手作り「発酵あんこ」で快腸!たった20分で小豆をふっくら炊く方法

手作り「発酵あんこ」で快腸!たった20分で小豆をふっくら炊く方法

「解毒作用のあるアズキは取りたいけれど、お砂糖が気になる」というかたがいらっしゃると思います。そんな皆さんにぴったりなのが、お砂糖が入っていない「発酵あんこ」です。やさしい甘さに糀の力を感じ、私は食べた瞬間、「ホントにコレすごい!」と笑いが出たほどでした。【解説】栗生隆子(発酵生活研究家)


過敏性腸症候群で下痢が続く毎日だった

私は現在、発酵生活研究家として元気に活動していますが、
発酵に興味を持ったのは、過敏性腸症候群(※1)で20年近くもの間、苦しんでいたのがきっかけでした。

(※1 大腸の運動や消化液の分泌に異常が生じて起こる病気の総称。
下痢や便秘、腹痛、ガスがたまるといった症状がある)

何を食べても下痢をしてしまうので、下痢止めを飲み続ける毎日。

しかし、薬に含まれる抗生物質によって、腸内の菌が死んでしまい、
ますます腸の働きが悪くなるという悪循環を繰り返していました。

下痢が続くと、お腹がからっぽで栄養を吸収できないので、毎日フラフラです。
家からも出られず、
「こんな生活がいつまで続くのだろう」と絶望でいっぱいの日々でした。

そんなとき、
体をなんとか治そうと養生食(※2)の勉強を始め、出会ったのが発酵食でした。
(※2 薬を使わず食べ物で病気にならない健康な体を養うこと)

さらに、養生食のなかでも、解毒作用があるアズキと玄米を一緒に炊く「酵素玄米」、
アズキとカボチャを煮る「アズキカボチャ」の2つが、
なぜかとても気になったのです。

それまでアズキと言えば、赤飯やぜんざい、和菓子くらいしか使い道が思い浮かばず、
普段の食事に使う発想はありませんでした。



アズキの解毒力を実体験!

さっそく酵素玄米とアズキカボチャを作って食べてみると、
おいしくて、腸が喜んでいる感覚があり、下痢もしません。

栄養も取れるようになり、
それから半年間、酵素玄米とアズキカボチャを、毎日作って食べ続けました。

しかし、ある日、これらがピタッと喉を通らなくなりました。
「もう取らなくてもだいじょうぶ」
という声が、体から聞こえたようでした。

ちょうどそのとき、
「体に残っていた薬の副作用が抜けた」という感覚がありました。

下痢止めはもう飲んでいませんでしたが、
むくみやだるさといった薬の副作用はずっと感じていたのです。

副作用がアズキの解毒作用で排出されたのか、
それ以来、私はさらに元気を取り戻していきました。

それからは、体が欲しているときだけ、
酵素玄米とアズキカボチャを作るようにして、体の解毒に役立てています。

発酵あんこを食べた瞬間やさしい甘さに笑いが出た!

ぜんざいや和菓子など、アズキはお砂糖といっしょに、甘いものによく使われます。
私も甘いものは好きですが、お砂糖をたくさん使っているものを食べると、胃腸の調子が悪くなっていました。

病気でお砂糖を取りすぎてはいけない人や、太りたくない人にも、
「解毒作用のあるアズキは取りたいけれど、お砂糖が気になる」
というかたがいらっしゃると思います。

そんな皆さんにぴったりなのが、
私もハマってしまった、お砂糖が入っていない「発酵あんこ」です。

作り方は、柔らかく炊いたアズキ、糀、水を混ぜて、炊飯器の保温モードで発酵させるだけ。

→「発酵あんこ」の作り方

やさしい甘さに糀の力を感じ、
私は食べた瞬間、「ホントにコレすごい!」と笑いが出たほどでした。

糀の菌が栄養素をしっかり分解してくれるので、
お砂糖入りのあんこより、消化しやすくなっています。
胃腸が弱いかたでも、食べやすいと思います。

ゆでこぼしをしなくても美味しい!

アズキを炊くときに、エグみを取るために「ゆでこぼし(※3)」をする人が多いと思います。
(※3 食材を水から煮て、沸騰したらゆで汁を捨てて、エグみを捨てること)
ただ、何度もゆでこぼしをすると、栄養素やうまみが外に流れてしまいます。


「発酵あんこ」は作って2日目、3日目と時間がたつにつれ熟成され、エグみも取れていくので、
何度もゆでこぼしをしなくてもおいしく、アズキの栄養素を丸ごといただけるのも魅力です。

エグみが気になるときは、一度ゆでこぼしをするといいでしょう。

おはぎなど和菓子のあんこにしたり、栗きんとんのような感覚でおかずにも使えます。
冷蔵庫で1週間ほど保存でき、冷凍保存もできるので、作り置きにもお勧めです。

解毒作用とやさしいおいしさを兼ね備えた「発酵あんこ」に出会えたおかげで、
発酵食の楽しみがまたひとつ増えました。

甘いものを制限しているかたも、
「発酵あんこ」があれば、ストレスのない食生活を楽しめるのではないでしょうか。

発酵あんこの「やさしさ」はどこから生まれる?

発酵あんこの魅力は、菌が作り出す「やさしさ」にあります。

発酵食は、発酵の過程で菌が栄養素を分解してくれるので、体に入れる前に、すでに栄養素が消化吸収しやすい状態になっています。

4時間かかっていた消化時間が2時間で済むような感覚です。
腸の弱っていた私にとって、体に負担の少ない発酵食は、ありがたいものだったのです。

菌があらかじめ分解してくれる

アズキを20分でふっくら炊く方法

アズキを炊くとき、私は、袋から出してサッと洗い、そのまま水にひたして煮ます。

そして、沸騰したら冷水を入れて温度を下げることを3回繰り返します。

水を入れるたびにアズキの皮が収縮して、
3回目の冷水で皮が割れ、20分ほどでふっくらと炊き上がります。

(1)アズキ100gを300mlくらいの水で煮る
(2)沸騰したら、冷水100mlを入れる。これを3回繰り返す

20分ほどでふっくら炊き上がる

解説者のプロフィール

栗生隆子(くりゅう・たかこ)
自然素材の暮らし、家庭でできる発酵生活を実践したところ、長年患った腸の病気が完治。
目に見えない菌が健康にも環境にもたいせつな役割をしていると知り、菌の世界から発酵への理解を深める。
命のリレーをして細胞が続いていくように「つないでいく発酵」がテーマ。
会員1万5000人を超えるFacebook「TGG豆乳ヨーグルト同好会」の管理人。
著書にベストセラーとなった『豆乳グルグルヨーグルトで腸美人! 』(マキノ出版)などがある。
最新刊は『からだにおいしい発酵生活』(宝島社)。

●TGG豆乳ヨーグルト同好会
https://m.facebook.com/groups/721334441212364/

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

この健康情報のエディター

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