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【昆布酢6つの効果】カルシウム吸収率アップ・血糖値下げる作用など様々な効能

【昆布酢6つの効果】カルシウム吸収率アップ・血糖値下げる作用など様々な効能

コンブの食物繊維と酢は、食後の血糖値の急上昇を防いでくれます。血糖値が急に上がると、インスリンというホルモンが過剰に出て、細胞によけいなものを取り込み肥満につながるのです。【解説】白澤卓二(白澤抗加齢医学研究所所長・医学博士)

解説者のプロフィール

白澤卓二(しらさわ・たくじ)
1958年、神奈川県生まれ。
千葉大学医学部卒業後、東京都老人総合研究所分子病理部門研究員、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007~15年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。
専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学など。
『長生きできて、料理もおいしい!すごい塩』(あさ出版)、『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』(サンマーク出版)など、著書多数。

●白澤抗加齢医学研究所
https://www.shirasawa-acl.net/

コンブと酢のそれぞれの成分・効能

酢にコンブを漬けて、一晩置くだけでできる「コンブ酢」。
コンブに豊富に含まれる各種のミネラルやうまみ成分が酢に溶け出し、マイルドでおいしい味になります。

しかも、さまざまな健康効果も期待できます。
まずは、コンブと酢、それぞれの主要な成分や効用を挙げてみましょう。


【コンブ】
カルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄といった重要なミネラルを多く含んでいます。
食物繊維のアルギン酸やフコイダンも豊富です。

食物繊維には、過剰な糖や脂質の吸収を抑える作用や、腸内環境をよくする作用があります。
フコイダンは、免疫力を高める働きでも最近、注目されています。

コンブには、フコキサンチンという成分も多く含まれます。
これは、カロテノイド(体内でビタミンAに変わる色素成分)の一種で、有害物質である活性酸素を除去する作用(抗酸化作用)にすぐれ、動脈硬化などの抑制に役立ちます。

このほか、アミノ酸の一種であるグルタミン酸が豊富で、これによってコンブのうまみがつくられています。


【酢】
酢の主成分である「酢酸」は、体に入るとクエン酸に変わって、疲労回復効果を発揮します。
また、消化液の分泌を促したり、血液循環をよくしたり、殺菌作用で食中毒を防いだりする働きをもっています。

さらに、酢は内臓脂肪の減少や、血圧の低下、血糖値の上昇抑制などに役立つという研究結果があります。
このほか、酢をカルシウムといっしょにとると、カルシウムの吸収がよくなることも知られています。


以上のような利点をもつコンブと酢を組み合わせたコンブ酢には、次のような健康効果があると考えられます。

コンブ酢の健康効果

❶ 腸内環境を整え、消化器を健康に保つ
コンブの食物繊維は、腸内細菌のうち、有用な働きをする善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。
それにより、便秘や下痢を防ぐ効果が期待できます。
酢にも消化液の分泌を促す作用があるので、コンブ酢は消化器全般の健康づくりに役立ちます。


❷ 血液をサラサラにして動脈硬化を抑制
酢酸の血流促進作用と、コンブに含まれるフコキサンチンの抗酸化作用によって、血液サラサラ効果と動脈硬化の抑制作用が期待できます。


❸ 内臓脂肪を減らしてダイエットをサポート
コンブの食物繊維が、余分な糖や脂肪の吸収を防ぐのに加え、酢が内臓脂肪の減少作用や血糖値の上昇抑制作用を発揮するので、ダイエットに役立ちます。


❹ 血圧や血糖値の低下を促す
酢の血圧低下作用や血糖値の上昇抑制作用に、コンブの食物繊維による塩分や糖分の吸収抑制作用が加わり、高血圧や糖尿病の対策に役立つと考えられます。


❺ 免疫力を高める
コンブ酢で腸内環境が整うと、免疫力の増強にもつながります。
免疫細胞の6~7割は腸に集まっているからです。
また、酢の摂取が免疫増強に役立つという研究報告もあります。


❻ 骨粗鬆症を防ぐ
コンブに豊富なカルシウムは、本来、吸収されにくいのですが、酢の酢酸と結びつくと「酢酸カルシウム」になって吸収率が50%もアップします。
ですからコンブ酢は、老化とともに骨のカルシウムが減って骨がもろくなる骨粗鬆症の対策として効果的です。

冷ましたコンブ酢ごはんはダイエットに役立つ

コンブ酢は、日常、普通の酢の代わりとして、酢のものやマリネ、サラダなどに使うほか、冷や奴やおひたしなどにかけてもよいでしょう。
また、ごはんに混ぜ、冷まして食べるコンブ酢ごはんはダイエットに役立ちます。

ごはんに含まれるでんぷんは、冷えた状態になると、食物繊維に似た働きをする「難消化でんぷん」に変わり、脂肪の燃焼を促す効果も生まれるからです。
コンブの食物繊維と酢は、食後の血糖値の急上昇を防いでくれます。

血糖値が急に上がると、インスリンというホルモンが過剰に出て、細胞によけいなものを取り込み肥満につながるのです。
ですから、冷えた状態で食べるコンブ酢ごはんは、肥満や血糖値が気になるかたには最適だと思います。

コンブ酢ごはんなら、コンブのうまみと酢の酸味がきいているので、冷えてもおいしく食べられるでしょう。
今回、コンブ酢を試したモニターのアンケートでは、「便通がよくなった」「疲れがとれる」「体重が減った」などの声とともに、「おいしくて手軽に摂取できる」という感想が多かったようです。

摂取量などの条件をきちんと決めていなかった点が残念ですが、コンブ酢の手軽さと効用を知る参考になるでしょう。
なお、コンブも酢も、品質のばらつきが大きい食品です。

信頼できる産地やメーカーのものを選びましょう。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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