
意識して摂りたい野菜。でも、メニューが似通いがち
私は、現在74歳。
年齢も年齢なので、日々、健康管理には気をつけています。
特に気になっているのは、血圧でしょうか。
きっかけは、3年前に受けた健康診断です。
最大血圧が150㎜Hg近くあり、基準値を上回っていました(基準値は最大血圧が140㎜Hg未満、最小血圧が90㎜Hg未満)。
私が血圧が高いのに対して、夫のほうは血糖値が高めです。
互いに医師から注意を受けて以来、それまで以上に夫婦で健康的な生活を心がけるようになりました。
私も夫も必要な薬は服用していますが、なるべく薬に頼らないようにしたいと思っています。
私は、健康の基本は食生活にあると思っています。
肉や魚はもちろん必要ですが、特に気をつけているのは、野菜をたくさんとること。
野菜は意識しないと、どうしても不足しがちになります。
毎日、野菜は必ず数種類とるようにしていますが、毎日のことなのでメニューが似通いがちになってしまうのが悩みでした。
「酢キャベツ」は日が経つほどに味に深みが出ておいしい
そんな折、以前から通っている村上祥子先生の料理教室で教えていただいたのが、「酢キャベツ」だったのです。
村上先生によると、栄養豊富なキャベツに酢の作用が加わることで、優れた健康効果が期待できるとのこと。
先生の話を聞いて、血圧と血糖値のコントロールにもいいかもしれない、と期待を抱きました。
そして、なによりとてもおいしかったことも魅力です。
酸味とほどよい甘みが感じられ、これなら毎日の常備菜にちょうどいいかもしれない、と思いました。
すっかり酢キャベツが気に入った私は、早速、自宅で酢キャベツを作ることにしたのです。
私の酢キャベツの作り方は、基本的に村上先生のレシピどおりです。
キャベツを500g、玄米酢を150㎖、塩を小さじ1、そして私は砂糖のかわりに人工甘味料を20g使います。
容器に入れて一晩寝かせてから食べるのですが、日が経つほどに味に深みが出ておいしくなります。
だいたい、私と夫で10日ほどで食べ切っているのではないでしょうか。
血圧・血糖値の数値が安定!毎朝のラジオ体操で体の軽さを実感している
酢キャベツを食べるのは、主に朝食時です。
ご飯やみそ汁、漬物、のりといったメニューとともに、小皿1杯程度の酢キャベツを食べています。
夕食のおかずが少ないときは、酢キャベツを一品加えることもあります。
酢キャベツはそのままでも十分おいしいので、それ以上特に手を加えることはありません。
私の血圧と夫の血糖値は、食事に気をつけるようになってから、徐々に下がって2人とも基準値内に落ち着くようになりました。
夫婦ともに健康に過ごせているのは、酢キャベツも一役買ってくれているにちがいありません。
私たちは、朝は必ず2人揃ってテレビの前でNHKのラジオ体操を行うことを日課としています。
酢キャベツを食べるようになってからは、今まで以上に体が軽くて動きやすくなったような気がします。
以前は季節の変わり目になると、すぐに鼻がグズグズし、鼻水が止まらなかったものです。
しかし、最近はすこぶる体調がよく、カゼひとつひきません。
いろいろなおけいこ事にも日々通って、夫婦ともども毎日楽しく過ごせています。
これからも健康維持のために、酢キャベツを毎日食べ続けようと思っています。

「カゼひとつひかない」と中西さん
血流がよくなることで血圧が安定する(福岡女子大学客員教授 村上祥子)
酢キャベツには、代謝を高めて、体温を上昇させる働きがあります。
体温が上がれば、全身を循環する血液の流れがよくなります。
血圧の安定には、血流の改善は欠かせません。
中西さんの血圧の安定に、酢キャベツは一助となっているでしょう。