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【無塩梅干し】胃もたれに即効果! 食べ続けたら五十肩まで解消⁉

【無塩梅干し】胃もたれに即効果! 食べ続けたら五十肩まで解消⁉

無塩梅干し料理を週に3~4回、食卓に上げていたところ、1~2ヵ月ほどで、胃がもたれなくなってきたことに気づきました。今年の春には、五十肩の痛みが完全に解消しました。肩を自在に回せるようになり、あれほど痛かったのがウソのようです。【体験談】三船千波(仮名・主婦・55歳)

夫が高血圧で食事の塩分に注意していた

 鍼灸師の宮本啓稔先生(「無塩梅干し」が大人気参照)の治療院に通い始めたのは、2017年の7月からです。その前の月に、五十肩になったのがきっかけでした。

 症状はひどいもので、後ろに手が回らないので、ブラジャーのホックが留められません。肩を大きく動かせないため、Tシャツの脱ぎ着も困難です。電車のつり革につかまることもできないうえ、揺れて肩が人に当たると、悲鳴を上げるほどの激痛が走りました。

 宮本先生のもとを訪れたところ、五十肩の原因は、体のコリと判明。治療をしてもらうと、体がだいぶ軽くなりました。

 ほかにも私は、ここ数年、少し食べ過ぎたり脂っこい物を口にしたりすると、胃もたれするのが気になっていました。

 また、夫は若いころから高血圧で、通院と薬の服用が欠かせません。私は食事を作る際も、塩分をとり過ぎないよう、注意を払っていました。

 治療を受ける間に、こうした話をしたところ、先生が勧めてくださったのが、「無塩梅干し」でした(作り方は「無塩梅干し」の作り方参照)。「塩を使わない梅干しなんてあるんだ!」と、驚いたものです。

 なんでも、食べ続けていると全身の代謝がよくなり、コリや痛みの症状が和らいだり、胃腸の調子がよくなったり、高血圧の改善も期待できるとのこと。

 先生が無塩梅干しを少し分けてくださったので、家に帰ってから、試しに干しゴボウを和えてみました。これが家族に好評だったので、続けてみることにしたのです。

 無塩梅干しの作り方も教えてもらいましたが、梅の時季を過ぎていたため、手作りするのは断念。無塩の梅干しを取り扱っているお店をインターネット上で見つけ、そこから定期的に購入するようになりました。

12kmを苦もなく歩けて疲れにくくなったと実感

 梅干しは体にいいと知っていたので、我が家では以前から、よく料理に使っていました。ですから、変わったことといえばその梅干しを無塩梅干しに置き換えただけです。

 料理といってもどれも簡単な物で、イワシの梅煮や、鶏胸肉の梅シソはさみ揚げ、キュウリの梅おかか和えなど。酸味を利用して、ドレッシングを作ることもあります。無塩梅干しを使った料理は酸味が強いので、塩気がなくても、味に物足りなさを感じることはありません。

 こうして、無塩梅干し料理を週に3~4回、食卓に上げていたところ、1~2ヵ月ほどで、胃がもたれなくなってきたことに気づきました。

 さらに、明らかな効果を実感した出来事がありました。我が家では、秋口から年明けにかけて、家族の誕生日などのイベントが続きます。年末年始もはさむため、この時期は毎年、胃薬や整腸剤を飲んでも苦しい思いをしていました。それが今年はケーキや揚げ物のオンパレードでも、薬なしで、胃もたれせずに過ごせたのです。

 そしてうれしいことに、今年の春には、五十肩の痛みが完全に解消しました。肩を自在に回せるようになり、あれほど痛かったのがウソのようです。衣服の着脱はもちろん、日常生活に支障は全くありません。

 体調がよくなったのを機に、夫とウォーキングを始めました。以前は近場に行くにも自転車や車が欠かせなかったのが、今では12㎞くらい、苦もなく歩けるようになりました。疲れにくくなったと実感しています。

 そろそろ梅の季節がやってきます。今年こそは、自分で無塩梅干しを作ってみようと、今からとても楽しみです。

衣服の脱ぎ着もラクにできる!

筋肉がほぐれやすくなり五十肩が完治(新宿西口治療院院長 宮本啓稔)

 三船さんは五十肩で来院した当初、全身の筋肉がこり固まっていましたが、今はすっかり完治しています。治療の成果もありますが、無塩梅干しの摂取により、代謝が向上して筋肉がほぐれやすくなったことも、早期回復を後押ししました。

 ご主人の高血圧は、改善傾向と伺っています。無塩梅干しをとり続けることで、さらによい効果が得られるでしょう。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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