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【生理痛】痛くて薬を飲む前に「はちみつシナモン」を試す価値あり!

【生理痛】痛くて薬を飲む前に「はちみつシナモン」を試す価値あり!

シナモンとはちみつを組み合わせた「はちみつシナモン」を継続的に摂取すれば、糖尿病(Ⅱ型)、高血圧、脂質異常症の予防・改善に、大きな力を発揮してくれるはずです。特に期待できるのは、メタボの改善。実はシナモンだけでなく、はちみつもメタボ改善に役立つことがわかっています。【解説】平柳要(医学博士・食品医学研究所所長)

解説者のプロフィール

平柳要(ひらやなぎ・かなめ)
●食品医学研究所
http://h-and-w.jp/

東京大学大学院医学研究科修了、医学博士。イタリア・パルマ大学客員研究員、ハーバード大学客員研究員、マサチューセッツ工科大学客員研究員を経て、日本大学医学部准教授となる。日本人間工学会、日本宇宙航空環境医学会の理事などを務めたのち、食品医学研究所を設立。エビデンスのあるサプリメント開発やダイエット法の研究などに力を入れている。

【シナモンの効果】複数の実験で中性脂肪値やヘモグロビンA 1 cが低下

別記事(はちみつの健康効果)で解説されているように、はちみつには、ビタミンやミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれており、多くの健康効果が期待できます。

一方、シナモンの効果は、はちみつほど知られていません。
実は、シナモンの研究は世界中で行われており、シナモンの健康効果は多くの論文で発表されています。

しかし、これらの研究発表を鵜呑みにはできません。
ラットなどによる動物実験やヒトによる臨床試験などが入り乱れているからです。
1つの論文を例に挙げて「シナモンには健康効果がある」と断言するのは危険です。

複数の信頼できる臨床試験の論文を集めて、総合的に分析することが必要です。
こうした分析方法は「システマティック・レビュー」と呼ばれます。

2013年、アメリカの医療機関が、シナモンに関するシステマティック・レビューを発表しました。

10編の論文を分析したところ、シナモンには、Ⅱ型糖尿病患者の
①血糖値をコントロールする
②中性脂肪値を下げる
③悪玉コレステロールを減らす
働きがあると認められました。
これは信頼できる情報です。

また、2012年にイランで行われた実験では、シナモンを継続して摂取したⅡ型糖尿病患者の、
・空腹時血糖値
・ヘモグロビンA1c(※過去1~2カ月の血糖状態がわかる指標)
・中性脂肪値
の低下が確認されました。

この実験では肥満度の改善も認められました。
シナモンは、メタボリックシンドローム(メタボ)改善に役立つ可能性があります。

カナダで行われた実験では、糖尿病患者およびその予備群に、3ヵ月間にわたり、1日2g程のシナモンを摂取してもらったところ、平均で最大血圧が5・4mmHg、最小血圧が2・6mmHg下がったことが確認されました。
シナモンの血管拡張作用によって、血圧が下がったと考えられます。

月経困難症に即効性あり!薬よりお勧め

2015年にイランで発表された論文も注目に値します。
これは機能性月経困難症の患者さんを対象に、シナモンの効果を調べたものです。

月経開始時に、1日3回、0・42gずつのシナモンを摂取してもらったところ、下腹部痛、吐き気、嘔吐といった症状が軒並み緩和して、出血量も改善。
特筆すべきはシナモンの即効性で、3日後には、各症状の度合いが半減しました。

通常、月経困難症の治療には鎮痛剤が処方されます。
しかし、鎮痛剤を続けて服用することで、胃腸障害を起こすおそれがあります。

その点シナモンは、過剰摂取をしなければ、副作用の心配はほとんどありません。
月経困難症に悩むかたは、鎮痛剤を飲む前に、ぜひシナモンを試してください。

ほかにもシナモンには、抗酸化作用、抗ガン作用、抗炎症作用、抗菌作用、パーキンソン病やアルツハイマー病の予防など、多くの研究発表があります。

脂肪の吸収が抑えられ動脈硬化の予防にもよい

シナモンとはちみつを組み合わせた「はちみつシナモン」を継続的に摂取すれば、糖尿病(Ⅱ型)、高血圧、脂質異常症の予防・改善に、大きな力を発揮してくれるはずです。
特に期待できるのは、メタボの改善。

実はシナモンだけでなく、はちみつもメタボ改善に役立つことがわかっています。
2017年、マレーシアでの肥満ラットの研究によれば、高脂肪食といっしょに、アカシアはちみつを摂取したところ、脂肪の吸収が抑えられることがわかりました。

さらに、「アディポネクチン」という善玉ホルモンが増えるというデータもあります。
アディポネクチンは、血管の掃除屋とも言われ、血液をサラサラにしてくれます。

シナモンが血管を拡げて、はちみつが血液をサラサラにしてくれるわけです。
動脈硬化などの心血管疾患の予防にも役立つでしょう。

「カシア」というシナモンは避けたほうがよい

なお、シナモンを選ぶときは、「カシア」と呼ばれるシナモンは避けてください。
肝機能障害を引き起こすクマリンという成分が多く含まれているからです。

理想は「セイロンシナモン」を使うこと。
表記がない場合は、問い合わせの上、購入されることをお勧めします。

また、はちみつは、腸機能が発達していない1歳未満の乳児には、与えないようにしてください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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