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はくだけで体の痛みが取れて内臓、血管も元気になる!11円スリッパの作り方と貼り方

はくだけで体の痛みが取れて内臓、血管も元気になる!11円スリッパの作り方と貼り方

どこの家庭にもあるスリッパに、硬貨をはるだけでできる「11円スリッパ」が、体の内側の病気、各所の痛みだけでなく、心も元気にしてくれます。普通のスリッパをはくなんてもったいない!「11円スリッパ」を作って健康を手に入れましょう。【監修】藤井清史(呑気堂Fujii鍼灸治療院院長)

どこの家庭にもあるスリッパに、硬貨をはるだけでできる「11円スリッパ」が、
体の内側の病気、各所の痛みだけでなく、心も元気にしてくれます。

普通のスリッパをはくなんてもったいない!
「11円スリッパ」を作って健康を手に入れましょう。

基本の11円スリッパの作り方

「11円スリッパ」では、左足のスリッパに1円硬貨、右足のスリッパに10円硬貨をはります。ここでは一般的な大きさのスリッパを使った作り方を紹介しますが、大きいスリッパや小さいものを使うときは、硬貨の枚数を変更しても大丈夫です。
※「基本の11円スリッパ」の作り方をご紹介します。症状別に特化したはり方はページ下「症状別、追加の貼り方」をご覧ください。

【用意するもの】
●スリッパ1足(つま先が開いているもの)
●1円硬貨15枚
●10円硬貨15枚
※硬貨の枚数はスリッパのサイズによって、多少変わってもOK
●両面テープ(文房具用のもの)
●ハサミ

【作り方】
❶つま先のはり方
両面テープを約3cmの長さに2つ分切って、左足のスリッパのつま先部分に「ハ」の字の形にはる。はった両面テープの剥離紙をはがし、1円硬貨を3枚はる。

❷側面のはり方
両面テープを約8cmの長さに2つ分切って、左足のスリッパの土踏まず側に1つはる。その反対側の足の側面が当たる部分にも1つはる。はった両面テープの剥離紙をはがし、1円硬貨を4枚ずつ、合計8枚はる。

❸かかとのはり方
両面テープを約5cmに切って、かかとの中央に当たる部分にはる。両面テープを約1cmに2つ分切り、かかとの中央にはった両面テープの左右に1つずつはる。はった3つの両面テープの剥離紙をはがし、1円硬貨を中央に2枚、左右に1枚ずつはる。

●左足のスリッパと同様に右足のスリッパには10円硬貨をはって完成!
左足のスリッパは1円硬貨をはり、右足は10円硬貨をはって作る。はる部分は左と右、両方とも同じ。

11円スリッパの使い方とコツ

はくだけで健康になれるのが、11円スリッパの特長です。東洋医学では、左足は陽、右足は陰の経絡となっており、11円スリッパをはくことで陰陽のバランスが整います。左右のスリッパは、左右逆にはかないようにしましょう。

強力な両面テープでもOK
「超強力」「強力」「プロ仕様」などと書かれている、工作用や手芸用に使われる両面テープを使用すると、より強力にはり付きます

両面テープの使い方
❶両面テープに剥離紙をつけたまま、必要な分だけ切り取る
❷剥離紙をつけたままスリッパにしっかりはりつける
❸剥離紙をはがし、硬貨をはる

使い方
●1円硬貨をはったほうを左足、10円硬貨をはったほうを右足にはきましょう
●一日中はいてもかまいません
●使い始めはテープがベタつくことがありますが、数分で気にならなくなります
●妊娠中のかたは、使用を控えましょう

気になる症状には硬貨を追加して効果アップ
基本の11円スリッパでじゅうぶん効果はありますが、気になる症状があるかたは基本の11円スリッパに硬貨を数枚、足すことで、さらに効果が高まります。症状別のはり方は、下記に詳しく紹介しています

はがすときの注意
●硬貨をはがすときは、手ではがしてください。ハサミで硬貨を傷つけないようにしましょう
●瞬間接着剤など粘着力の強いものを使用すると、はがせなくなることがあります。硬貨や皮膚を傷つける恐れもあるので避けてください

11円スリッパQ&A

Q1 どんなスリッパでもいい?

A1 足先が開いているものを使いましょう
足先が閉じているものだと硬貨をうまくはれません。写真のように足先が開いているものを使ってください。

指先が開いていないものや、サンダルは避けましょう

Q2 靴下をはいてもいい?

A2 普通の靴下であればはいても大丈夫
ごく一般的な靴下であれば、はいたうえで11円スリッパを使用してもかまいません。はだしの場合と同様の効果が得られます。ストッキングなども大丈夫です。ただ、冬用のルームソックスなど、厚手の靴下は、避けましょう。

Q3 靴にはってもいい?

A3 靴の中敷きにはっても使えます
靴にはっても同様の効果が得られますが、スリッパと違って直接はるのは難しいです。そこで、靴の中敷きに、スリッパと同じように硬貨をはってから挿入する方法をお勧めします。中敷きは100円ショップなどで売られているものでかまいません。

Q4 どんなテープを使ってもいい?

A4 セロテープはNGです。両面テープを使いましょう
セロテープの接着面を外に向けて輪っか状にし、両面テープ代わりにすることがありますが、これでは硬貨がしっかりはれません。11円スリッパを作るときは、必ず両面テープを使いましょう。


【ちょっとだけ気になる!】
お金を踏むことに罪悪感があります……

藤井先生のお答え
「あなたの健康に役立つことでお金は喜びます」
お金は、人の生活を豊かにするために生まれました。健康的な食品や道具を買うのも、お金の有意義な使い道ですが、11円スリッパで、直接、健康に導くのも立派な使い方です。お金に対する感謝の気持ちを持ちつつ、11円スリッパを使うのは、お金も喜ぶことだと私は思います。ですから、お金には罪悪感ではなく、感謝の気持ちを持ちましょう。

症状別、追加の貼り方

ひざ痛

藤井先生の解説
左右の足の裏の中央やや上のへこんだ部分は、腎臓の反射区ですが、湧泉というツボでもあります。ひざが痛いと歩く元気もなくなるので、活力をみなぎらせる湧泉にはりましょう。11円スリッパで、ひざの痛みが軽減したという人は非常に多いので、ぜひお試しください。

めまい・メニエール病

藤井先生の解説
めまい、メニエール病は、東洋医学では腎臓の病に分類されるので、腎臓の反射区にはりましょう。腎臓の働きが低下すると、むくみが出やすいため、排泄を促す輸尿管の反射区にはってむくみ解消も促します。の反射区はめまいに効きますが、メニエール病は、の奥になる内耳というバランスを調整する器官にリンパ液が溜まって起こることもあるので、耳の反射区にもはることをお勧めします。

頻尿

藤井先生の解説
頻尿は睡眠の質を落としますが、その一方で、寝不足になると腎臓に負担がかかって働きが悪くなり、頻尿を引き起こすこともあります。ぐっすり眠って健康になるように頻尿に効く輸尿管腎臓の反射区にはりましょう。また、東洋医学の考え方では肝臓と心臓はセットで、これらが熱を持つ(働きが旺盛になる)とその熱を出そうとして頻尿になります。肝臓心臓にもはるのが効果的です。

老眼・近視

藤井先生の解説
老眼・近視の改善にいちばん効果的なのは、の反射区です。また、首がこると疲れ目や視力低下を招くので、の反射区にもはり足しましょう。東洋医学では「肝は目に開竅する(肝臓が目をよくする)」という言葉があるとおり、肝臓の働きが視力に深く関係しています。なので、肝臓の反射区にもはり足します。肝臓の反射区は右足にしかありませんが、硬貨をはることで歩行バランスが崩れることもあるので、左足の心臓の反射区にもはり足しましょう。このはり方の11円スリッパで、視界が明るくなったと感じる人も多いです。

耳鳴り・難聴

藤井先生の解説
キーンという高い音の耳鳴りや、高音が聞こえにくい難聴の原因は肝臓にあります。「ブーン」「ジー」という低い音の耳鳴りや、低音が聞こえない難聴は腎臓に原因があることが多いです。また、「シューシュー」「ボーッ」という風音のような耳鳴りは、胃腸に原因があります。胃は基本の11円スリッパではってあるので、の反射区とともに、腎臓に関係する輸尿管(左足は心臓)の反射区にもはり足しましょう。

糖尿病

藤井先生の解説
基本のはり方だけでも、膵臓の反射区を刺激できます。それだけでインスリンの分泌が正常に整う効果を期待できます。それと同じくらい重要なのが、腸です。糖尿病そのものと、糖尿病の薬は、いずれも腸に負担をかけます。そして、おならや下痢を起こします。腸(上行・横行・下行結腸小腸)の反射区にはり足すと、湿ったおならがなくなり、糖尿病が改善しやすくなります。特に盲腸は、血糖値コントロールに役立っているともいわれているので、そこにもはりましょう。

肝臓病

藤井先生の解説
肝臓は、胆のうとかかわり合いながら働きます。そのため、肝臓(左足は心臓)にはるのはもちろん、胆のうの反射区にもはります。胆のうは右足だけですが、歩行バランスを崩さないために左足にもはります。また、肝臓の調子が悪いと熱を持ち、便秘を招きます。逆に、便秘が肝臓を弱くすることもあります。ですから、左足のみにある直腸肛門の反射区にはりましょう、右足の同じ場所は小腸の反射区になります。

高血圧

藤井先生の解説
心臓の働きが衰えると血圧が上がり、それが続くと腎臓の負担になります。血圧の薬として利尿薬が使われるのも、腎臓の負担を減らすためです。また、肝臓(左足は心臓)は血液をサラサラにする役目を担っており、その働きがしっかりと発揮されれば、血流がスムーズになって血圧が上がりにくくなります。一方、腸の働きが滞って便秘になると、それによっても血圧が上がるので、腸を元気に保つことも大切。そこで、上行・横行・下行結腸小腸の反射区にはり足しましょう。

動悸・息切れ

藤井先生の解説
心臓と腎臓はセットで働くことで、全身に血を巡らせています。ですから、腎臓の機能が低下すると、血流が悪くなり、その影響が心臓にも及びます。それが、動悸・息切れを引き起こすのです。そこで、心臓(右足は肝臓)と腎臓の反射区にはり足して両者の働きを補います。心臓だけにはると、歩くさいの体のバランスが悪くなってひざの痛みにつながることもあるので、肝臓にもはりましょう。

脊柱管狭窄症・腰痛

藤井先生の解説
脊柱管狭窄症や腰痛は、腰や背骨だけに原因があると思われがちですが、腎臓が弱ることによっても腰の筋肉が張って発症・悪化します。また、肝臓が弱ると、特に右の背中が張って腰痛が起こります。腸の働きが低下した場合も、腸腰筋という腰の筋肉がこわばって腰を悪くします。腰痛の9割程度は、こうした内臓系の原因が深くかかわっているのです。そこで、腎臓、腎臓と深くかかわる輸尿管、肝臓(左足は心臓)、上行・横行・下行結腸の反射区にはり足しましょう。

下肢静脈瘤

藤井先生の解説
血液は心臓から動脈を通って各部に行き、静脈を通って心臓に帰ります。静脈の血流の悪いところには、静脈瘤という一種のコブができますが、心臓から最も遠い足(下肢)はいちばん静脈瘤ができやすい場所です。これを防ぐには、なんといっても全身の血流をよくすることが必要です。そこで、全身の血液の流れを司っている腎臓と、腎臓に協力する膀胱の反射区、さらに血液を送り出す心臓と、血液をサラサラにして流れをよくする肝臓(左足は心臓)の反射区にはり足しましょう。

薄毛

藤井先生の解説
東洋医学的に見ると、あらゆる毛髪トラブル原因は、腎臓にあります。東洋医学では、腎は生まれ持った気(生命エネルギー)が宿るところとされますが、加齢や過労でそのエネルギーが衰えると、薄毛や脱毛、白髪などになってしまいます。そこで、腎臓と、さらに腎臓と密接にかかわる輸尿管の反射区にはり足します。薄毛といっても、種類はたくさんありますが、どのタイプの薄毛でも、この方法が有効です。男性はもちろん、女性の薄毛にも効果的です。

水虫

藤井先生の解説
水虫の原因は白癬菌というカビの一種です。白癬菌は自然界に多く存在しますが、一定の抵抗力があれば感染しません。抵抗力が低下すると、感染して水虫になります。その抵抗力を支えるのが胃と肝臓です。胃と肝臓がしっかり働くことで、抵抗力が保たれ、水虫を起こしにくくするのです。また、飲みすぎが続くと、肝臓が弱って、やはり水虫が発症・悪化しやすいものです。そこで、水虫を防ぐには、肝臓(左足は心臓)の反射区にはり足しましょう。

ダイエット

藤井先生の解説
太りすぎの人の多くは、代謝が落ちています。代謝が落ちると食べ物に含まれる栄養を使いきれず、体にたまって、太ってしまいます。腎臓・副腎にはることで、代謝が上がり、やせる効果を期待できます。また、少食なのに太る人は、胃腸が衰えています。そこで、食物の吸収を受け持つ小腸と、排泄を受け持つ大腸横行結腸上行・下行結腸の角)にもはります。これだけで、余分な栄養が排泄され、やせやすい体になります。

解説者のプロフィール

 

藤井清史(ふじい・きよし)
●呑気堂Fujii鍼灸治療院
京都府亀岡市篠町柏原町頭8-4
TEL 0771-23-3440
http://nonkido.jp/

呑気堂Fujii鍼灸治療院・Tomo整骨院総院長。
1968年北海道生まれ。鍼灸師。
波動医療やメディカルハーブ、フラワーレメディーといった代替医療の研究に取り組み、洋の東西を問わず「治る治療」を目指す。
著書『耳鳴・難聴・めまいは治ります!』(白順社)が好評発売中。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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