足の裏しぼりを行った結果、しだいに痛みは引いていったのです。
 残念ながら、足首の状態はまだ完治したとはいえません。しかし、痛みが完全に消える日もそう遠くないと思っています。

テニスをするときも体がよく動く!

脳幹の働きの向上が痛みの改善につながる(BiNIリハビリセンター横浜 根津憲継)

 足の裏しぼりを行うと、足の裏がやわらかくなり、正しい情報が足から入ってくるようになります。すると、その情報が脳幹へ伝わって、働きが活性化します。痛み改善には、脳幹の働きを向上させることが重要です。その点からも、痛みの改善につながったと考えられます。

解説者のプロフィール

根津憲継
理学療法士。BiNIリハビリセンター横浜勤務。2011年、帝京科学大学卒業。治療の傍ら、神奈川県横浜市において、専門家や一般のかた向けのセミナーも定期的に行っている。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
肩こりや腰痛を自分で治したい、体力をつけたい、という人のために、体を整えるための四つの要素「ほぐす・伸ばす・回す・鍛える」の頭文字をとった「ほのまき体操」をご紹介します。【解説】岩月麻里(おばた治療室代表)
更新: 2019-05-02 18:00:00
腰痛の原因はよくわかりませんが、年齢とともに筋力が落ちてきて前傾姿勢になってきたことと関係あるように思います。腰痛が解消したのは、姿勢がよくなったのが大きいと思います。前かがみでネコ背だったときには、おなかが出ていたのですが、背すじが伸びたらおなかもへこみました。【体験談】蓮池洋子(セラピスト・58歳)
更新: 2018-09-12 18:00:00
腰痛を治療するうえでは、患者さんをリラックスさせ、ストレスや緊張、不安を減らすことが重要なポイントだとわかります。私はこれを踏まえ、皆さんに「笑い筋ほぐし」という方法をお勧めしています。【解説】佐藤源彦(CLSマッサージスクール名古屋校代表)
更新: 2018-09-01 18:29:04
腰痛をくり返す人は、鎮痛剤や湿布が欠かせないと思っていませんか。しかし、薬に頼っていても慢性腰痛はよくなりません。では、どうしたら改善するのか?それは、ほんの少しの意識を持ち、簡単な体操「血流グッド体操」を行うだけでよいのです。【解説】伊藤邦成(いとう整形外科院長)
更新: 2018-09-01 17:44:05
私の治療院では、体の不調の改善を目的に、仙骨の矯正をしています。仙骨は骨盤の中央にあり、背骨のいちばん下とつながっている二等辺三角形の形をした骨です。一つの大きな骨に見えますが、実は五つの骨で構成されており、それぞれが微妙に動くことで体のバランスを保っています。【解説】青山正(荻窪接骨院院長)
更新: 2018-09-04 13:09:58
最新記事
「腰が痛い!」幅広い年齢層に蔓延する腰痛。しかし、病院に駆け込んで、骨や神経に異常が見つからない場合は「非特異的腰痛症」と診断されます。非特異的、つまり、原因不明の腰痛という意味。なんとも不思議な病名です。「腰が痛い」という異常があるから病院に来ているのに……。【解説】戸田佳孝(戸田リウマチ科クリニック院長)
更新: 2019-05-24 18:00:00
これまで、疲労が起きるのは、「エネルギーがなくなるから」「疲労物質が筋肉にたまるから」と考えられてきました。しかし、最新の研究によって、疲労が起きるほんとうの理由は、「自律神経の中枢である、脳がサビつくから」ということが、わかっています。【解説】梶本修身(東京疲労・睡眠クリニック院長)
更新: 2019-05-23 18:00:00
私は、これまで40年以上、タマネギをはじめとする、ネギ属の機能性成分を研究してきました。そこでタマネギには、確かに血液をサラサラにする働きがあるということが明らかになったのです。【解説】西村弘行(北翔大学・北翔大学短期大学部学長/東海大学名誉教授)
更新: 2019-05-22 18:00:00
見たいものにピントを合わせる「目の調節力」は25歳を過ぎる頃からどんどん低下し、30代後半から近くが見えづらくなる老眼になってきます。目の疲れや調節力の低下を改善するためにお勧めなのが、目の周囲を温める「温熱療法」です。私は、温熱療法の効果を多くの実験で確認しています。【解説】高橋洋子(みたにアイクリニック院長)
更新: 2019-05-21 18:00:00
「脊柱管狭窄症」「椎間板ヘルニア」などの改善のために行われる従来の脊椎手術は体への負担が大きく、後遺症が生じることもあります。そうした中、後遺症をほとんど残さない、新たな手術法が注目されています。【解説】白石健(東京歯科大学市川総合病院整形外科教授)【取材】山本太郎(医療ジャーナリスト)
更新: 2019-05-20 18:00:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt