
漬け酢は捨てずに調味料がわりに使用!
我が家では、かれこれ1年以上、酢キャベツを食べています。きっかけは、3年前から通っている村上祥子先生の料理教室でした。
それまでキャベツの食べ方といえば、生のまま食べるか、炒める程度。そのくらいしか思いつきませんでした。ですから、初めて村上先生から酢キャベツを教えていただいたとき、「これは少し変わった食べ方だな」と関心を持ったのです。
実際に口にすると、意外なほど食べやすく、「へぇ、こんなにおいしいんだ」と驚いたのを覚えています。
教室で作り方を教えてもらってからは、定期的に自宅でも作ることにしました。我が家では、常備菜として冷蔵庫に保存してあります。
一度に作る量は、いつもキャベツ1玉分、約1㎏ほどです。酢は米酢を、砂糖のかわりに人工甘味料を使っています。キャベツ自体に甘みがあるので、人工甘味料は少ししか入れません。だいたい、酢300㎖に対して10g程度でしょうか。
この分量の酢と人工甘味料に塩小さじ2を合わせて火にかけ、一度煮立たせます。
それを、せん切りにしたキャベツにかけ、お皿で重しをして、30分ほどおいてから食べています。残りは保存容器に入れて、冷蔵庫で保存します。それを毎日、息子と私の弟の3人で食べているのです。
村上先生の「酢キャベツ」の作り方は、↓の記事で詳しく紹介されています。
酢キャベツはとてもおいしいので、キャベツ1玉分作っても1週間ももちません。そのくらい、家族全員が気に入っています。
朝食と夕食のときには、必ず食卓に酢キャベツを出しておき、おのおのが好きなだけお皿に取って食べます。私は1食につき、小皿で2〜3皿くらいは食べているでしょうか。小腹がすいたときには、おやつがわりに食べることもあります。
我が家ではよくカレーライスを作りますが、そのときのつけ合わせにもぴったりです。漬物のようにどんな料理にも合うので、とても重宝しています。
酢キャベツの漬け酢も、捨てません。ほかの野菜を食べるときに調味料として使ったり、ドレッシングがわりにしたりするなど、いろいろな方法で活用しています。
降圧剤の影響による重度便秘が改善した
このようにして、毎日酢キャベツを食べているおかげでしょうか。酢キャベツが我が家の定番になってからここ1年ほどは、家族3人とも体の調子がとても良好です。
私が体調で特に変化を感じているのは、便通と血圧です。
もともと、私は重度の便秘症でした。その原因は、服用していた降圧剤の影響です。
17年前に脳梗塞で入院したことがあり、そのときに、最大血圧が180㎜Hg、最小血圧が80㎜Hgに上がってしまい、退院後もずっと降圧剤を飲み続けなければなりませんでした(基準値は最大血圧が140㎜Hg未満、最小血圧が90㎜Hg未満)。
その薬の影響によって、それ以来、便が出にくくなってしまったのです。
一度は脂汗が出るほどおなかが張って、車で病院に駆け込んだこともありました。
便秘薬は飲みたくなかったので、ヨーグルトを食べたり、ウォーキングなどの運動を心がけたりもしましたが、ずっと重度の便秘の状態が続いていたのです。
村上先生の料理教室に通うようになって、便通はだいぶよくなっていたのですが、酢キャベツを食べ始めて1ヵ月もしないうちに、お通じの回数が明らかに増えました。1日3回、多いときは4回出るようになったのです。それも、トイレに行って座ったらスルッと出るので、とても快適です。おかげで、体も軽くなった気がして、ほんとうに助かっています。
さらに、血圧にもいい影響がありました。
血圧がみるみるうちに下がっていき、最大血圧が120㎜Hg、最小血圧が50㎜Hg台で安定するようになったのです。おかげで半年前からは、降圧剤の服用をやめることができました。降圧剤を飲まなくても、数値はそのままです。
弟と息子のズボンがゆるくなった!
また、酢キャベツを食べるようになって1ヵ月ほどで、体重も2㎏ほど減りました(身長は150㎝)。
その後も緩やかに体重は落ちていき、もともと60㎏あった体重が、今では55㎏しかありません。合計で5㎏も減ったのですから、ほんとうに驚きです。もちろん、特別な運動などはいっさいしていません。
酢キャベツを食べていると、体がいつもポカポカして、寒さを感じにくくなった気がします。寒かった今年の冬も比較的薄着で過ごせて、暖房をつけたとしてもすぐに消していたほどです。
いっしょに酢キャベツを食べている弟と息子は、ともに「ズボンがゆるくなった」といっています。酢キャベツは、もう私たち家族にとって、欠かせない健康食です。

「体も冷えなくなった」と竹下さん
腸内環境がよくなり血圧が大幅に降下(福岡女子大学客員教授 村上祥子)
酢キャベツには、不溶性の食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は、消化器官内で水分を含んでふくらみ、便の量を増やします。それが腸壁を刺激し、腸が収縮する、いわゆる蠕動運動を促して、便秘の解消につながるのです。
また、腸内環境がよくなれば血流も改善します。それによって、大幅な血圧の降下につながったのでしょう。