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超簡単に肩こりを改善!「グローミュー体操(バンザイ手首振り)」のやり方

超簡単に肩こりを改善!「グローミュー体操(バンザイ手首振り)」のやり方

手のしびれ、肩こり、五十肩、腱鞘炎、腕や手の疲れとそれによる痛みなど、手・腕・肩のトラブルに悩まされている人は多いものです。わずか1〜2分で簡単にできるバンザイ手首振りは、血液とリンパ(体内の余分な水分や老廃物、毒素などを運び出す体液)の流れを劇的に改善させます。【解説】宮本啓稔(新宿西口治療院院長)

解説者のプロフィール

宮本啓稔
新宿西口治療院院長。
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。「筋肉・骨を包む膜の癒着」に対する独自のアプローチを編み出す。日本最大の治療家向けDVD販売会社発行のメルマガ「ゴッドハンド通信」にて毎月原稿を執筆。東京大学少林寺拳法部にて毎年体の調整法の講座を開催している。

●新宿西口治療院
東京都新宿区西新宿7丁目9−15 ダイカンプラザビズネス清田ビル505
TEL 0120-070-600
https://www.sn-chiryo.com/

1~2分やるだけで全身がポカポカ温まる

 手のしびれ、肩こり、五十肩、腱鞘炎、腕や手の疲れとそれによる痛みなど、手・腕・肩のトラブルに悩まされている人は多いものです。

 そんなとき、わずか1〜2分で簡単にできるトラブル改善法があります。それは「バンザイ手首振り」という方法です。
 正式には、「グローミュー体操」といい、西勝造先生が考案した西式健康法にある運動をアレンジしたものです。

 グローミューとは、毛細血管への血液の流れを調整する組織のことです。
 バンザイ手首振りは、手のグローミューを活性化させ、血液とリンパ(体内の余分な水分や老廃物、毒素などを運び出す体液)の流れを劇的に改善させます。

 やり方はとても簡単で、名前のとおり、バンザイをして手首を振るだけです。
 しかし、効果は絶大で、手のしびれをはじめ、手や腕、肩の症状をすみやかに改善・解消できます。

 なぜこんなに簡単な方法で、そのような効果が得られるのでしょうか。

 血液は、心臓のポンプ作用で押し出された後、血管の収縮力によって体のすみずみまで流れていきます。
 ところが、加齢や運動不足などによって血管内が硬く狭くなっていたり、筋力の衰えで収縮力が衰えたりすると、指先などの末梢組織への流れが悪くなってしまうのです。

 その流れを活性化するのが、バンザイ手首振りです。バンザイ手首振りをすると、末梢の血液循環が劇的によくなります。

 実際にやってみると、体操後すぐに手のひらがジンジンして、血行がよくなっていることが実感できます。
 また、この体操は手首や腕を振るだけですが、全身に大きく影響を及ぼすので、全身がポカポカしてきます。

スピードをつけて振るのがコツ

 肩こりや手・腕のしびれは、首などの神経の圧迫からも起こりますが、主要な原因は、深い筋肉の末梢循環不全(血行不良)で、その基盤には、やはり毛細血管の詰まりがあるのです。

 バンザイ手首振りで血液とリンパの流れがよくなると、血中の痛み物質や炎症物質がすみやかに洗い流されます。そのため、腱鞘炎や五十肩、疲労による手や腕の痛みも早く改善します。

 それだけではありません。バンザイ手首振りを習慣づけると、肩甲骨の位置が変わってくるので、自然に背すじが伸び、ネコ背も改善されます。

 頭部の血行もよくなるので、頭がスッキリして寝付きがよくなります。

 また、おもしろいことに、血液がきれいな状態に保たれるので、細菌が繁殖しにくくなり、手の切り傷や打ち身、ヤケドなどの治りが早まります。

 行うときの姿勢は、イスに座った姿勢や正座、立って行っても構いません。

 効果を出すコツは二つあります。

 一つ目は、手首を振るときに、手についた水をはじくイメージで、手首を前後左右、あらゆる方向にスピードをつけて思い切り、がむしゃらに振ること。
 手や手首、指だけでなく、指につながる骨も動かし、水かきの部分まで動くように振ります。

 二つ目は、肩甲骨から腕を動かすこと。そうすることによって、体幹がゆるみ、肩こりが取れ、ネコ背も改善されていきます。
 腕を上げたまま振るのがつらい場合は、テーブルなどにひじを置いて手首を振ってもよいでしょう。

 最初はとても疲れると思いますので、まずは1分を目標に行います。筋力がついてきたら2分間ほど行います。
 起床後、就寝前、仕事や家事の合間など、できるときに1日数回行います。

バンザイ手首振りのやり方

ジンジンした手のひらを利用して痛みを解消

 バンザイ手首振りを行った後は、手のひらがすごくジンジンします。
 これは毛細血管が開いて、血行がよくなっている証拠です。この手を利用して、ほかの効用も期待できます。

 ジンジンしている手は、気(生命エネルギー)を発する力も増しています。この手を足腰などの痛みやこりのある部分に30秒ほど当てると、こりがほぐれるのです。これは、MB整体の松井真一郎先生が考案された方法です。

 最後に、バンザイ手首振りの症例を二つご紹介しましょう。

【症例】肩こりや母指球の痛みがその場で取れた!


 Kさん(40代・女性)は、デスクワークを続けているため、肩こりや手の疲れに悩んでいました。バンザイ手首振りを行うと、その場でこりや疲れが取れ、手の冷えも解消されるので、非常に喜んでおられます。

 Aさん(30代・男性)は調理の仕事をしており、腱鞘炎と手の母指球(親指のつけ根のふくらみ)の痛みで困っていました。バンザイ手首振りを始めると、母指球の痛みはその場で取れ、数日で腱鞘炎もよくなりました。

 ぜひお役立てください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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