薬を飲んでも150mmHg前後だった
私は、普段から健康には気をつけているほうです。閉経後は女性ホルモンが減ってしまうので、豆乳を飲んだり、トマトジュースやレモン水を飲んだりしていました。
ところが5年前のある日、別の病気で病院に行って血圧を測ったところ、最大血圧が180㎜Hg(最大血圧の正常値は140㎜Hg未満)もあったのです。
その前から、家で血圧を測るといつも150㎜Hgから下がることがなかったので、「ちょっと高め」とは思っていました。でも、こんなに高いのは初めてです。
それから降圧剤を飲むようになりましたが、薬を飲んでも血圧はなかなか下がらず、いつも150㎜Hg前後ありました。
そんなときに知ったのが、『安心』に載っていたレモン酢です。酢は体によいと言われていますし、当時太っていて、息切れなどもあったので、これで少しでもやせられればいいかなと思いました。
たまたま家の近所に国産レモンや自家製のリンゴ黒酢を売っているところがあったので、すぐに作ってみました。
レモン酢の作り方は、とても簡単です。
ガラス容器にリンゴ黒酢を500㎖注ぎ、きれいに洗って輪切りにしたレモン1個分を入れます。
リンゴ黒酢自体が飲みやすいので、氷砂糖やハチミツなどは加えません。レンジで温めず、そのまま漬けておき、翌日から飲みます。
飲み方は、マグカップに大さじ1杯のレモン酢を入れ、水で5〜6倍に薄めます。この水は県内でもおいしいと評判の湧き水で、わが家ではいつも汲み置いています。この薄めたレモン酢を1日2回、食後や食間など、空腹ではないときにチビチビ飲んでいます。
私は毎日、朝食の前と夜寝る前に血圧を測っていますが、レモン酢を飲むようになって1週間もしないうちに、血圧が130㎜Hg台に下がってきました。なぜこんなに下がったのか、不思議なくらいでした。
以来、レモン酢は私にとって欠かせないものになりました。なくなる前にすぐに新しいレモン酢を作って、常に切らさないようにしています。
中性脂肪値も正常値になった
またレモン酢を飲むようになってから、お通じがとてもよくなりました。もともと悪いほうではなかったのですが、一日3回、食事をすると必ずお通じがあります。ですから、おなかはいつもすっきりしています。
レモン酢を1年くらい続けた頃、血圧が130㎜Hg前後で落ち着き、息切れなどもしなくなったので、2錠飲んでいた降圧剤が1錠に減りました。
現在、血圧は120㎜Hg前後で安定しています。ちなみに最小血圧はもともと高くはなく、ずっと70〜75㎜Hgです(最小血圧の正常値は90㎜Hg未満)。
体重も、2年の間に78㎏から67㎏まで減りました(身長158㎝)。まだ少しぽっちゃりしていますが、だいぶ体は軽くなりました。
また、太っていた頃は200㎎/㎗以上あった中性脂肪も、今は108㎎/㎗とか、高くても130㎎/㎗くらいで、正常値(150㎎/㎗未満)におさまっています。
以前は腰痛もあり、体重を落とすために運動をするようにと整形外科で言われていました。それからウオーキングや水泳をするようになりましたが、レモン酢を飲んで体調がよくなったからこそ、運動もできるようになったと思います。
肌にハリが出てツヤも!友人もビックリ
また、私はもともと色が白いほうですが、最近は肌がピンと張ってきて、ツヤツヤしています。友だちからも「年よりすごく若く見える」と驚かれていますが、これもレモン酢の効果ではないでしょうか。
私はレモン酢を、飲むだけでなくドレッシングや酢のものなど、料理にも使っています。漬けたレモンはそのまま食べるとピクルスのようにおいしく、刻んでサラダに混ぜることもあります。こうして酢もレモンも活用しているおかげで、夫も健康を維持できています。
私は今、趣味のボランティアに出かけたり、地域の老人会の役員をするなど、毎日忙しく活動しています。こうして元気で楽しく動き回れるのも、レモン酢で健康をいただいているからだと感謝しています。
また、周りの人たちにもレモン酢を勧めていますが、中には、血圧が下がった人や、体調がよくなった人もいます。これからも、レモン酢のよさを伝えられたらと思います。
酢とレモンで血液がサラサラに(元明治薬科大学教授・薬学博士 本橋登)
主にレモンの皮に含まれる香り成分リモネンや抗酸化成分ポリフェノールには、血液をサラサラにする作用が知られています。
また、酢は血管内の働きを保たせる効果があることから、レモンと酢の相乗効果が血圧を改善させたと考えられます。
中井さんの肌のハリやツヤが増したのも、皮膚の末梢血管にまで、血液が十分に行き渡るようになった結果だと思います。肌の新陳代謝が高まり、細胞に栄養が行き届いて、瑞々しさを取り戻したのでしょう。
ウオーキングを楽しめるほど体調がよい