MENU
医療情報を、分かりやすく。健康寿命を、もっと長く。医療メディアのパイオニア・マキノ出版が運営
【8:16ダイエットとは】なんでも食べていい!飲んでいい!ダイエット法

【8:16ダイエットとは】なんでも食べていい!飲んでいい!ダイエット法

テレビ番組で、私が勧めるダイエット法が紹介されました。番組では「8:16時間ダイエット」という呼び名で、双子のお笑い芸人「ザ・たっち」の弟、かずやさんが挑戦しました。8: 16時間ダイエットを成功させるための力強い味方として最適なのが、バターコーヒーです。【解説】片山成二(かたやま脳外科内科クリニック院長)

解説者のプロフィール

片山成二(かたやま・せいじ)
●かたやま脳外科内科クリニック
福岡県北九州市小倉南区企救丘3-17-3
093-961-0019
http://katayama-clinic.com/

かたやま脳外科内科クリニック院長。
1959年福岡市生まれ。
1984年国立大分医科大学(現大分大学医学部)卒業。
小脳の生理学的研究により博士号取得。脳神経外科専門医。
2003年、北九州市小倉南区にてクリニック開設。
専門性を生かした診療を行うとともに、自らも実践する糖質制限やファスティング(絶食療法)を取り入れた治療も行っている。

継続しやすい「8:16時間ダイエット」とは

先年、テレビ番組で、私が勧めるダイエット法が紹介されました。
番組では「8:16時間ダイエット」という呼び名で、双子のお笑い芸人「ザ・たっち」の弟、かずやさんが挑戦しました。

このダイエット法は、1日24時間を8時間と16時間に分け、8時間のうちに食べることをすべて終わらせ、残りの16時間は何も食べないというものです。
暴飲暴食はいけませんが、8時間の間は、おなかいっぱい食べても、お酒を飲んでもよいというゆるくて継続しやすいダイエットです。

8:16時間ダイエットでかずやさんは身長151㎝、体重73.3㎏という肥満体形でしたが、10日間でマイナス2.2㎏の減量に成功し、中性脂肪は142㎎/㎗から80㎎/㎗へと大幅改善しました(基準値は150㎎/㎗未満)。

やせる理由は、16時間食べないため、インスリンの分泌が減って代謝が上がり、それが脂肪燃焼につながるからです。
また16時間、胃腸と肝臓といった消化器を休められるのも、よい効果があります。

糖質が一定の時間補給されないと、人間の体はブドウ糖に代わって脂肪からエネルギーを作り出します。
つまり、体内脂肪の燃焼が促されるのです。

バターコーヒーは1日何杯でも、インスタントでもOK

そして、8:16時間ダイエットを成功させるための力強い味方として最適なのが、バターコーヒーです。
バターを精製したギーを使うやり方もありますが、私はコーヒーにバターを入れるだけの、シンプルな方法をお勧めしています。

コーヒーは高級豆でなくてもいいし、インスタントでもOK。
バターはスーパーで売られている食塩不使用バターでいいでしょう。

バターを入れたコーヒーを「食べない16時間」の間におなかが空いたときに飲みます。
バターもコーヒーも糖質0で腹持ちがよく、何よりおいしくて飽きません。

バターコーヒーは1日に何杯飲んでも大丈夫ですが、お勧めは朝食代わりに飲むことです。
朝に飲むとバターの脂肪分が空腹感を抑え、効率的なエネルギー源にもなります。

バターコーヒーだと胃もたれする人や、コーヒーが苦手な人は、コーヒーの代わりにコンブ茶を使う、バターコンブ茶がお勧めです。
意外な組み合わせに思うかもしれませんが、味はまろやかでおいしく、生クリームを追加で足してスープ風にすると、より満足感が得られます。

バターの脂肪を気にする必要はまったくありません。
脂質もコレステロールも体に必要なもので、特にコレステロールは細胞壁、胆汁酸、性ホルモンの材料であり、神経伝達にもかかわる、非常に重要な栄養素です。

この半世紀、油とコレステロールは悪者と言われてきましたが、ここ数年でこの説は間違いだったと考えられるようになっています。

慣れてきたら「糖質制限」を組み合わせると効果がアップ

8:16時間ダイエットに慣れてきたら、「食べてもいい8時間」の間で主食やお菓子、根菜類などを控える糖質制限も組み合わせてみましょう。

ダイエット効果がアップするだけでなく、次のような効果が期待できます。
まず、インスリンの分泌が抑制されるので、血糖値が安定し、糖尿病、高血圧、ガンの予防にもつながります。

また、食事から得る糖質が減り、ブドウ糖が不足すると、脂肪からケトン体が生成されます。
このケトン体がエネルギーとして使われ始めます。

ケトン体は脳機能低下を防ぎ、アルツハイマー病やパーキンソン病の予防に有効だという研究もあります。
特に軽度の認知症に効果が期待でき、ボケ予防にもなります。

医師が太鼓判!ファスティング(断食)で糖尿病にも効果を発揮

ケトン体を増やすためには、1日程度のファスティング(断食のこと)もよいでしょう。
8:16時間ダイエットも、言い換えれば毎日16時間のプチファスティングです。

その時間を徐々に長くしていくと、よりやせて糖尿病にも効果を発揮します。
私も時々、3日間ほど水と具なしの鶏ガラスープしか口にしないファスティングを行っています。

その際にバターコーヒーを飲むと、一時的な空腹をしのげますし頭がクリアになってパフォーマンスが上がります。
私は糖質制限とファスティングで、82㎏あった体重が72㎏になりました。

10㎏の減量に成功し、リバウンドもなく、ずっとこの体重を維持しています。
患者さんにも8:16時間ダイエットや、空腹時のバターコーヒーも勧めていますが、無理なく減量できるだけでなく、「体調がよくなった」とおっしゃる方もいます。

主治医と相談の上、自分にあった無理のないダイエットを行ってください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

関連記事
病気になると、私たちは病院に行きますが、病気になる前に未然に防ぐために行うのが養生です。体にとって気持ちのよいことをして遊ぶのが養生の基本です。イライラしたりしていた気持ちが落ち着いてくれば、ダイエットにもよい影響を及ぼすことは間違いありません。【解説】能見登志惠(山本記念会都筑ふれあいの丘クリニック院長)
更新: 2019-03-20 18:00:00
以前の私は便秘症で、10日から2週間お通じがないということも珍しくありませんでした。それが2日に1回ちゃんとお通じがつくようになったのです。体重も毎日少しずつ減り続け、1ヵ月でなんと10kgもやせました。このときは体が軽く、背すじを伸ばして歩ける自分に感激しました。【体験談】宇佐美愛美(アルバイト・27歳)
更新: 2019-03-08 18:00:00
おなかとみぞおちを、手のひらで時計回りに軽くさするだけの簡単な方法ですが、久しくおなかをさすったことがなかったため、あまりの気持ちよさに病みつきになり、毎日欠かさず行うようになりました。体重が減り、おなか周りもスッキリしてくると、体が軽く感じられます。【体験談】新井功(仮名・無職・84歳)
更新: 2019-01-21 18:00:00
子どもの頃から肥満だった私は、もう体形のことは諦めていました。キュウリ食べるだけダイエットを始めて、数字だけでなく体感としても体の軽さを感じ始めました。今まで体を動かすことが、「つらくて面倒くさいこと」だったのに「こんなに気持ちがいいことだったんだ」と思えるようになったのです。【体験談】山田順子(仮名・主婦・44歳)
更新: 2019-01-12 18:00:00
美肌に関しては、キュウリの皮に含まれるビタミンEとβ-カロテンの働きも見逃せません。体内では有害な活性酸素ができ、老化を進めます。ビタミンEの中でも、最も抗酸化力が高いのがα-トコフェロールという種類ですが、キュウリに含まれるのは、すべてこの種類なのです。【解説】佐藤美(シロノクリニック横浜院院長)
更新: 2018-12-17 18:00:00
最新記事
歩くとひざが痛くなる、腰が重くなる、どっと疲れが出る。私なら、まず「浮き指」を疑います。詳しく調査した結果、現代日本人男性の6割、女性の7割が浮き指であることがわかったのです。浮き指とは、文字どおり「足の指が浮いている」状態を指します。【解説】阿久根英昭(桜美林大学健康福祉学群教授)
更新: 2019-06-18 18:00:00
鍼灸師の私がおすすめして、皆さんにご好評をいただいている「温熱ツボ刺激」のやり方をご紹介しましょう。この温熱ツボ刺激は、男女を問わず効果があるものです。ですから、女性だけでなく、薄毛や白髪で悩む男性のかたにもぜひ試してほしいのです。【解説】横内稚乃(稚乃針灸整骨院院長)
更新: 2019-06-17 18:00:00
玉ねぎが体によいのはよく知られたことですが、なかでも、血糖値を降下させる作用が注目されています。しかし、玉ねぎを毎日食べたくても、あのツンとする刺激臭が嫌で、玉ねぎ料理は苦手という人も多いでしょう。そこでお勧めなのが、玉ねぎドレッシングです。【解説】里見英子(里見英子クリニック院長)
更新: 2019-06-16 18:00:00
慢性腰痛は、さまざまな原因によって生じます。なかでも最大の原因と考えられるのが、普段の姿勢の悪さです。加齢や運動不足、パソコンやスマホなどの習慣によって、私たちの姿勢はひどく悪いものになっています。これが、腰に負担をかけているのです。【解説】岩間良充(鍼灸整骨院ホスピスト院長)
更新: 2019-06-15 18:00:00
手足の指は経絡の多く集まる重要なポイントです。なかでも見過ごせないのが、指の股です。ところが、年齢を重ねると、手足の指の股の皮膚がかたくなり、指が開きにくくなってきます。すると、気の流れが滞り、体にさまざまな障害が生じるようになるのです。【解説】留目昌明(和楽堂治療院院長)
更新: 2019-06-14 18:00:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt