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【扁平足の予防と対策】土踏まずがない!子どもの扁平足は治る?

【扁平足の予防と対策】土踏まずがない!子どもの扁平足は治る?

子どものころからの扁平足は痛みはありませんが、歩きにくかったり、長く歩くと疲れやすかったりします。また、外反母趾や内反小趾を合併しやすくなります。大人になってからの扁平足は運動不足や加齢による筋力の低下、腱のゆるみ、肥満による負荷の増大などの原因が考えられます。【解説】高山かおる(済生会川口総合病院皮膚科主任部長)

扁平足とは

かかとの骨が内側に傾くと注意が必要

足の内側の縦アーチが崩れて足裏が平らになってしまう状態

扁平足は、土踏まずを形成している内側の縦アーチが崩れて、足裏が平らになった状態です。

扁平足の人は大勢いますが、開張足や浮き指と同じで、これも病気と呼ぶほどのトラブルではありません。
激しい運動をする人は痛むこともありますが、気付いている人はそれほど多くないでしょう。

誰でも、乳幼児のころは足のアーチがなく、扁平足です。
土踏まずは成長するにつれて形成されてきますから、子どもが扁平足でも心配することはありません。
しかし、7〜8歳になっても土踏まずがないようなら、扁平足の疑いが強くなります。

こうした子どものころからの扁平足は、痛みはありませんが、歩きにくかったり、長く歩くと疲れやすかったりします。また、外反母趾や内反小趾を合併しやすくなります。

中年以降に発症する扁平足では、内側のくるぶしの下あたりが腫れてきて、痛みの出ることがあります。
縦アーチがないために足の裏全体の血管が圧迫されて、血行も悪くなります。
それが、足のむくみや冷え症の原因になります。

大人になってからの扁平足は、運動不足や加齢による筋力の低下、腱のゆるみ、肥満による負荷の増大など、いくつかの原因が考えられます。

扁平足は見た目だけでは診断がつきにくい

また、扁平足は、見た目だけでは診断がつかないことがあります。
一時、野球のイチロー選手が扁平足だと話題になったことがありました。
しかし彼のように足を鍛えているアスリートは、一見、扁平足に見えても、しっかり土踏まずは形成されています。
足の筋肉が鍛えられて厚くなるので、扁平足に見えるだけなのです。
太り気味の人も、足裏が肉厚で、扁平足に見えることがあります。

扁平足は、かかとの骨が内側に傾いているので足にうまく体重をかけることができず、体がゆらゆらして、片足立ちをしにくいのが特徴です。
この状態が続くと、足首やひざ、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛やひざ痛の原因になります。
外反扁平足が疑われたら、整形外科などの専門科を受診してください。

扁平足の予防と対策

足の筋力を鍛える「ゆるゆる屈伸」や、内側の縦アーチをサポートするインソールが有効です。
肥満の人は、体重を適正体重に落とします。

扁平足の運動療法

ゆるゆる屈伸

X脚やO脚は開張足の原因になり、足病変の発症につながります。
普通に屈伸すると、X脚の人はひざが内側に曲がり、O脚の人は外側に曲がります。
ゆるゆる屈伸は、ひざの筋肉をゆるめて、足の向きを正すエクササイズです。
これによってX脚やO脚を矯正し、正しい重心のかけ方を身につけます。

ゴルフボール握り

解説者のプロフィール

高山かおる(たかやま・かおる)
済生会川口総合病院皮膚科主任部長、東京医科歯科大学附属病院臨床准教授。1995年、山形大学医学部卒。日本の大学病院では稀有な皮膚科のフットケア外来を開局する。難治性の巻き爪、陥入爪、肥厚爪、タコ、ウオノメなどの疾患を抱える患者に対して、トラブルの根治を目指した、原因の追及、診察、専門治療のほか、セルフケアの指導を行う。フットケア師によるフットケア、オーダーメイドのインソール作製などによる免荷療法など、それぞれの専門家と連携を取りながらの保存的治療も積極的に導入している。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。

【好評】
『巻き爪、陥入爪、外反母趾の特効セルフケア (フットケア外来の医師がすすめる「足のトラブル」の治し方) 』高山かおる(著)

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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