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血圧を下げるキュウリの効果 162ミリが正常化!6kgダイエットにも成功

血圧を下げるキュウリの効果 162ミリが正常化!6kgダイエットにも成功

キュウリの効果を実感したのは、食べ始めて約1ヵ月たった頃のことです。それまで降圧剤を飲んでも150/82mmHgあった血圧が、145/76mmHgまで下がっていたのです。以来、食前に生のキュウリを1本食べるほかに、肉や魚料理にもすりおろしたキュウリを添えて食べるようにしました。【体験談】鹿島清子(仮名・主婦・47歳)

最初はダイエット目的で始めた

 後頭部がどんよりと重くて、頭痛が頻繁に起こるようになったのは2年ほど前、私が45歳のときです。
 さすると症状は和らぐのですが、ひどいときは調子がよくなるまで横にならざるを得ませんでした。特に、夕方になると頭が重くなることが多く、夕飯の支度に差し支えることも多々ありました。

 そこで病院へ行ってみると、最大血圧が162㎜Hg、最小血圧が88㎜Hgあり、高血圧と診断されたのです(正常値は最大血圧140㎜Hg未満、最小血圧90㎜Hg未満)。

 それからは降圧剤と、薬の効きが悪いときはそれにプラスして利尿薬(血液中の水分を尿として排出し血圧を下げる薬)を飲むようになりました。しかし、血圧は上がったり下がったりで、なかなか安定はしませんでした。

 そんなある日、書店でたまたま目にしたのが、医師の工藤孝文先生が監修した本「キュウリ食べるだけダイエット」です。
 ダイエットという言葉に興味を持った私は、キュウリのおいしそうなレシピがいっぱい載っているその本を購入しました。実は、私は当時、身長156㎝で体重が70㎏もあったのです。

 本には、キュウリのダイエット効果がわかりやすく書かれていました。キュウリは、スーパーに行けば必ず売っています。「身近な野菜に、こんなうれしい効果があったなんて」と思った私は、さっそく実践してみることにしました。

 加えて、工藤先生の病院が自宅から比較的近いことがわかり、直接アドバイスをもらうため通院することにしました。

 血圧が高いことを伝えると、先生からは「食前に必ずキュウリを1本食べること」「ひと口につき20回嚙んで食べること」「コーヒーや緑茶を飲みながら食べるとよい」というアドバイスをいただきました。

 キュウリの効果を実感したのは、食べ始めて約1ヵ月たった頃のことです。それまで降圧剤を飲んでも150/82㎜Hgあった血圧が、145/76㎜Hgまで下がっていたのです。

 その数値を見た工藤先生は、「降圧剤をやめて、食事でコントロールしてみましょう」とおっしゃいました。以来、私は食前に生のキュウリを1本食べるほかに、肉や魚料理にもすりおろしたキュウリを添えて食べるようにしました。

体が軽くなり頭痛がなくなった

 すると、3ヵ月後には血圧が138/72㎜Hgと、ついに正常値まで下がったのです。
 それだけではありません。体重は6㎏減って64㎏になりました。また、279mg/㎗あった中性脂肪値は104mg/㎗まで下がりました(正常値は150mg/㎗未満)。

 体が軽くなって動きやすく、夕方に起こる後頭部の重い感覚や頭痛もまったくなくなったのは、ありがたい限りです。

 以前の私は、野菜をあまり食べませんでした。でも、キュウリを積極的に食べるようになってからは、野菜全般が好きになり、毎日食べています。

 なかでもいちばんよく食べるのは、もちろんキュウリです。降圧剤を飲まなくても血圧が安定し、体重もリバウンドしないのは、今でもキュウリを食べているおかげだと思っています。

 夏野菜のキュウリですが、健康にいいこの野菜を、一年中利用しない手はありません。今後もキュウリを食べて、健康維持に役立てたいと思います。

キュウリは食前によく嚙んで食べた

複数のダイエット効果が血圧降下に作用(工藤内科副院長 工藤孝文)

 高血圧のかたが頭痛を起こすことはよくあります。2年前の鹿島さんの症状も高血圧によるものだと思われます。

 私は鹿島さんに食前にキュウリを食べるようアドバイスをしました。その理由は、ホスホリパーゼの脂肪分解酵素が円滑に作用し、さらに食物繊維の血糖値上昇を抑える機能が働き、食事をしても太りにくくなるからです。
 また、コーヒーのクロロゲン酸、緑茶のカテキンも体脂肪を分解します。

 これらのダイエット効果で体重が落ち、血管収縮物質のアンジオテンシノーゲンが減少し、鹿島さんの血圧は下がったのだと思われます。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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