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カリスマ鍼灸師が発見!目の症状別「視力特効ツボ」の押し方

カリスマ鍼灸師が発見!目の症状別「視力特効ツボ」の押し方

私がこれまでに行った、目の病気の鍼治療は、8000例を優に超えています。多くの目の症例を検討することにより、どのツボが、目のどの部位に対応するのか、明確にわかってきました。つまり、目の病気別に有効なツボ治療が可能になったのです。【解説】佐藤信雄(さとうのぶお鍼灸院院長)

解説者のプロフィール

佐藤信雄(さとう・のぶお)
●さとうのぶお鍼灸院
福岡市西区姪浜駅南1-5-20 コンフォールコーヨー301号
092-407-3839
https://setagaya-chiryoshitsu.com

さとうのぶお鍼灸院院長。
1948年、大分県生まれ。
1971年、東京教育大学(現・筑波大学)付属盲学校理療科を卒業し、「セタガヤ治療室」開設。
目と耳の病気を専門として、画期的な治療成果を上げる。
2016年、「セタガヤ治療室」を閉じ、福岡市に「さとうのぶお鍼灸院」を開設。
現在は、小児の先天性難聴の治療を優先的に行う。
佐藤式の鍼灸治療は、弟子の鍼灸院で受けることができる(「さとうのぶお鍼灸院」のホームページに記載)。

どのツボが目のどこに対応するかわかった!

私がこれまでに行った、目の病気の鍼治療は、8000例を優に超えています。

目と耳を専門に治療しておりますので、口コミやインターネットの情報から、私のところへ患者さんが集まって来られるのです。

施術を行っている主な目の疾患は、目のレンズに当たる水晶体が濁る白内障、視神経に障害が起こる緑内障、糖尿病の合併症である糖尿病網膜症、網膜の中心部に障害が起こる黄斑変性、目の前を蚊が飛ぶように見える飛蚊症などです。

白内障を除けば、いずれも西洋医学では治療の難しい病気です。
実際、患者さんのなかには、眼科医から見放されたり、手術を勧められたりした人が少なくありません。

しかし当院では、いずれの目の病気においても、90%の患者さんが、進行を食い止めている現状維持か、症状の大きな改善を見ています。

こうした成果を上げている理由は二つあります。

一つは、私の鍼灸院では、「置鍼気功療法」という鍼の打ち方を行っていることです。
置鍼とは、うつぶせで20分、あおむけで40分、鍼を刺したまま置いておく方法です。
この方法で、全身の気(生命エネルギーの一種)の流れを調節することが、目の病気の回復に有効と多くの経験からわかりました。

もう一つは、さらに大事なポイントです。
多くの目の症例を検討することにより、どのツボが、目のどの部位に対応するのか、明確にわかってきました。
つまり、目の病気別に有効なツボ治療が可能になったのです。

こうした治療を行うことで、難しい目の病気に対しても大きな治療実績を上げることができるようになりました。

目の病気の回復には全身の気の流れが重要

【症例報告】0.02→1.0へ黄斑変性の視力が回復

では、目の病気が改善した事例をご紹介しましょう。

●正常眼圧緑内障
Mさん(50代・男性)は塾の講師で、正常眼圧緑内障の治療を受けていました。
Mさんは、ホワイトボードで使うペンを黒、紺、緑、赤の4種類と決めていましたが、黒と紺の色の違いがわからなくなり、紺を使うことをやめたそうです。
私の鍼灸院に来られたとき、眼圧を下げる点眼薬は複数さしており、眼圧は両目とも11~12㎜Hg、(基準値は10〜21㎜Hg)視野検査のMD値は8・5dB でした(正常は0dB、1~6dBは早期視野欠損、視野が全くなくなると30)。
施術を始めて半年後、Mさんは黒と紺の色の違いがわかるようになり、眼圧も9~10㎜Hgで安定するようになりました。
そして1年後の検査では、MD値も6.7dBまで回復。視野が広がって視界が明るくなり、微妙な色の違いも見分けられるようになったのでしょう。

●網膜色素変性
Eさん(68歳・男性)は、50代で網膜色素変性を発症。
この病気は、光を感じる網膜に異常が見られる遺伝性の病気で、西洋医学では根治療法はありません。
Eさんは、15年ほど前から私の施術を受けていますが、視力や視野狭窄は当時から全く進行していないそうです。

●黄斑変性
Tさん(40代・女性)は、左目の黄斑変性で来院。
後に右目にも同病を発症。物がゆがんで見える状態で、眼底出血も起こしていました。
10年前から通院を続けていますが、病状の進行は止まっており、ゆがんで見えていた物がだんだんよく見えるようになりました。
両目の視力も、0.02しかなかったものが、0.8~1.0まで上昇。

●飛蚊症
Sさん(30代・女性)は飛蚊症が気になって来院。
緑内障の疑いもありましたが、眼科の検査では、そこまで悪化しておらず、眼圧のみが上昇する高眼圧症との診断でした。
4回の通院で、両目の飛蚊症が薄くなり始め、8回めには完全に飛蚊症の症状が解消しました。
高眼圧症は、悪化すれば緑内障へと移行することも多い病気ですが、その進行も止まっています。

●糖尿病網膜症
十数年前、糖尿病網膜症を発症したKさん(50代・男性)は、当時は両目の視力が0.1~0.2程度しかなく、光が入ると目に痛みを感じていました。
施術によって、ヘモグロビンA1c(過去1〜2ヵ月の血糖状態)の値が改善するとともに、目の状態がよくなり、視力も向上。
現在、視力は0.7~0.8まで上昇し、裸眼で運転免許の更新ができたそうです。

基本のツボ(手足・目の周囲)

目の病気を改善するには、最初に全身の気(生命エネルギーの一種)の流れを促進し、目のコンディションを整えることが大事です。

そのために、まず準備としての基本のツボを刺激してもらいます。
そのうえで、目の症状別の視力特効ツボを押すと、効果がより高まります。

基本のツボとして、ここでは重要な手・足のツボを各一つ、目の周囲のツボを三つお教えしましょう。

●基本のツボ・手足
 手足のツボは、合谷と太衝です。
 合谷は、手の親指と人差し指の骨が交わるところの人差し指側にあります。太衝は、足の親指(拇趾)と人差し指(第2趾)の骨が交わる谷間にあります。
 これらのツボは、全身の気の流れをよくして、全身の状態を改善することで、目にいい影響を与えます。

●基本のツボ・目の周囲
 続いて、目の周囲の基本のツボが、晴明、太陽、四白です。
 晴明は、目頭の内側の骨のくぼみにあります。太陽は、眉尻と目尻を結んだ線の中央から、指の幅2本分外側のくぼみにあります。四白は、瞳の真下、眼球が収まっている骨のくぼみの下縁から指幅2分の1本分下がったところにあります。
 この三つは、目の状態全般に効くツボです。

【目の症状別】視力特効ツボ

これらに加えて、次に自分の目の病気と関係するツボを刺激します。

(1)白内障・老眼のツボ

❶白内障・老眼
白内障は、目のレンズに当たる水晶体が白く濁ることで、視力の障害を受ける病気です。
目がかすんだり、光が乱反射してまぶしく見えたりします。
この水晶体の機能改善に有効なのが、水晶体点というツボです。
このツボは、私が発見しました。
水晶体点は眉を4等分して、眉頭から最も近い眉の上にあります。
押すとズンと響きます。

白内障の患者さんは、私の施術や水晶体点の刺激などで、目のかすみが取れ、手術を回避できた人も多数います。
水晶体の異常というと、老眼も同様です。
加齢や紫外線などの影響で、水晶体が弾力を失い、焦点を合わせる機能が衰えるのが老眼です。
老眼も、水晶体点を刺激することで改善します。
老眼鏡が不要になったという人も、おおぜいいます。

(2)糖尿病網膜症・黄斑変性・網膜色素変性のツボ

❷糖尿病網膜症・黄斑変性・網膜色素変性
糖尿病網膜症は、糖尿病の合併症の一つです。
網膜の微小血管が損傷を受け、出血などを起こし失明する危険もあります。
網膜は、眼球後方の内側の壁を覆っており、目から入ってきた情報が像を結ぶ場所です。
カメラのフィルムに該当します。

その網膜の障害に、特に有効なのが光明です。
光明は、まっすぐ前を見たときの瞳の真上で、眉の上縁にあります。

糖尿病網膜症の人は、血糖値のコントロールを行いながら、光明を刺激してください。
視力が改善した人も少なくありません。

同じく、網膜の障害で起こる怖い目の病気に、黄斑変性や網膜色素変性があります。
黄斑変性は、網膜の中心にある黄斑部に異常が起こり、物がゆがんで見えたり、視界の中心部がぼやけて見えたりする病気です。
網膜色素変性は、網膜に異常が見られる遺伝性の病気です。
暗いところで見えにくくなったり、視野が狭くなったり、視力が低下したりするのが特徴です。

この黄斑変性や網膜色素変性も、私の施術や、自らの視力特効ツボの刺激で、進行が止まったり、改善したりする人が多数います。

(3)緑内障のツボ

❸緑内障
緑内障は目に必要な水分(房水)の流れが滞り、眼球内の圧力が高くなる病気です。
そのため、視神経を圧迫するなどして、視野が狭くなったり、視力が低下したりします。

視神経の改善に役立つツボが陽白です。
陽白はまっすぐ前を見たときの瞳の真上で、眉の上縁から親指の幅1本分、上がったところにあります。
この陽白の刺激が緑内障の眼圧の降下や、視力の改善に役立ちます。

(4)飛蚊症のツボ

❹飛蚊症
飛蚊症は硝子体が混濁することによって、目の前を糸くずや黒い影が動くように見える症状です。
硝子体は、水晶体の後方にあり、眼球の内側を埋めているゼリー状の組織です。

硝子体の状態をよくするのに有効なツボが、硝子体点です。
硝子体点は、眉を4等分して、眉尻から最も近い眉の上にあります。
硝子体点を刺激することで、飛蚊症が改善した例も多数あります。

刺激のやり方

指圧の際は、部位に合わせて、押しやすい指の腹を使ってください。

各ツボは、ゆっくり力を入れながら押し、ズンとした響きがあったらそのまま2~3秒保ち、ゆっくりと力を抜いていくことがコツです。一つのツボにつき、約5秒ずつの刺激となります。

①基本のツボ・手足、②基本のツボ・目の周囲、③自分の目の病気と関係するツボと、順に押していきます。
ひととおり押すのを1セットとして、1日2セット、朝晩行いましょう。

特に、今回紹介した症状別の四つのツボは、目の病気があると、押すと痛みがあったり、かたくなったりしていることがあるでしょう。
その場合、痛みやしこりが取れるまで刺激することが効果を高めるコツです。

目の状態が悪いと、ツボ刺激をしても、すぐには痛みやしこりが取れないかもしれません。
だからこそ、毎日継続して行うことが肝心です。

目の病気でお悩みの人は、眼科治療を受けながら、今回のツボ刺激を実践してください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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