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【眼科医推奨】正常眼圧緑内障の予防に「腕ふり」が有効!無の心境で行うとよい

【眼科医推奨】正常眼圧緑内障の予防に「腕ふり」が有効!無の心境で行うとよい

腕ふりはどんな目の症状にも効きますが、とりわけお勧めしたいのは原因のわからない目の不調です。最近「神経眼科」というジャンルがありますが、自律神経が乱れていたり、精神的に疲れていたりすると、それが目に影響して、さまざまな症状が出てきます。【解説】本部千博(ほんべ眼科院長)


解説者のプロフィール

本部千博(ほんべ・かずひろ)
●ほんべ眼科
愛知県名古屋市中村区名駅3丁目24-14LCビル5F
TEL 052-561-3286
https://www.honbe-ganka.com/

ほんべ眼科院長。
岐阜大学医学部卒業。
内科医として勤務の後、岐阜大学医学部眼科学教室に入局。
2005年「ほんべ眼科」を開業。
「近視は治せる病気である」をモットーに視力向上法に力を入れる。
近著に『はかるだけ!視力回復法』(三笠書房)がある。

気の流れを整えると自律神経が整う!

腕をブラブラふる「腕ふり」は、気功では「スワイショウ」といい、準備運動で必ず行う、基本の体操です。
まずこれを行って、全身を整えるのです。

以前、私が気功を勉強していたころ、気功の大家の楊名時先生の本に、こんな話が載っていました。
ほぼ失明状態の人が、楊先生のところに「どうしたらいいのか」と相談に来たとき、先生は「1日3時間、腕ふりをしなさい」と答えました。

その人は、まじめにそれを続けました。
そして3年後には、目が見えるようになっていたそうです。

この逸話が、すべてを物語っています。
目に限らず、人がさまざまな病気になるのは、そこに気(エネルギー)が行かないからです。

全身の気のバランスが悪いと、過不足のあるところに、病気や症状が出るのです。
私は目の治療に鍼灸も用いていますが、目が痛いときに、目に関連する経絡(気の通り道)上にある足のツボを刺激すると、目の痛みが取れます。

この効果は、気の流れでしか説明できません。
経絡上にあるツボを刺激することで、気の流れが整い、症状が改善したということです。

気の流れがよくなれば、血流もよくなります。
血管の働きは自律神経がつかさどっており、自律神経が血管を拡張・収縮させて、血流を支配しています。

その自律神経を支配しているのは、「気」だと私は考えています。
ですから、気の流れを整えることで、自律神経のバランスが整うと、血流も細胞の働きもよくなって、たいていの目の症状は改善します。

腕ふりで「気」の流れを調整する

たとえば近視の場合、同じ度数の人に、同じ調節力のレンズを使っても、人によって見え方が違います。
1.5まで見える人がいれば、0.8しか見えない人もいます。

気の流れを調整すると、そういう視力の上がらない人でも、よく見えるようになります。
自律神経のバランスが取れて調節力がよくなり、ピントが合わせやすくなるからです。

老眼も同じことがいえます。
ピント合わせの能力が少しでも残っていれば、気の流れをよくすることで見やすくなる人は、結構います。

その気の流れを、自分で手軽に調整できるのが、冒頭でご紹介した「腕ふり」です。
この体操のよいところは、とても簡単なことです。

いくら体によいことでも、人によってはできないことがありますが、腕をふるだけなら、誰にでもできます。
当院の患者さんの中にも、私の本を読んで、腕ふりをしている人が大勢います。

私の医院はオフィス街にあるので、長時間パソコンを使っている患者さんが多く、疲れ目や眼精疲労の訴えが多いのですが、「本のとおりに腕ふりをやったら、調子がいいです」という声をよく聞きます。

原因のわからない目の不調によく効く

腕ふりは、どんな目の症状にも効きますが、とりわけお勧めしたいのは、原因のわからない目の不調です。
最近、「神経眼科」というジャンルがありますが、自律神経が乱れていたり、精神的に疲れていたりすると、それが目に影響して、さまざまな症状が出てきます。

どこにも異常はないのに、物が見えにくかったり、目の疲れがひどかったり、痛みがあったりします。
これは、まさに気の乱れによる神経過敏症ですから、気の流れを整える腕ふりがお勧めなのです。

正常眼圧緑内障の予防改善にもよい

さらに、日本人に多い正常眼圧緑内障の予防・改善にも役立ちます。
この病気の人は、血流が悪く、視神経に十分な栄養と酸素が届いていません。

そのため、眼圧が正常でも、その圧力に視神経が耐えられず、緑内障になってしまうのです。
しかし、腕ふりで気の流れをよくし、血流を改善すれば、正常眼圧緑内障も防ぐことができます。

半瞑想状態で、寝る前に最低10分は行うとよい

腕ふりを行うときは、全身から力を抜き、リラックスして腕をふります。
力を入れてふるのではなく、重力にまかせてふってください。

腕を前後にふるものと、左右にふるものがありますが、どちらも同じように、気の流れをよくする効果があるので、やりやすいほうを行いましょう。
さらに望ましいのは、半瞑想状態で行うことです。

何も考えず、無の心境でやり続けると、失明した人でも、目が見えるようになることもあるのです。
人間の体には、「よくなる仕組み」が備わっています。

無の心境で続ければ、そのよくなる仕組みが働くようになるのでしょう。
腕ふりは、神経を鎮める作用があるので、夜寝る前に行うと効果的です。

目への効果を期待するなら、まずは10分くらいから始めて、少しずつ時間を延ばしていきます。
できれば、30分くらい続けてください。

「スワイショウ(腕ふり)」のやり方

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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