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血圧が下がった!高血圧の私を元気にした「キュウリ健康法」の効果

血圧が下がった!高血圧の私を元気にした「キュウリ健康法」の効果

先生からのアドバイスは「3食のどこかにキュウリを取り入れればいい、くらいの軽い気持ちで行うこと」「キュウリはひと口につき20回嚙んで食べること」でした。実践してみたところ、血圧は降圧剤を飲まなくても122/74mmHgで安定しています。【体験談】橋本真由美(仮名・パート・48歳)

1年前から頭がボーっとするようになった

 私はもともと汗かきの体質ではありませんでした。それが、よく汗をかくようになったのが、1年ほど前。最初は「代謝がよくなってやせるかも」と、安易に喜んでいました。
 ところがそれ以降、仕事が忙しかったりすると、運動したわけでもないのに汗が粒で出るようになったり、疲労がたまると頭がボーッとすることが多くなってきました。

 これまで経験したことのない体調の変化に、さすがに心配になった私は、以前からお世話になっていた工藤孝文先生の医院を訪れました。すると、最大血圧が168㎜Hg、最小血圧が99㎜Hgと、高血圧であることが判明したのです(正常値は最大血圧140㎜Hg未満、最小血圧90㎜Hg未満)。

 それからは降圧剤による治療が始まりました。薬を飲むと、確かに血圧は下がります。しかし、私は仕事が忙しいと薬の服用を忘れることがあり、そうすると血圧はすぐに上がってしまいます。「これから一生、薬を飲み続けないといけないのか」と思うと、心が沈む思いでした。

 そんな私の不安に対し、工藤先生が提案してくださったのが、毎回の食事のときにキュウリを1本食べることです。

糖質の多いトマトからキュウリに変えて半年間食べ続けた

 私はそれまで、友人から健康にいいと聞き、トマトを毎日食べていました。しかし、工藤先生によると、トマトは糖質が多いそうです。当時の私は身長160㎝で体重80㎏、血糖値も247㎎/㎗(正常値は110㎎/㎗未満)ありました。そこで、先生の助言に従い、毎日食べる野菜をトマトからキュウリに変えたのです。

 工藤先生からいただいたアドバイスは、「無理に食べるのではなく、三食のどこかにキュウリを取り入れればいい、くらいの軽い気持ちで行うこと」「キュウリはひと口につき20回嚙んで食べること」です。

 私は仕事の都合上、昼にキュウリを食べることはできません。そこで、朝と夜に、1日のトータルが2本以上になるよう、キュウリを食べることにしました。

 生で食べるのはもちろん、飽きがこないよう、朝は卵とキュウリを炒め物にしたり、夜は酢の物や中華春雨の具材にキュウリをたくさん入れるなど、工夫しました。

 するとどうでしょう。約1ヵ月で、体重が3㎏落ちたのです。この間、運動したわけでもなく、ただ食事にキュウリを取り入れただけです。私が驚いて工藤先生に報告すると、「そのまま、キュウリを食べることを心がけてください」と言われました。以来、半年間、毎日キュウリを食べ続けています。

降圧剤を飲まなくても血圧が安定

 体重以外にも、この半年でキュウリの効果はさまざまなところに現れてきました。
 血圧は、降圧剤を飲まなくても122/74㎜Hgで安定しています。247㎎/㎗あった血糖値も、109㎎/㎗になりました。(正常値は110㎎/㎗未満)。

 以前は常に倦怠感があり、動くのがおっくうだったのですが、だるさがなくなったのもうれしい変化です。
 歩くのが苦ではなくなり、散歩やウオーキングを行うようにもなり、休日はよくショッピングに行くようになりました。

 また、今まではどちらかというとネガティブ思考でしたが、最近はいろんなことに挑戦してみたいという気持ちが芽生えています。

 安価で簡単に手に入るキュウリで、こんなにも体調がよくなり、前向きになるなんて、本当に感謝しています。
 私を変えてくれたキュウリ健康法は、これからももちろん続けるつもりです。

だるさもなくなり、体が軽快に動く!

キュウリの不足した栄養を卵が補う(工藤内科副院長 工藤孝文)

 私は患者さんの生活環境などを考えて個々にアドバイスをしており、橋本さんには、あまり無理をしないよう伝えました。

 炒め物にしてキュウリと一緒に食べていた卵は、ビタミンCと食物繊維以外のすべての栄養素を含んでおり、キュウリで不足しがちな栄養を補ってくれます。また、酢は内臓脂肪を落とし、血圧を下げる効果もあるので、キュウリと組み合わせるのに最適です。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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