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【声枯れの治し方】ボイストレーナーのお勧めは「生姜紅茶」

【声枯れの治し方】ボイストレーナーのお勧めは「生姜紅茶」

ショウガ紅茶は、飲んだ直後から体を温めます。そのため、筋肉の緊張がほぐれ、声が出やすくなります。声が枯れたり、タンがからみやすくなるのは、声帯のむくみが主な原因です。ショウガ紅茶には、体にたまった水分や老廃物を、素早く排泄する働きがあるので、のどのむくみもすぐに解消します。【解説】佐藤涼子(ボイストレーナー)

体験者のプロフィール

佐藤涼子
ボイストレーナー。国立音楽大学声楽科卒業。数多くのアーティストに独自のボイストレーニングを実践中。May.Jも実践しているボイストレーニング&ストレッチDVD『May.J&Ryon2 ビューティー・ボイストレッチ』(ニッセン)が好評発売中。著書『カリスマボイストレーナーりょんりょんのボイストレーニング』(東京書店)も好評発売中。

第一線で活躍する歌手やアイドルにも勧めている

ボイストレーナーという仕事を始めて、今年で27年となりました。
日々、Мay・Jさんなど、プロのボーカリストとして活躍している方々を担当させていただいています。

素晴らしい歌声は、単なる歌唱力や技術だけで生まれるものではありません。
心と体、そして技の融合があって、初めて人を感動させることができます。

木に例えると、その花(歌)をきれいに咲かせるには、根っこ(心と体)の状態がとても重要です。
根っこを元気にするにはどうしたらいいのか、何の栄養素(技術)が不足しているのかを、あらゆる面から考え、指導するのが私の仕事です。

例えば、歌が技術的に優れていても、日常生活で気遣いや感謝の心が足りない人は、歌がざつになるものです。
逆に、心が優しくても、筋力がなければ、その魅力は表現しきれません。

歌には、普段のその人すべてが現れると言っても過言ではありません。
売れているアイドルやアーティストに接して感じるのは、神経が細やかで、冷え症の人が多いということです。

日々の緊張感や「商品」として常に評価されるストレスで、胃腸が弱っているからでしょう。
そこで、私が生徒さんたちに勧めているのが「ショウガ紅茶」です。

ショウガ紅茶で難を逃れた歌手もいる

ショウガ紅茶は、飲んだ直後から体を温めます。
そのため、筋肉の緊張がほぐれ、声が出やすくなります。

声が枯れたり、タンがからみやすくなるのは、声帯のむくみが主な原因です。
ショウガ紅茶には、体にたまった水分や老廃物を、素早く排泄する働きがあるので、のどのむくみもすぐに解消します。

歌を歌うプロにとって、最適の飲み物と言えるでしょう。
こんなことがありました。

全国をコンサート中の歌手が、声が枯れてしまって、ライブを中止することになるかもしれないと、連絡があったのです。
私は、本人の声を確認し、すぐに3~5杯のショウガ紅茶を飲むように指示しました。

すると、その日のうちに声が復活して、翌日からはコンサートの再開が決まったのです。
その後も、ショウガ紅茶を飲み続け、のどが快調だったと報告がありました。

私もコンサートに同行することがありますが、そのときは、ショウガに紅茶、そして黒糖の「ショウガ紅茶セット」を持参します。
のどの不調はもちろん、バンドのメンバーやスタッフの二日酔いまで、しっかり治すので、重宝されます。

体が温まって不安感が消えた

私がショウガ紅茶を知ったのは、10年以上も前のことです。
当時、大失恋をしたこともあり、がむしゃらに仕事をしていました。

そうするうちに、慢性的なだるさや動悸、めまいに襲われるようになったのです。
調べてみると、パニック障害の症状にすべて当てはまりました。

病院で薬を処方されましたが、その薬が合わず、さらなる体調の悪化や、無気力なうつ状態になりました。
電車やバスの中、レッスン時にさえ「ここで倒れてしまうのではないか……」という不安感でいっぱいでした。

実家に戻って静養していたとき、書店で石原結實先生の著書を見つけました。
そこには、「すべての病気は“冷え”が原因」と書かれていたのです。

考えてみれば、私の平熱は35℃台、おなかや手足はいつも冷えきっていました。
もしかすると、私の症状も、冷えがすべての元凶かもしれない……。

早速、私は石原先生のクリニックに行きました。
そして、「パニック障害やうつなんていうのはね、冷えが原因なので体を温めれば治りますよ」と石原先生に言われたのです。

真っ暗だった目の前が、ぱっと明るくなるのを感じました。
それからは、1日3~5杯、ショウガ紅茶を飲み始めました。

初日から、体中の余分な水分が排泄され、便秘が解消し、ガチガチだった背中がらくになっていくのを感じました。
こうして2~3ヵ月後には、パニック障害の症状もなくなり、出先で倒れたらどうしようという不安感も消えました。

今では、温かい季節には、ショウガ紅茶を飲み忘れてしまうほど心身ともに快調です。
最近では、「先生、年々、若返っているのはどうして?」と聞かれるほど元気です。

これもすべて、ショウガ紅茶のおかげだと思っています。

滞っている気の流れを促し改善につながる(石原クリニック副院長 石原新菜)

ご自身の体験をもとに、ショウガ紅茶を勧めているのは素晴らしいですね。
ショウガ紅茶は体を温めて緊張をほぐすので、伸び伸びしたよい声を出すのにとても役立ちます。

ショウガは漢方で「気剤」と呼ばれ、気(生命エネルギーの一種)の流れを促します。
うつやパニック障害では気が滞りますが、ショウガ紅茶は気の流れを促すので、改善につながるのです。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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