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【豆乳マヨネーズの効果】30代からのエストロゲン低下をカバー! 更年期予防に

【豆乳マヨネーズの効果】30代からのエストロゲン低下をカバー! 更年期予防に

年を取れば誰でも白髪や抜け毛、シワ、シミなどの老化の兆しが現れるものです。美意識の高い女性には、鏡を見るのが憂鬱になったと嘆くかたもいるでしょう。「豆乳マヨネーズ」は、そんな人にお勧めの、美しさを取り戻す調味料です。【解説】藤森徹也(オルソクリニック銀座院長)

豆乳マヨネーズでエストロゲンの低下をカバー

年を取れば誰でも白髪や抜け毛、シワ、シミなどの老化の兆しが現れるものです。
美意識の高い女性には、鏡を見るのが憂鬱になったと嘆くかたもいるでしょう。
豆乳マヨネーズ」は、そんな人にお勧めの、美しさを取り戻す調味料です。

豆乳マヨネーズの主な材料は、豆乳、オリーブ油、酢です。
これらは身近な食材ですが、どれも健康面・美容面での高い効果が期待できます。

なかでも豆乳は、女性の健康と美しさを保つのにうってつけの食材です。
豆乳をはじめとする大豆食品には、イソフラボンという成分が含まれています。

イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きをします。
女性は40代半ばごろになると、エストロゲンの分泌量が減り始めます。

エストロゲンは美だけでなく、健康の守り神ともいえる大切な存在で、分泌量が減ると、体がその状態に慣れるまでの間に心身にさまざまな不調が現れます。
これが更年期障害です。

年齢ごとのエストロゲン分泌量

更年期障害・骨粗鬆症を予防する「イソフラボン」の働き

イソフラボンはエストロゲンほど強い作用を持ちませんが、更年期障害に悩む女性が意識してとれば、体温異常、のぼせ、多汗、めまいなどの不調はある程度は改善されるはずです。
また、エストロゲンには、骨密度を維持する働きもあります。

閉経後の女性に骨粗鬆症(※)が多いのも、閉経後にエストロゲンが急減するためです。
イソフラボンを積極的にとり続ければ、骨粗鬆症を予防できるでしょう。

さらに、イソフラボンには、血管を拡張して血液の流れをよくする働きもあります。
血液の流れがよくなると、肌や髪が若返る効果もあります。

シワやシミはできにくくなり、白髪や抜け毛も減ることが期待できます。また血液の流れをよくすることで、高血圧や認知症などを予防します。


(※カルシウムの不足によって骨がもろくなる病気)

消化を助けて胃の負担が少ない調味料

豆乳マヨネーズに含まれるオリーブ油と酢も、健康と美容によい食材です。
なぜならオリーブ油には高い抗酸化力があり、老化や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の原因となる活性酸素の影響を体内で抑制してくれるからです。

また、オリーブ油に含まれるオレイン酸は、代謝を高めて太りにくい体をつくるともいわれています。
そして酢も体にとてもいい食材で、これに含まれる酢酸は、消化を助ける働きがあります。

ですから胃に負担をかけやすい肉や、油が多い料理に豆乳マヨネーズを使えば、胃もたれを起こしにくくしてくれます。
豆乳マヨネーズは、健康と美容に優れた効果を持つ豆乳とオリーブ油、酢をまとめてとることができる調味料です。

塩分や糖分、添加物などの多い健康に好ましくない調味料と置き換えれば、より健康的な食生活になるのは確かです。
豆乳マヨネーズを有効活用すれば、食生活を見直すきっかけになると思います。

ちなみに、豆乳に含まれるイソフラボンは、1日に150mg以上とると、女性ホルモンのバランスが乱れて乳がんや子宮体がんなどのリスクが高まるといわれています。
しかし、これだけの量を豆乳でとるとしたら、600mlは必要です。

豆乳マヨネーズだけであれば、イソフラボンの過剰摂取のおそれはほぼないといえます。
ですから安心して豆乳マヨネーズを使い、栄養バランスのよい食生活を目指してください。

解説者のプロフィール

藤森徹也
オルソクリニック銀座院長。大阪市立大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院小児科、厚生労働省などに勤務する一方、米国ハーバード大学、デューク大学に留学し、経営学修士(MBA)を取得。30代後半にて、自身の体力の衰えを感じ、栄養療法とナチュラルホルモン補充療法を知る。現在はナチュラルホルモン補充療法、栄養療法を中心とする、自身のクリニックで抗加齢マネジメントの啓蒙に努める。

●オルソクリニック銀座
東京都中央区銀座2-5-4ファサード銀座 3F
TEL 03-6228-7698
http://oc-ginza.com/

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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