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“足指の間”に体の調律点を発見!痛いところを押すだけで症状を改善

“足指の間”に体の調律点を発見!痛いところを押すだけで症状を改善

足の指と指の間である「足の指のまた」に体の調律点があり、刺激すると諸症状が改善するとされています。足の指は5本あるので、指のまたは4ヵ所。その4ヵ所で、それぞれ対応する症状が異なります。痛みを感じる、などの部分が問題点です。【解説】松森有紀(整体サロン・リーラ院長)

解説者のプロフィール

松森有紀
整体サロン・リーラ院長。
整体師。運動療法士。バスケットボールのインターハイ選手として活躍する一方、さまざまなケガや病気をきっかけに野口整体に出合い、生涯の仕事にすることを決意。女性に多い、産後の腰痛や、肩こり、頭痛、更年期などを、骨盤のゆがみを中心に施術を行う。現在は名古屋で施術とともにセミナーや講座を定期的に開催し人気を博している。

●整体サロン・リーラ
https://ameblo.jp/naturabo/

足の指と指の間を手の指で押すだけ

 私は、薬に頼らない体、いつまでも元気な毎日を過ごせる体づくりをモットーとして、日々、患者さんを施術しています。

 私が治療のベースにしている野口整体(整体の創始者といわれる野口晴哉氏が唱えた独自の方法論)では、足の指と指の間である「足の指のまた」に体の調律点があり、刺激すると諸症状が改善するとされています。
足の指のまたは自分でも刺激できるので、セルフケアとして役立ちます。今回はそのやり方をご紹介しましょう。

 まずは、手の親指の先を足の甲側、手の中指の先を足の裏側に当て、2本の指で挟むようにして、足の指の骨と骨の間を押します。もう片方の手の親指と中指をすでに押している指に添えて押すと、より力が入り有効です(やり方は下記参照)。

 足の指と指の間のまたの部分から甲に向かって押していき、硬くなっている、骨と骨の間が狭くなっている、痛みを感じる、などの部分が問題点です。その部分を、骨と骨の隙間を広げるように押していきます。

指のまたそれぞれに対応する症状がある

第1指(親指)と第2指の間は「頭」に関する調律点

 足の指は5本あるので、指のまたは4ヵ所。その4ヵ所で、それぞれ対応する症状が異なります。

 第1指(親指)と第2指の間は「頭」に関する調律点です。
仕事や勉強で頭を使って疲れたときなどは、このポイントを押すと頭が休まります。また、ストレスでイライラしているときなど、頭の神経が過敏になっているときも、このポイントを押すとよいでしょう。

第2指と第3指の間は「肝臓」の調律点

 第2指と第3指の間は「肝臓」の調律点です。肝臓は右側にあるので、右足の指のまたを押しましょう。
ここが硬くなったり狭くなっていたりすると、肝臓の働きが弱まり、血液の質が悪くなっています。血液の質が悪くなると現れる代表的な症状は、じんましん、アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそくなどのアレルギー症状です。これらは、血中の汚れを体から排泄するために起こっている症状なのです。

 私も一度、顔や全身にじんましんが出て、1日仕事を休まざるをえなくなったことがあります。そのとき、徐々に温度を上げて、発汗を促す入浴法を行うとともに、足の第2指と第3指の間を押したところ、じんましんが治り、翌日から仕事を再開することができました。

 血液の質が悪くなるということは、糖尿病、高コレステロール血症などをはじめとする生活習慣病にもつながります。患者さんの中には、施術を続けるうちに、血糖値やコレステロール値が下がった人もいました。
ただし、野口整体では薬は血液を汚すといわれており、薬を服用している人は、第2指と第3指の間を押しても効果が得にくい傾向にあるようです。

第3指と第4指の間は「冷え」の調律点

 第3指と第4指の間は「冷え」の調律点です。
この間が硬くなったり狭くなったりしている人は、自覚の有無にかかわらず、体が冷えています。冷えは、腰痛、ひざ痛、生理痛などの痛みや、カゼ、むくみなどを引き起こします。

 冷えがある人は、足の指のまたを押した後、足湯をするとより効果的です。43℃くらいのお湯に、くるぶしまでつけて10分ほど足を温めてください。

第4指と第5指(小指)の間は「目」の調律点

 第4指と第5指(小指)の間は「目」の調律点です。
疲れ目、ドライアイ、視力低下、緑内障(視野が欠けたり狭くなったりする病気)などに効果的なポイントです。症状のある側の足の指を押します。

 ここを押すと、施術後に「目が見えやすくなった」という人や、自分でも継続的に押していたら、「視力が回復してメガネがいらなくなった」という人がいました。
また、緑内障の人は、右目と左目のまぶたを手で軽く押さえると、眼圧の高い側のまぶたが硬く感じたりします。そこで、硬いほうの足の指(右目なら右足)の第4指と第5指のまたを押してから、もう一度目を押さえると、眼圧が下がり、左右差がなくなることがあります。

 前述のとおり、肝臓は右足の指、目は症状のある側の足の指のまたを押しますが、それ以外は、押してみて骨と骨の間が狭くなっていたり、痛みのある側の足を押します。時間があれば両足をやってもかまいません。

 1日のうち、いつ、何回やっても大丈夫です。痛くなくても押しているうちにジワーッと痛みが出てくることがあるので、1ヵ所につき1分以上は押しましょう。
慢性的な症状だけではなく、突発的な症状にも有効です。皆さんも、お困りの症状に対応する指のまたをぜひ押してみてください。

指の股押しのやり方

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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