【体験談】足の親指刺激で足の冷えが和らいだ!こむら返りもなくなった
私は、7年前に脳梗塞で倒れ、その後1年半ほど歩くことができませんでした。足の親指刺激を日課に加えてからは、しびれるような足の冷えが徐々に和らぎ、靴下をはかなくても眠れるようになりました。最近では、ふらつかずにしっかり歩けるようになっています。【体験談】杉井小夜子(無職・84歳)
ふらつかずにまっすぐ歩ける
私は、7年前に脳梗塞(脳の血管が詰まって起こる病気)で倒れ、その後1年半ほど歩くことができませんでした。
リハビリをがんばって続け、なんとか手押し車を押して歩けるようになりましたが、2~3年前からは、足の冷えがひどくなり、ジンジンとしびれるほど冷たくて困っていました。
冬はもちろん、夏でも靴下を2~3枚はいて、電気あんかを強にして寝ていましたが、布団に入って1時間たっても2時間たっても、足が冷たくて寝つけません。やっと眠れても、トイレに起きると冷えてまた寝つけなくなり、気がつけば外が明るくなっていたこともよくありました。
足が真っ白で血行が悪いので、自分で足やふくらはぎをマッサージしたり腹筋をしたり、いろいろ試していましたが、あまり効果がありませんでした。
半年ほど前、通っているデイサービスで、「足の親指の先に刺激を与えると、血流がよくなるよ」と原田秀康先生から教わり、やり方を習って、毎日の運動に加えることにしました。
朝起きるとまず、足のマッサージや足踏み、腹筋などを行い、6時45分には外に出ます。次に、家の前の空き地のフェンスにつかまって、足の親指刺激を左右20回ずつ行ってから、手押し車を押して10~20分ほど散歩するのが私の日課です。このほかにも、なるべく1日に2~3回は、足の親指刺激を行うようにしています。
足の親指刺激を日課に加えてからは、しびれるような足の冷えが徐々に和らぎ、靴下をはかなくても眠れるようになりました。電気あんかも弱で大丈夫です。以前はよくこむら返りで痛い思いをしていましたが、それもなくなりました。
また、散歩のときにまっすぐ歩けなかったり、曲がり角で手押し車が小石に乗り上げてころびそうになったりしていましたが、最近では、ふらつかずにしっかり歩けるようになっています。
往診に来てくれる内科の先生が「車イス生活になるかと心配したけど、歩けるようになってよかった。よくがんばっていますね」とほめてくれるのを励みに、これからも毎日続けていこうと思います。
指先の老廃物を取り全身の血流をよくする(国際足健法協会会長 原田秀康)
ふくらはぎや足をマッサージしても、足の指先に老廃物がたまってカチカチになっていると、そこで血流が止まってしまい、効果が半減します。
杉井さんが、足の親指刺激を加えて、足の冷えが改善したのは、足の指先にたまった老廃物が流れて、全身に血流がよく巡るようになったためでしょう。血流がよくなれば、こむら返りも起こりにくくなります。
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