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190ミリの血圧が基準値に下がって安定!足の指回しで外反母趾も改善

190ミリの血圧が基準値に下がって安定!足の指回しで外反母趾も改善

外反母趾の相談をするために整体に行きました。そこで「足の親指(母趾)を回すと外反母趾が改善する」と教えてもらいました。さらに、私が血圧の話をしたところ「それなら、足首も回すといいですよ」といわれたのです。【体験談】田坂理恵子(仮名・主婦・66歳)

降圧剤が体に合わずたった2回で中断

 私は、以前から血圧は基準値(最大血圧140㎜Hg未満、最小血圧90㎜Hg未満)の範囲内でした。ところが、昨年の11月、上(最大血圧)が190㎜Hg、下(最小血圧)が105㎜Hgという数値になってしまったのです。

 血圧が上がった原因は、ストレスだと思います。昨年、夫と母の病気が発覚し、不安になりました。また、緊迫化する世界情勢も、私の気分を暗くさせました。そんなことから、血圧が上がったのかもしれません。

 医師からは、すぐ降圧剤を処方され、その際、「一生飲むことになるかもしれません」といわれたこともストレスでした。

 ところが、降圧剤を飲んだところ、気分が悪くなったため、たった2回服用しただけで、やめてしまったのです。かわりに、お酢を飲んだり、減塩を心がけたりしました。

 そんな折、外反母趾の相談をするために、整体に行きました。そこで、「足の親指(母趾)を回すと、外反母趾が改善する」と教えてもらいました。さらに、私が血圧の話をしたところ、「それなら、足首も回すといいですよ」といわれたのです。

 そのとき私は、以前『壮快』に載っていた「足の指回し」の記事を思い出しました。当時は健康上の不安がなかったので、1回行っただけでした。

「確か、足の指や足首の回し方が詳しく載っていたはず」と思い、その『壮快』をあらためて読み直しました。そして、昨年の暮れから、足の指回しを真剣に始めたのです。

 足の指回しを行うのは、朝起きてすぐです。『壮快』のやり方を少しアレンジしました。
 まず、左足の指と右手の指を深く組み、深呼吸をしながら、足首を外側と内側に大きく5回ずつ回します。反対の足も同様に行います。

 次に、ふくらはぎを両手で持ち、上に向かって、こすり上げるように5回ほどマッサージします。そけい部も5回ほど、下から上へこすり上げます。

 そのあと、両足の指を1本1本、右回りと左回りに5回ずつ、手で回します。最後に、小指(第5趾)と薬指(第4趾)のまたをもんで、終わりです。

外反母趾の出っ張りが凹んで腫れも痛みも解消

 この一連のエクササイズを行ったあとに、家庭用の血圧計で、毎日血圧を測りました。すると、徐々に血圧が下がっていくのがわかったのです。

 今年の3月には、上が150㎜Hg、下が90㎜Hgまで降下し、5月に入ったころには上が138㎜Hg、下が87㎜Hgまで改善しました。以来、この前後の数値で安定しています。

 血圧が高かったときには、よく頭痛を起こしていました。でも、今では頭が痛くなることはありません。

 また、足の指回しをしていたら、外反母趾も改善しました。
 私の場合、だいぶ前から両足とも外反母趾で、特に右足が重症でした。親指のつけ根の骨が大きく外に突き出て、ハイヒールをはくと、痛くてたまりませんでした。ハイヒールで出かけて、途中で痛みを我慢できなくなり、サンダルを買ってはき換えたこともあります。

 近年は、ハイヒールをできるだけ避けていました。冠婚葬祭では、ハイヒールを持っていき、その場ではき換えました。

 そんな悩みの種だった骨の出っ張りが、しだいに凹んできたのです。以前は、ハイヒールをはくと、骨の出っ張り部分が赤く腫れましたが、今はそんなこともなくなりました。

 高血圧の心配も、外反母趾の痛みも消え、こんなにいいことはありません。今後も、足の指回しを続けていくつもりです。

薬を飲まずに下がった!

全身の血流が円滑になり血圧が下がった(ひらの整形外科クリニック院長 平野薫)

 足の指は心臓から遠く、血流が悪くなりやすい部位です。足の指が動かず、血流が悪くなると、そこに血液を送り込むために、心臓はポンプ力を強くします。その結果、血圧が上がるのです。

 足の指回しで指先から下肢の血流がよくなると、心臓はがんばる必要がなくなり、血圧が下がります。全身の血流も円滑になるので、さまざまな健康効果が期待できるでしょう。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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