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割りばしトレーニングのやり方 滑舌の悪さ・モゴモゴ声を自力で治す!

割りばしトレーニングのやり方 滑舌の悪さ・モゴモゴ声を自力で治す!

そもそも話し声をよくするためには、四つの条件が必要になります。一つ目が「呼吸がしっかりしていること」。残りの三つの条件が、「舌の動き」「声帯の働き」「口の開き」が、それぞれよいことです。今回は、3種類の割りばしトレーニングをご紹介します。【解説】上野由紀(上野ヴォーカルアカデミー校長)

割りばしトレーニング①:舌を動かし、滑舌をよくする

舌の筋肉を鍛えて、はっきりと発声するためのトレーニングです。
声がモゴモゴしてしまう人にお勧め!

●朝に3分行う
●使う道具:割りばし2膳

❶割りばしの太いほうを縦にして、両奥歯でかむ。

❷はしをかんだまま、舌を動かして発音する。(はしは手で持った状態)

らー・らー・らー・らー・らー
たー・たー・たー・たー・たー
なー・なー・なー・なー・なー
かー・かー・かー・かー・かー
さー・さー・さー・さー・さー

入れ歯の人は、飲み口の近くが曲がるタイプのストロー先を曲げ、割りばしの代わりに使う(割りばしが硬くてうまくかめないなどがあるため)。

顎関節症などあごを痛めている人は、ほおづえをついて発声する(ほおづえであごが固定されるため、割りばしと同じような効果が得られる)。

※誤って割りばしでのどを突かないよう、安定した姿勢で行う。

割りばしトレーニング②:声帯や口周りの筋肉を鍛える

のどの奥を開いた状態にし、口周りの筋肉も鍛えます。
声が枯れる、かすれる、弱いなどの人にお勧め!

●朝に3分行う
●使う道具:割りばし1膳

❶くちびるをひょっとこのようにとがらせ、割りばしを鼻の下と上唇の間に軽く挟む。

❷割りばしを挟んだままで発音する。

うおうお
うおうお……

割りばしが落ちてしまう人は、手をはしに添えてもOK。
このときも、口はきちんとひょっとこの形を維持する。

割りばしトレーニング③:口の周りの筋肉を鍛える

口周りの筋肉を鍛えて、はっきりと発声するためのトレーニングです。
耳の近くの筋肉も連動するため、耳鳴りや難聴、シワやたるみにも有効。

●朝に3分行う
●使う道具:割りばし1膳

❶割りばしの太いほうを縦にして、前歯でかむ。

❷はしをかんだまま、舌を動かして発音する。(手を使わない状態)

①あ・え・い・お・う

②おあ・おあ・おあ・おあ
 おえ・おえ・おえ・おえ
 うえ・うえ・うえ・うえ
 うい・うい・うい・うい

③うぉー・うぉー・うぉー

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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