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【顎関節症】原因は手首の硬さ!「手首整体」で顔の歪みを矯正

【顎関節症】原因は手首の硬さ!「手首整体」で顔の歪みを矯正

当院には、顔のゆがみや顎関節の痛み、首の痛みや頭痛の症状に悩んでいる人が来られ、治療は全身の骨の位置をチェックすることから始めます。すると、半分以上のかたが、手首の状態がよくありません。「手首を軟らかく保つ」ことは健康を保つことにつながるので、私は「手首整体」をお勧めしています。【解説】和田浩(整体の和(なごみ)院長)

手首と顔はダイレクトにつながっている

当院は、頭がい骨や顔面骨の調整を得意とします。
そのため、訪ねて来られる患者さんは、顔のゆがみや顎関節の痛み(顎関節症)、首の痛みや頭痛など、首から上の症状に悩んでいる人が多く見受けられます。

患者さんの多種多様な症状や訴えに対し、治療は全身の骨の位置をくまなくチェックすることから始めます。
すると、半分以上のかたが、手首の状態がよくありません。

手首が悪いというのは、硬くなって動きの悪い状態です。手首は「手根骨」という8個の細かな骨で構成されており、一つ一つの骨が緻密に働くことで、次のような手首の動きを可能にしています。

手のひらを下に向けた状態で・手の甲を上げる(背屈)・手のひらを下げる(掌屈)・親指側に曲げる(撓屈)・小指側に曲げる(尺屈)・手首をねじる(回旋)手首が硬くなると、先の五つの動きのうち、いずれかが動かしにくい、動きに引っかかりがある、曲げると痛む、手を床や机上につけないなどの症状が出ることもあります。

しかし、よほど悪くなければ痛みは感じないので、患者さんに自覚はあまりありません。

手首が悪くなる原因は「手の使い方の癖」

手首が悪くなる原因は、ほとんどの場合が手の使い方の癖です。

その影響で首、肩、頭、顔面骨などにゆがみが起こります。
それに伴い、骨盤や腰、ひざや足首にもねじれやゆがみが生じます。

また、左右の手首の関節の動きに差があることで、右半身と左半身のバランスがくずれます。
実際、左より右の手首の動きが悪い場合がよく見られます。

これは、右利きの人が多く、利き手をよりねじっているからと考えられます。
自覚のあるなしにかかわらず、手首の動きが悪い(硬い)、曲げると痛みがあるなどの状態を放置して慢性化させてしまうと、顎関節症や顔のゆがみの根本的な原因にもなります。

私の臨床経験上、右の手首が硬い人は、あごの右側のえら部分が左より高くなります(頭頂方向に上がる)。
また、あごが開口時にカクっと引っかかったり痛みが出ることもあります。

左手首が悪い場合は、顔の左側に同様の症状が現れます。
このように、手首と顔はダイレクトにつながっているといってもいいでしょう。

手首が体のいろいろな部分と関連している

手首が体のいろいろな部分と関連していることを実感していただくために、簡単な実験をしてみましょう。

座った姿勢でまっすぐ前を向き、ひざや机の上に両手の手のひらを軽く開いたまま置いて、顔をゆっくり左右に向けてみてください。

頸椎(首の骨)に異常がある人を除いて、左右の向きやすさに差はないはずです。

次に、右手の親指を中に入れて手を握ります。
左手は開いたまま顔を右に向けてください。
両手を開いているときよりも、首が動かしにくいでしょう。

しかし、左には向きやすくなっているはずです。
反対に、左手の親指を中に入れて手を握り、右手を開いた状態のときには、左に向きにくく、右に向きやすくなります。

これは、手根骨の一つである舟状骨の位置が、頸椎の回旋の動きに影響を与えているからです。
これは一例で、手首の骨は体のいろいろな部位と関連しています。

例えば、手首が硬く関節が詰まっている人は、頭と首のつなぎ目が詰まってこっています。
また、腰椎(腰の部分の背骨)や骨盤に関係している手根骨も多く、慢性腰痛の人の手首は、手根骨の位置が悪くいびつです。

手首の左右差が骨盤の位置にも影響するため、動きの悪い手首の側のウエストが高くなったり低くなったりします。

手首と全身の相関関係は多様で、手首以外の場所を整体して体がゆるんでくると、手首が軟らかくなります。
関節の可動域が広がり、らくに動かせるようになります。

軟らかい手首が全身の健康につながる

逆に、手首から全身を調整する整体法もあります。

「手首を軟らかく保つ」ことは、全身の状態をよくし、健康を保つことにつながるのです。
しかし、先にも述べたように、手首の異常を自覚している人はほとんどいません。

そこで、「手首整体」をお勧めします。
これは、手首をゆっくりと左右や上下に振ることで、自分の手首がきちんと動くか、左右差がないかを調べ、手首を軟らかくするための方法です。

引っかかりがある、動きが悪いほうの手首を軽く伸ばすことで手首の可動域を広げていくので、手首の柔軟性を取り戻すことにつながります。

「手首整体」のやり方

続けていくことで、顔のゆがみや首・腰の痛みといった不調の改善や予防にもなるでしょう。
ぜひ、お試しください。

解説者のプロフィール

和田浩
整体の和(なごみ)院長。
1969年、東京都生まれ。明治国際医療大学卒業後、整形外科・内科・総合病院のリハビリテーション科に10年間勤務。在宅訪問マッサージ・整骨院などに8年間勤務。2011年に、大阪府寝屋川市に「整体の和」を開院し、現在に至る。力をかけずに骨の位置を調整する優しい施術で、ゆがみや不調の改善をしている。

●整体の和
http://seitai-nagomi.com/

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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