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手のツボを押して「肛門」刺激! 便秘と下痢によく効くツボはココ

手のツボを押して「肛門」刺激! 便秘と下痢によく効くツボはココ

規則的でスムーズな排便には、便にある程度のボリュームが必要です。ボリュームがあることで、腸が刺激されて、便意が生じて排泄できるからです。したがって、食物繊維の豊富な温野菜を、毎日たくさん摂取することも心がけたいものです。【解説】周東寛(南越谷健身会クリニック院長)

手のツボ刺激の作用が肛門まで及ぶ!

東洋医学では、私たちの体には、生命エネルギーである「気」が巡っていると考えられています。
その気の通り道が「経絡」で、人間には14本の経絡が走っています。

経絡の流れがスムーズであれば健康ですが、経絡の流れが滞ると、さまざまな病気を招くことになるのです。
また、経絡上にあるツボの数は、全身で670に及ぶといわれています。

病気になったときに、ツボを刺激することで、悪くなっていた経絡の流れがスムーズになり、症状がよくなるのです。
便秘や下痢の場合は、手の大腸経上にあるツボを刺激するといいでしょう。

大腸経は、上行結腸から直腸までの活動を調整したり、支配したりしている、自律神経に深いかかわりをもつ経絡です。
この大腸経にあるツボの中で、いちばんお勧めなのが、「合谷」というツボです。

合谷は、手の親指と人差し指の骨の合わさる谷間の、やや人差し指寄りにあります。
その辺りを反対の親指で押して、ジーンとくる場所が合谷です。

合谷は、気が集まる原穴とされ、万能ツボとしてよく治療に用いられています。
そして、ここを刺激すると、肛門にその作用が及び、大腸が活性化され、便秘や下痢によく効くのです。

私はここを、“肛門のツボ”と呼んでいます。
やり方は、次のとおりです。

●合谷(肛門のツボ)
手の親指と人差し指の骨の合わさる谷間の、やや人差し指寄りにあるツボ。

合谷押し
❶左右どちらかの合谷に、反対の親指の腹を当てて押します。残りの4本の指は手の平側に添えます。
❷3秒押して、1秒休み、また3秒押してください。これを4~5回くり返しましょう。
※反対側も同様に行います。

大切なのは、気持ちよく感じる程度の力で押すことです。
あまり強く押しすぎて痛くなるのは、逆効果です。
通常の便秘であれば、基本的に合谷を押すだけでけっこうです。
ここを押してすぐに便意を催す人も、少なくありません。

ただし、長期間に及ぶ便秘のかたには、腸の調子を改善するツボをもう一つご紹介します。
それが、同じ大腸経のツボである「手の三里」です。

●手の三里
手の三里のツボは、ひじの内側のシワのいちばん外側にある「曲池」というツボから、指3本分ほど手首側にあります。

手の三里押し
左右どちらかの手の三里を、反対の親指の腹で5秒ほど押していきます。
これを5回ほどくり返すといいでしょう。
※反対側も同様に行います。

合谷や手の三里は、いつでもどこでも刺激しやすい、とても便利なツボです。

腕もみ
便秘になる原因はいろいろあります。
その一つが、小腸に水がたまることです。
小腸に水がたまると、腸閉塞のような状態になってしまうのです。

そこで、小腸経の経絡の流れを促し、小腸の働きをよくすることで、それを解消できます。
小腸経の経絡は、手の小指からひじ関節を通って、肩のほうへと伸びています。

この場合、小指からひじにかけてを、反対の手でなでたり、さすったり、もんだりしましょう。
この経絡への刺激が、肩や首のコリの改善にもなります。

内臓が原因で起こる症状にも有効!

また、便秘は腸だけでなく、ほかの臓器の影響で起こる場合もあるのです。
ちなみに、東洋医学では、人間の内臓は、互いに影響しあっていると考えられています。

手には、内臓に通ずる経絡が走っているので、手首をブラブラ振ったり、指をよく動かしたりすることで、経絡上にあるたくさんのツボを刺激できるのです。
その刺激が、腸の働きだけでなく、内臓が原因で起こる、あらゆる症状にとても有効なのです。

そのほかに、おなかの冷えも便秘を招く一因です。
そこで、おへその少し下辺りにある丹田を温めると、体全体が温まり、それが便秘の改善をもたらします。

その簡単な方法として、丹田の位置に服の上から使い捨てカイロを貼はるのがお勧めですところで、腸の働きを高めるには、食事に留意することも忘れてはいけません。
冷たいものを食べると、腸が働きにくくなるので、なるべく温かいものを食べるように心がけてください。

トウガラシやショウガなど、腸を刺激する食べ物も体を温めてくれます。
そして、快便を促すには、食物繊維の摂取が不可欠です。

規則的でスムーズな排便には、便にある程度のボリュームが必要です。
ボリュームがあることで、腸が刺激されて、便意が生じて排泄できるからです。

したがって、食物繊維の豊富な温野菜を、毎日たくさん摂取することも心がけたいものです。

この記事のエディター

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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