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酢玉ねぎと紫玉ねぎでヘモグロビンA1cが下がり中性脂肪値も激減

酢玉ねぎと紫玉ねぎでヘモグロビンA1cが下がり中性脂肪値も激減

私は酢玉ねぎを作る際、最初から味が調えてある「調味酢」を買って使っています。薄くスライスした玉ねぎを調味酢に半日ほど漬けるだけなので簡単です。食べ始めて2カ月の検査で血糖値が下がり効果を実感!また、酢玉ねぎに加え、紫玉ねぎも食べるようにしたところ体調がさらによくなりました。【体験談】今枝紀代子(主婦・70歳)

高血圧や糖尿病にいいと聞いて始めた酢タマネギ

 私は若いころは、だいぶやせていたのですが、2度の出産で10㎏以上体重が増え、気づいたら62㎏になっていました。身長は158.5㎝なので、少し減らしたいと思っていました。
 とはいえ、特に健康に差し障りもなく、58歳で仕事を辞めてからも、主人と四国八十八ヶ所のお遍路巡りなどをして、元気に過ごしていたのです。

 ところが60代に入ったら、とたんに血糖値が上がって、病院で糖尿病の薬を処方されるようになりました。
 また、疲れたり寝不足だったりすると、血圧も高めになります。最大血圧が200㎜Hgまで跳ね上がったこともあり(基準値は140㎜Hg未満)、医師に加減してもらいながら、降圧剤も服用するようになりました。

 医師からは、「食生活を改善し、運動をするように」と指導されました。しかし、なかなか実践できません。もともと脂っこい料理が好みなうえ、スーパーで甘い物を買っては、よくおやつに食べていました。

 そんな私が危機感を新たにしたのは、2017年2月のことです。そのときの検査結果が、血糖値は280㎎/㎗、ヘモグロビンA1cは7.8%と、かなり悪い状態だったのです。
 さらに驚いたことに、中性脂肪値が219㎎/㎗とそうとう高く(基準値は150㎎/㎗未満)、なんとかしなければと焦り始めました。しかし、これといった方策も見つからないまま半年ほどが過ぎました。

 タマネギの酢漬け、いわゆる「酢タマネギ」を試したのは、その年の9月でした。知人から「高血圧や糖尿病の改善にいい」と聞いたのがきっかけです。
 いろいろな作り方があるようですが、私は、最初から味が調えてある「調味酢」を買って、使っています。薄くスライスしたタマネギを、ひたひたの調味酢に半日ほど漬けるだけなので簡単です。

 こうして作った酢タマネギを主人とともに、朝晩の食事の際に食べるようにしました。一度にとる量は、茶碗に半分強、といったところでしょうか。
 酢タマネギは、当初思っていたよりも辛みが少なく、食べやすいものです。食事のおかずが脂っこいときには特に、酢タマネギを食べると、胃がスッキリします。

改善ぶりに医師が仰天!8kgやせてスッキリ快調

 酢タマネギを食べ始めて2ヵ月後の11月、再び検査を受けたところ、血糖値は158㎎/㎗で、ヘモグロビンA1cは7.5%と、数値がいずれも改善。効果を実感できました。
 このころから体重も徐々に減り始め、年が明けるころには、4㎏やせて58㎏になりました。

 ただ困ったことに、今度は、主人のA1cや中性脂肪値が高くなってしまいました。それまで続けていたジム通いを、やめたせいかもしれません。
 そこで、今年に入ってからは酢タマネギに加え、紫タマネギも食べるようにしました。「スライスした紫タマネギを、水にさらさずに、少し時間をおいてから食べるとよい」というのをテレビで見て知ったのです。

 朝起きたらまず、紫タマネギ半玉をスライスして、朝食の支度が整うまで、そのまま置いておきます。朝食の定番は、酢タマネギ、ご飯を100g、ワカメスープです。

 さらに、モヤシやニンジン、キャベツ、ブロッコリーなどの蒸し野菜を皿に盛り、その上に紫タマネギをのせ、オリーブオイルなどをかけて、いただきます。主人と2人で食べるので、1人当たりの紫タマネギの量は1玉の4分の1です。

 夕食も、酢タマネギ、ご飯とワカメスープを基本とし、脂っこいおかずを控え、和食中心にしました。とはいえ、外食で肉料理を選ぶこともあれば、おやつを食べることもあります。

 すると、紫タマネギのサラダが奏効したのか、体調がさらによくなりました。
 今年2月の検査では、血糖値が135㎎/㎗、ヘモグロビンA1cは6.4%、中性脂肪値はなんと、91㎎/㎗まで下がりました。最大血圧も120㎜Hg台で、安定しています。

 薬は今も飲み続けていますがたった1年でここまで改善したことに医師が仰天し、あらゆる精密検査を実施しました。しかし、胃にピロリ菌がいたことがわかった以外、どこにも異常はありませんでした。

 体重はその後も減り続け、2018年4月の時点で、54㎏まで減少。おなか周りも締まって、ウエストサイズがこれまでより3㎝細いズボンをはけるようになりました。
 また、タマネギを食べ始めてからは、便の量が明らかに増えました。おかげで、いつもおなかはスッキリ快調です。

 主人は今年に入ってから、まだ検査を受けていませんが、体調はとてもいいようです。おそらく次の検査では、私と同じようにさまざまな数値が下がっているのではないかと、今から期待し、楽しみにしています。

「朝も夜もタマネギ!」と今枝さん

タマネギの辛み成分が血糖値の改善に有効(星子クリニック院長 星子尚美)

 タマネギに含まれる辛み成分は、糖の代謝を促しインスリンの働きを助けるため、血糖値の改善に有効です。酢にも全身の代謝を高める効果があります。

 加えて、紫タマネギは、ポリフェノールの一種であるアントシアニン色素が豊富。普通のタマネギより、さらに高い抗酸化作用が期待できます。今枝さんの症状改善は、これらの相乗効果によるものでしょう。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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