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HbA1cが降下!食物繊維たっぷりの「玄米食」で効果が出た

HbA1cが降下!食物繊維たっぷりの「玄米食」で効果が出た

食物繊維をたっぷりとることを心がけました。春には、思い切って自分専用の炊飯器を購入し、玄米食に切り替えました。こうした生活を続けていたところ、以前より便通がよくなってきたことに気づきました。それにつれ、糖尿病の状態も徐々に改善してきました。【体験談】綿谷里子(仮名・自営業・73歳)

毎日ゴボウを欠かさず納豆やきな粉も愛食!

 今から約5年前のことです。ちょっとした事故で、アキレス腱を切断してしまいました。
 そのケガの手術のため、事前に血液検査を受けたところ、血糖値が146㎎/㎗、ヘモグロビンA1cは7.4%を記録。なんと、糖尿病であることが発覚したのです。

 母が過去に糖尿病を患っていましたし、私も実際、健康診断で「糖尿病予備軍」といわれたことがあったので、そうしたリスクは認識していました。
 けれども、血糖値などの数値はいつも正常の範囲内で、自覚症状もありませんでした。特に気にせず過ごしてきたので、ついにきたかという感じでした。

 こうしたわけで、白十字病院で足の手術を受けると同時に、岩瀬正典先生の糖尿病センターで治療を開始。朝夕に、薬を服用することになりました。血圧も高かったので、降圧剤も処方されました。

 病院の栄養士によると、食事面で注意すべきは、塩分と糖分のとり過ぎだそうです。また、食物繊維をたくさんとるようにと指導されました。

 そこでまずは、好物だった漬物や明太子を食べるのをやめました。
 甘い物は、もともとあまり好きではありません。そのかわりお酒が好きで、食前によくビールやワインを飲んでいました。量が欲しいわけではありませんが、毎日の楽しみだったのです。でも、体にはよくないと思い、この習慣もやめました。

 そして、食物繊維をたっぷりとることを心がけました。なかでも毎日欠かさず食べるようにしているのが、ゴボウです。私の住む福岡には「がめ煮」という郷土料理があり、いわゆる筑前煮なのですが、これにゴボウを加えます。

 ゴボウはほかにも、きんぴらにしたり、みそ汁に入れたり。みそ汁には野菜をたっぷり使いますが、一方で、みそは少なめにして、塩分を控えるよう工夫しています。汁を飲むというよりは、具材を食べる感覚です。

 さらに、食物繊維の多い納豆やきな粉、バナナ、すりおろしたリンゴを入れた自家製ヨーグルトも、毎日食べるようにしました。

 昨年の春には、思い切って自分専用の炊飯器を購入し、玄米食に切り替えました。

 また、運動もするように勧められたので、毎日、近くの公園内を1時間ほどウォーキングしました。
 そういえば私の母は、一時期インスリン注射を打っていました。しかし、食事療法と運動を熱心に行い、2~3ヵ月で注射をやめることができたのです。「私もきちんとやれば、きっといい結果が出る」と、自分を励ましつつ取り組みました。

 こうした生活を続けていたところ、以前より便通がよくなってきたことに気づきました。
 それにつれ、糖尿病の状態も徐々に改善してきました。血糖値は115㎎/㎗程度、ヘモグロビンA1cは6.4%程度で安定するようになったのです。
 それでも基準値よりはやや高めですが、成果が出たことを、とてもうれしく思いました。

インスリン注射はなんとしても避けたい!

 ところが、数値がよくなりほっとしたせいか、しばらくすると、気が緩んできました。家族のなかで自分だけ違う食事をとるのを常々難しく感じていたこともあり、昨年10月に、玄米食をやめてしまったのです。

 加えて、寒くなってきたら、外を歩くのがおっくうになってきました。そこで、室内で運動できるよう、ランニングマシンを購入。しかしこれも、長続きしませんでした。

 さらに、控えていたお酒も再開。食前に赤ワインを1杯、また飲むようになりました。
 すると、昨年12月の検査で、血糖値が158㎎/㎗、ヘモグロビンA1cは6.6%に、上がってしまったのです。
 そして今年に入ってから、2月と4月に検査を受けましたがどちらもヘモグロビンA1cは6.9%と、さらに悪くなりました。そのため、薬は今も飲み続けています。

 ただ、食物繊維が多めの食事を続けているおかげか、体重が自然と減少。身長157㎝で、ずっと60㎏だったのが、5㎏やせて、55㎏になったのです。これは思いがけなく、ありがたい副産物でした。

 私の周りには、糖尿病でインスリン注射を打っている人が、何人もいます。彼らの話を聞くたびに、自分はなんとしても注射は避けたいと、身が引き締まる思いです。
 そのためには、また玄米食に戻すなど、食生活を改めたほうがいいのでしょう。暖かくなってきたので、ウォーキングも再開できるはず。体も軽くなったことですし、決意を新たにがんばりたいと思います。

自分専用の炊飯器で玄米食を実践!

玄米ご飯の食物繊維量は白米の約5倍!(白十字病院副院長・糖尿病センター長 岩瀬正典)

 綿谷さんは食物繊維の多い食事、さらに玄米食に切り替えたことで、一時的にヘモグロビンA1cを降下させました。

 玄米は不溶性食物繊維に富み、炊いたときの食物繊維総量は、100g当たり1.4g。白米は0.3gなので、約5倍です。ちなみに比較的食べやすい五分づき米なら、その中間で0.8g。主食を食物繊維の多い穀物に替えるだけでも、効率的に摂取量を増やせます。できる範囲で続けてください。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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