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甘いモノがやめられないなら朝に「バターをひとかけ」食べるとよい

甘いモノがやめられないなら朝に「バターをひとかけ」食べるとよい

バターは脂肪の塊かたまりなので、体に悪いし、太ると思うかもしれませんが、それは間違いです。もし、脂質を食べすぎたとしても、食べた脂がそのまま皮下脂肪や内臓脂肪となって体にたまることはありません。【解説】渡辺信幸(こくらクリニック院長)

解説者のプロフィール

渡辺信幸(わたなべ・のぶゆき)
●こくらクリニック
沖縄県島尻郡八重瀬町字外間171‐1
TEL 098-998-3221
https://www.nantoku.org/facility/kokura.php

こくらクリニック院長。
肉、卵、チーズを主食とする話題の食事法、MEC食の考案者。
1963年愛知県生まれ。
名古屋大学医学部卒業後、沖縄県の総合病院に入職。
4年間の研修後、伊良部島や宮古島などの離島医療に従事。
離島では、脳卒中や心筋梗塞など重篤な患者を救えないケースも少なくないため、予防医療に注目する。
以来、生活習慣病外来を運営して5000人以上の患者をダイエットに成功させる。
著書は『肉・卵・チーズで人は生まれ変わる』(主婦の友社)など多数。

肥満の原因は脂質ではなく「糖質」

バターは脂肪の塊なので、体に悪いし、太ると思うかもしれませんが、それは間違いです。

もし、脂質を食べすぎたとしても、食べた脂がそのまま皮下脂肪や内臓脂肪となって体にたまることはありません。

肥満の原因は脂質ではなく、ご飯やパンなどの主食や甘い物に多く含まれる糖質であることが多いのです。

糖質を食べすぎると、余分にあまったブドウ糖が脂肪細胞として蓄えられるのですが、現代日本人は、この蓄えられた栄養を使わずにあまらせがちで、これが肥満を招きます。

ところで、糖分たっぷりの甘いものがやめられない人も多いと思います。
甘いものを断ち切れない理由は、体に脂質が足りず、それを補うためにすぐにエネルギーに変わる糖分を体が要求するからです。

糖分は素早くエネルギーに変わるため瞬発力はありますが、すぐに枯渇するので持続力はありません。
そればかりか、空腹時や疲労時に糖分をとると、急激に血糖値が上昇します。

すると膵臓からインスリンが分泌され、今度は急激に血糖値を下げようとします。
この血糖値の乱高下は体を疲れさせ、イライラの原因にもなります。

イライラするとそれを解消しようと、体は砂糖を欲する糖質依存になりやすく、甘いものがやめられない状態に陥ってしまうのです。

しかし、この悪循環はバターコーヒーで脂質を摂取することで、簡単に断ち切ることができます。

脂質が不足すると糖分がやめられない

脂質は三大栄養素の一つでもある必須栄養素ですが、日本人は「脂質は肥満のもと」とばかりに、脂質を食事から抜こうと必死です。
特にカロリー制限を意識したダイエットをすると、油を避ける食生活に傾くので、脂質が不足してしまいます。

脂質不足は重大な問題で、肌荒れ、乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、糖尿病などの生活習慣病、うつ病などの精神疾患まで、さまざまな疾病を誘発することがわかっています。

美容の面でも、脂質不足の人の肌はカサつき、髪もパサつきます。
甘いものがやめられないので、下腹がポッコリとした肥満にもなります。

「太らないかもしれないが、脂質を食べるとコレステロール値が上がるのでは?」と疑問に思うかもしれませんが、それも間違った常識です。
食べた脂質がそのまま体で脂肪になって太るわけではありません。

脂質は必要以上に吸収されることはなく、体の外へと排出される性質を持ちます。
また、脂質は糖質よりも効率のいいエネルギーとして消費されて体温が上がり、代謝がアップしてさらに脂肪を燃やしてくれます。

つまり、脂肪の摂取によって、体内の脂肪燃焼を促すのです。
朝ご飯として糖質たっぷりのご飯やパンを食べるのと、バターやラードなどで良質な脂質をたくさん摂取するのでは、どちらが体にいいでしょう。

バターコーヒーを朝食にするという選択肢はとてもいいことではないでしょうか。

私が勧める「MEC食」とは

2015年に厚生労働省は「日本人の食事摂取基準」という、各栄養素をどれだけとれば健康的で生活習慣病の対策になるかという指標を発表しました。

私は「必須栄養素を満たす」という観点から、「肉・卵・チーズ」を一口30回嚙んで食べる「MEC食」を勧めています。

この三つの食材を食事の中心にすることで、「日本人の食事摂取基準」の必須栄養素の摂取目安量をほぼ満たすことができるからです。

そして肉、卵、チーズには肥満の原因となる糖質はほぼ含まれていないため、我慢せず満腹になるまで食べても太ることはありません。

実際、MEC食で病気が治った人や、大幅減量に成功した人、精神疾患が治った人が続出しています。

砂糖太りは朝のバターで解決! 

バターコーヒーダイエットとMEC食は、必須栄養素である脂質を満たすという点がまさに同じです。

私は甘いものがやめられない人には朝にバターひとかけを食べるよう勧めていますが、バターコーヒーなら朝食代わりにぴったりです。
ちなみに朝食を抜いても問題はありません。

むしろ血糖値の低い朝に、白米やパンをしっかり食べると、胃腸に負担がかかりますし、血糖値も急上昇してしまいます。
朝食をバターコーヒーに置き換えると、血糖値の面からも健康によいのです。

やせて健康になりたい人は、バターコーヒーで、脂質不足を防ぐことをお勧めします。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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