頸動脈プラーク(首の動脈にゴミがたまった状態)が見つかった!
昨年の秋ごろ、両足のすねから足首にかけて、赤いブツブツした湿疹が出ました。「ほうっておけば治るだろう」とたかをくくっていましたが、ブツブツは広がっていき、かゆみも強くなるばかりでした。
ついに我慢できなくなり、市橋研一先生が院長を務める市橋クリニックで診てもらうことにしたのです。
湿疹の原因はわかりませんでしたが、いろいろと検査を受けたところ、思いがけず、動脈硬化が進んでいるといわれました。PWV(動脈硬化の度合いを測る指数)が2015PWVもあり、これは高い数値だそうです(70歳以降の基準値は1392~1814PWV)。
さらに、頸動脈(首にある動脈)のエコー検査では、頸動脈プラークが見つかりました。これは、いってみれば「血管にゴミがたまった状態」であるとのこと。
特に頸動脈プラークは、最悪の場合、脳梗塞の引き金になることがあるそうです。すぐに動脈硬化を改善すべきだといわれました。
そこで、市橋先生から勧められたのが、「オクラ水」でした。
正直いって、「こんな物でよくなるのか?」と半信半疑でしたが、手軽に作れるので、とにかく試すことにしたのです。
オクラ水は、市橋先生から教わったとおりに作っています。飲む量もタイミングも、市橋先生から勧められたように、朝いちばんにコップ1杯です。温めずに、冷蔵庫から出した物をそのまま飲んでいます。
残ったオクラは細かく切り、ポン酢とカツオ節をかけて、朝食として食べています。
こうして、オクラ水を続けたところ、期待以上の効果が続々と現れました。
血圧が改善し、気になるぶつぶつも頸動脈プラークも消失した
まずは血圧です。
私はもう10年以上、高血圧の薬を飲み続けています。特に最大血圧が高めで、薬を飲んでいても150㎜Hgを超えることが多々ありました(最大血圧の基準値は140㎜Hg未満)。
そんな血圧が、135~140㎜Hgで安定するようになったのです。自宅の血圧計で毎日測定していますが、オクラ水を飲み始めて以来、150㎜Hgを超えたことは一度もありません。
また、市橋クリニックに通うきっかけだった両足の湿疹も改善しました。かゆみを抑える薬を塗るなど、特別な処置はいっさいしていません。
それにもかかわらず、日を追うごとに赤いブツブツが減っていき、かゆみも気にならなくなりました。そして、オクラ水を始めて2~3ヵ月後には、きれいさっぱり消失したのです。
おそらく動脈硬化が改善して、全身の血流がよくなった結果なのでしょう。
その証拠に、初診から3~4ヵ月後、市橋クリニックで検査をしてもらったところ、PWVの数値が、1269PWVにまで下がっていることが判明。さらに、頸動脈のプラークも消えていたのです。
スーパーになければ何件もはしご!
オクラ水の効果は、まだあります。
それは、腸が活発に動くようになって、便通が改善したことです。
年齢のせいか、便通は2日に1回あるかないか、という状態が長く続いていました。それが今では、毎朝欠かさずに気持ちのいい便が出ています。毎日快便のおかげで、体調全般がよくなって、なんだか心までスッキリしています。
肌の血色もよくなりました。もともと私は、実際の年齢よりも若く見られるほうでしたが、肌にツヤが出て、ますます印象が若返ったようです。体調が改善して、心身が身軽になったことも貢献しているかもしれません。
さらに、尿酸値も安定しています。私は、痛風発作にはまだ見舞われていませんが、尿酸値が7㎎/㎗と高めで、薬を飲んでいます(男性の尿酸値の基準値は3.8~7.5㎎/㎗)。もちろん、薬の効果も大きいとは思いますが、現在は4㎎/㎗まで下がっています。
半信半疑で始めたオクラ水ですが、試してみて、ほんとうによかったと思います。オクラが手に入りにくい冬場には、スーパーを4、5軒探し回ったほどでした。それほど、今の私にとって、オクラ水は欠かせない物になっています。
オクラのカリウムで高血圧が改善した(つるた鷺ノ宮クリニック副院長 鶴田加奈子)
糖尿病は動脈硬化を進行させ、網膜症や腎症などの合併症、高血圧などの生活習慣病を引き起こします。逆に、血糖コントロールがうまくいけば、それに関連する病態が改善します。
大西さんは、オクラに含まれるカリウムの効果で高血圧が改善したのでしょう。それに伴い、尿酸値の低下、動脈硬化の検査結果の改善につながったと考えられます。
ちなみにオクラは、流通にかかる時間に比例して、栄養素の量が減っていきます。その点においては、外国産より国内産がお勧めですが、大きな差はないので、旬の時期以外は外国産でもかまいません。いずれの場合も、しっかり水洗いをしてから利用しましょう。
体も心もスッキリ!