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【整膚とは】もまない健康法!肌をやさしくつまんで引っ張るだけで血流改善

【整膚とは】もまない健康法!肌をやさしくつまんで引っ張るだけで血流改善

肌をやさしくつまんで、ゆっくり引き上げて戻す。生活習慣病から関節や筋肉の痛み、精神的トラブルから美容やダイエットにいたるまで、さまざまな効果が得られている肌つまみですが、なぜ肌をつまんで引っ張るだけで、高い健康効果が得られるのでしょうか。【解説】徐堅(整膚学園学長)

肌を圧迫すると血流は止まる

もんだり押したりという刺激よりも、皮膚をつまんで引っ張る刺激のほうが、より効果的に健康と美を高めることができる。

武術と医学を学び、スポーツ選手の治療や高齢者の健康指導を行ってきた私は、その多くの臨床経験から、肌をつまんで引っ張ると、痛みが和らいだり腫れが速やかに引いたりすることに気が付きました。

それを発展させ、1992年に考案した健康法が「肌つまみ」(正式には「整膚」という)です。
この肌つまみは、現在では日本だけでなく、世界10ヵ国に普及し、多くの人たちの注目を集めています。

また、大学の医学部教授や医師、看護師、鍼灸師など、医療の専門家からも高く評価され、治療に取り入れたり研究したりしてくださっているかたもたいへん多いのです。

生活習慣病から関節や筋肉の痛み、精神的トラブルから美容やダイエットにいたるまで、さまざまな効果が得られている肌つまみですが、なぜ肌をつまんで引っ張るだけで、高い健康効果が得られるのでしょうか。

そこで質問です。
ケガをして出血したとき、どうしますか?

患部を圧迫して止血しようとするでしょう。
つまり圧迫すると、血流は止まるのです。

肌を引っ張ると毛細血管に血液が引き込まれる

その反対に、肌を指でつまんで引っ張ったときには、その内側に注射器やストローで液体を吸い上げるときのような陰圧が働きます。
すると、肌のすぐ下に広がっている毛細血管に血液が引き込まれていきます。

そうして、その状態からゆっくりと指を離すと、今度は肌が元に戻るときの圧力によって、毛細血管に引き込まれていた血液が押し出されます。

こうした刺激を何度も行えば、ポンプで吸水と排水をくり返すかのように、毛細血管に血液が出入りします。

その結果、つまんだ部位の血液循環が促され、毛細血管にいたるまで、血流が劇的に改善するのです。
そして、血流の増加とともに、リンパ(体内の余分な水分や老廃物、毒素などを運び出す体液)の流れもよくなります。

冷えて硬直していた筋肉にも、酸素や栄養が送り届けられ、蓄積していた老廃物も洗い流され、柔軟性を取り戻していきます。
炎症物質も速やかに排出できるようになるので、痛みの軽減にも効果的です。

次に、肌つまみを行うと、肌の神経細胞を通じて、脳に心地よい刺激として伝わります。
すると血流や内臓の機能を調整している自律神経のうち、休息をつかさどる副交感神経が優位に働くようになり、リラックス効果が得られます。

リラックスした状態では、脳に幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも分泌されるので、不安や心配が除かれて、ストレスが軽くなってくるのです。

肌つまみは、東洋医学でいう気(一種の生命エネルギー)・血(血液)・水(体液)の流れをよくする、非常に高い効果があります。

しかも、肌をやさしくつまんで戻すだけでできる健康法ですから、誰でもいつでもどこでも、気軽に簡単に行えるのがいいところです。
注意点としては、痛みを感じるほど強い力でつまんだりつねったりしないこと。

強い力でつまんでしまうと、もんだり押したりする刺激と同じように陽圧がかかり、肌の下に広がる毛細血管や神経を押しつぶして傷める危険性があります。
あくまでも軽い力でやさしく、気持ちよさを感じながら、肌つまみを行ってください。

徐堅
整膚考案者。世界整膚連盟総裁。1951年、北京体育大学を卒業後来日し、愛知教育大学大学院修了。愛知医科大学第一生理学教室で研究にいそしむかたわら、企業の陸上競技部のトレーナーを務める。選手のケガの手当の際に肌を引っ張ることで痛みが和らぎ、腫れも早く引くことに着目し、肌を引っ張る手技と理論を「整膚」として1992年に確立する。1994年から日本を拠点に世界各国に整膚の普及に努める。著書に『整膚論』『整膚学』(ともに整膚学園刊)をはじめ約50種類。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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