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【70歳現役医師】健康長寿者は「レモン」を食べている! 私も1日2個のレモンを実践中

【70歳現役医師】健康長寿者は「レモン」を食べている! 私も1日2個のレモンを実践中

この習慣を始めたのは、50歳頃からでした。きっかけは、長寿で元気に過ごされているお年寄りが皆、レモンをとっていると知ったことです。古今の文献も調査し、病から命を守る食品としてレモンが古くから重用されてきたことも知りました。現代の科学的な研究でも、レモンの健康効果は実証されています。【解説】済陽高穂(西台クリニック院長)

解説者のプロフィール

済陽高穂(わたよう・たかほ)
●西台クリニック 画像診断センター
東京都板橋区高島平1丁目83-8
03-5922-0700
http://www.ncdic.jp/

西台クリニック院長。
1945年宮崎県生まれ。千葉大学医学部卒業後、東京女医医科大学消化器病センターに入局。米国テキサス大学にて消化管ホルモンの研究を行う。帰国後、東京女子医科大学助教授など歴任し、2008年より現職。『今あるガンが消えていく食事』(マキノ出版)ほか、著書多数が好評発売中。 

元気で長生きの高齢者はレモンをとっている

 レモン2個を搾ることから、私の1日はスタートします。
 その搾り汁に、ハチミツ大さじ2杯、あるいはグレープフルーツジュースやリンゴジュースなどを加えます。 
 こうして飲みやすくしたレモンの搾り汁を朝食前にとるのが、私の長年の習慣です。

 この習慣を始めたのは、50歳頃からでした。きっかけは、長寿で元気に過ごされているお年寄りが皆、レモンをとっていると知ったことです。

 例えば、当時、私が勤めていた病院で、九重織りの創始者である九重年支子さんが腸の手術を受けられました。
 九重さんはそのとき93歳と、かなりの高齢でしたが、手術後の回復の早さは目を見張るほどでした。

 わずか2週間半で退院となり驚いた私は、どんなものを食べているのか九重さんに聞いてみたのです。
 すると、野菜や果物、玄米、海藻、発酵食品を中心とした食事で、レモンをよくとる、とのこと。「搾ったレモン果汁を水で薄めて、ハチミツを混ぜて飲んでいる」とおっしゃっていました。

 同じ頃に、103歳までご存命であった料理研究家の飯田深雪さんが、ハチミツレモン愛好者であることを知りました。
 飯田さんは50歳からハチミツレモンを毎日飲むようにしたところ、持病だった神経痛が治ったそうです。

 また、96歳で亡くなるまで現役でバリバリと働いていた美容家のメイ牛山さんも、毎日、レモンをとっていました。

 小食・生食を基本とした食事で病気を治療していく「甲田療法」の甲田光雄先生も、毎日レモン1個分の果汁をとることを推奨されていたのです。

 古今の文献も調査し、病から命を守る食品として、レモンが古くから重用されてきたことも知りました。

 現代の科学的な研究でも、レモンの健康効果は実証されています。例えば、アメリカのタフツ大学では、がん予防に効果的な食品を11種類挙げていますが、その中にはレモンが含まれています。 

 このようにしてレモンのすばらしさを知った私は、1日2個のレモンをとるようになったのです。以来、体調は明らかによくなりました。

慢性的な疲労感がレモンですっかり消えた

 当時の私は、慢性的な疲労感に悩まされていました。食生活を見直したものの、体の重さは取れないままだったのです。 

 そんなひどい疲労感がレモンをとり始めてからはウソのように消えてしまいました。肩こりや腰痛もなくなり、体が軽くなったのです。

 さらに、わがこと以上に驚かされたのが、父の回復です。
 私の父は84歳のときに、足がなえて歩けなくなってしまいました。そこで弟の病院に入院したのですが、その後も衰弱は進み、ついには食べ物がとれなくなったのです。

 チューブで鼻から流動食を入れることになったので、私はそこにレモン1個分の搾り汁を加えることを提案しました。

 その効果は目覚ましいものでした。父は日に日に元気になっていったのです。2週間後には普通の食事が口から食べられるようになり、3ヵ月後には歩いて退院できたのです。

 この父の回復ぶりを目のあたりにした家族は、「私もレモンを食べる」と言い出しました。
ですから、わが家でレモン2個を日課としているのは、実は私だけではありません。家族全員がレモンをとるので、1週間に60個、ひと月で240個ものレモンを消費しているのです。

 私が70歳を過ぎた今も現役の医師として日々の激務をこなせるのは、この毎朝のレモン習慣のおかげだと思います。

レモンには健康長寿の栄養がいっぱい

 レモンがなぜ健康長寿をもたらすのか、その理由は成分を見れば一目瞭然です。
 レモンには健康に役立つ成分が豊富に含まれていますが、なかでも注目したいのは、ビタミンC、クエン酸、エリオシトリンという三つの成分です。

①ビタミンC
 活性酸素(細胞を傷つけるなど老化の一因となる物質)の除去、血管の強化、ストレス緩和、ホルモンの分泌促進、免疫機能の活性化など数多くの重要な働きを担うビタミンです。
 レモン果汁100㎖の中には、ビタミンCが50㎎も含まれます。これは柑橘類でトップレベルの含有量です。

②クエン酸
 代謝を活性化して疲労回復を促す成分です。レモンには100g当たり6g含まれます。これは食物のなかでいちばんの含有量です。  
 クエン酸には「キレート作用」という重要な働きもあります。鉄分やカルシウムなどのミネラル類を体に吸収しやすい形に変える作用で、骨や細胞の老化を防いでくれます。

③エリオシトリン
 ポリフェノールの一種で、主に皮の白い部分に含まれています。その抗酸化作用は非常に強力で、老化や病気の原因となる活性酸素を消し去ってくれます。すなわちレモンには、強力な毒消しの作用があるのです。

 そのほかレモンには、筋肉の老化を抑制する働きや、血圧の上昇を防ぐ働きなども確認されています。

 レモンといえば、一般的には料理に搾りかけたり、レモンティーに入れたりといった使い方がなされます。しかし、それではエリオシトリンがほとんどとれません。
 一般的な使用法はレモンの健康効果の9割を捨てている、といっても過言ではありません。ぜひ、最後の1滴まで汁を搾り取る、皮も食べるなどしてエリオシトリンを摂取してもらいたいと思います。

 私も日課のレモンの搾り汁に、すりおろした皮を加えるようになりました。レモンピールもお勧めの食べ物です。

 なお、健康維持のためにレモンをとる場合、農薬や防腐剤には注意が必要です。理想的なのは無農薬栽培のレモンです。
 ネットショップやお取り寄せで入手可能ですが、難しければ、国産のレモンをよく流水で洗ってから使いましょう。

1日2個で古希を過ぎた今も現役医師として活躍!済陽式レモンのとり方

【用意するもの】(1人分)
レモン…2個
シトラスジューサー(なければレモン搾り器)
ハチミツ…大さじ1~2(またはリンゴジュース、トマトジュース、グレープフルーツジュースなどでもよい)

❶レモン2個を半分に切る。

❷シトラスジューサーで果汁を搾る。

❸搾った汁をグラスに入れ、そこにハチミツまたはジュースのどちらかを加える。

❹よくかきまぜて飲む。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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