野菜スープを食べたら便秘が解消!1日3回のお通じでおなかがへこんだ
野菜を最初にたっぷり食べるとおなかが満たされ、最後のほうで1膳のご飯を食べる頃には満腹です。たっぷり野菜を食べるとおなかが空かず間食をしなくなり、お通じは日に3回もあります。おかげで体重は54kgから51kg(身長156cm)に減り、おなかがへこみました。【体験談】山岡黎子(主婦・78歳)
食事の最初に野菜スープを食べる
私の知り合いに80歳とは思えないほどハツラツとしたおばあちゃんがいます。3人姉妹の長女ですが、いちばん若く見えます。聞けば、30年も野菜スープを続けているとのこと。おばあちゃんの若さにあやかりたいと思った私は、レシピを習い5年前から野菜スープを飲むようになりました。
ダイコン、ニンジン、ゴボウはよく洗い皮ごと使います。タマネギは皮をむき、皮は天日で干してから入れます。そのほか、皮をむいたニンニク、干しシイタケなども鍋に入れ、野菜の約3倍の水を加えて中火でコトコト煮ます。ほとんどの材料は家の畑でとれた新鮮なものです。
以前は具を捨て、スープだけ飲んでいましたが、前田浩先生の書籍『最強の野菜スープ』を読んでからは具も食べるようになりました。
スープは1日3回、食事のときに飲みます。最近、食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」にすると血糖値が上がりにくいという話を聞き、スープから食べます。味はつけません。
お通じは1日3回も
野菜を最初にたっぷり食べるとおなかが満たされ、最後のほうで1膳のご飯を食べる頃には満腹です。
たっぷり野菜を食べるとおなかが空かず間食をしなくなり、お通じは日に3回もあります。おかげで体重は54㎏から51㎏(身長156㎝)に減り、おなかがへこみました。
5年前は中性脂肪値が300~400㎎/㎗(正常値は149㎎/㎗以下)ありましたが、現在は正常値です。ヘモグロビンA1c(過去1~2カ月の血糖値の平均値6.2%以下が正常値)は、正常値よりやや高く薬は飲んでいますが6%台で安定しています。
前田先生の本を読むたびに、私の健康は野菜スープが支えてくれていると再確認でき、とても元気が湧いてきます。
野菜スープの食物繊維が便通を整える(熊本大学名誉教授 前田 浩)
野菜スープに豊富な不溶性食物繊維は、便通を整える働き、水溶性食物繊維は腸内で余分な中性脂肪やコレステロール、糖質などを包み込み、便と一緒に排出する働きがあります。山岡さんの便通がいいのも、中性脂肪値が下がったのも、スープで食物繊維をしっかりとった結果でしょう。
また、これら植物性食品の繊維は多糖類と呼ばれ、腸内細菌の善玉菌を優勢にすると考えられます。免疫力の増強にもつながります。
この記事のエディター
関連記事
納豆を毎日食べるようになったとき、最初に実感できるのは、便通の改善でしょう。それもそのはず。納豆には、腸内環境を整えるための働きや成分がそろっているからです。腸内において納豆菌は、活性酸素を分解する酵素と、善玉菌のえさとなる栄養分を作りだし、善玉菌の増加を強力にサポートします。【解説】河埜玲子(済生会松阪総合病院医師・料理家)
日本の発酵食品(しょうゆ、みそ、日本酒など)を作る上で、こうじはなくてはならないものです。こうじは、蒸した米や麦、大豆などに、こうじ菌という微生物を繁殖させたものでこうじ菌が作った栄養成分がぎっしり詰まっています。こうじについては多少の知識がありますので、少しお話しさせてください。【解説】浅利妙峰(糀屋本店女将)
「いつもおなかが張って苦しい」「下腹がポッコリ出ている」という人は、「大腸下垂」の可能性が非常に高いと言えます。便秘やガス腹を引き起こす大腸下垂の予防・改善には、腹筋、骨盤底筋を鍛えましょう。私がお勧めするのは、雑巾がけやおしりの上げ下げなどです。【解説】金子実里(金子病院副院長)
人間本来の解毒作用による毒素の排出は、75%が便からで、20%弱が尿からといわれています。残りが汗、毛髪、爪からの排出です。ですから、健康を考える上で「便をスムーズに出す」ことは非常に重要だといえるのです。【解説】堀田忠弘(堀田医院院長)
食べ始めて4日ほどたった頃、劇的な変化がありました。1日おきだったお通じがなんと1日2回になったのです。朝食をとると、すぐトイレに行き、日中にもう1回お通じがあります。便秘解消のおかげか、吹き出物がなくなり、肌がきれいになりました。また、寝起きに起こっていた鼻づまりもなくなりました。【体験談】藤田久美子(主婦・60歳)
最新記事
熱中症は7月8月の日中に最も多く見られます。熱中症は、乳幼児から高齢者まであらゆる年代で起こる病気です。なかでも高齢者は重症化する場合が多いのです。また服薬や持病のある方も熱中症にかかりやすいリスクがあるといえるでしょう。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
熱中症は私たちの日常生活の中での注意や工夫で予防することができます。たとえば、服装です。また、水分補給についても、実は「水分」だけを補給するのではいけません。そのほかに、エアコン等の空調の使い方のコツなどをご紹介します。【解説】大澤直人(高知大学医学附属病院老年病・循環器内科)
手洗いの時間の目安は、おおよそ30秒。次のような手順で洗っていくと、少なくともそれくらいの時間が必要であることが実感できるでしょう。
新型コロナウイルスには、まだ特効薬やワクチンはなく、感染しないための予防法を徹底することが重要です。自分一人ひとりができる感染症対策のポイントをチェックしてみましょう。
コンブを水に漬けて冷蔵庫で10日ほど発酵させ、乳酸菌と酵母を培養する「コンブ酵母」が話題になっています。コンブ特有のにおいが軽減し、旨みが濃くなるので、そのまま飲んでも、料理に使ってもよし!食生活に取り入れる人が急増中です。コンブ酵母の作り方と、コンブ酵母の活用レシピをご紹介します!【レシピ】COBOウエダ家
野菜スープでおなかがへこんだ!