【酢ニンジン体験談】肥満による高血圧が改善! ふらつきとめまいから解放された

　私はここ数年、ふらつくようなめまいに、悩まされてきました。ときどき起こる程度でしたが、耳鼻科や内科で診てもらったところ、高血圧によるものだろうという診断でした。
　というのも、私の血圧は高いときで最大が１６０㎜Hg（基準値は１４０㎜Hg未満）、最小は１１０㎜Hg程度（基準値は90㎜Hg未満）もあったのです。

　それだけではなく、血糖値やコレステロール値、中性脂肪値なども、軒並み基準値を超えていました。
　また、長年の便秘も、悩みの種でした。病院から処方してもらった便秘薬に頼りきりだったうえ、それだけでは足りず、別の病院からも薬をもらい、倍量を飲んでいたのです。それでもスッキリとはいかず、毎回便が残っているような、不快な感じがありました。

　解決策はわかっていました。健康診断で毎回、医師や保健師から「やせてください」と指導されていたからです。

　私の身長は１４７㎝ですが、体重は61㎏でした。この体形は20代のころから変わりません。これまで、さまざまなダイエットを試みましたが、一度も成功したことはありませんでした。
　しかし、これだけさまざまな症状が現れると、さすがに「本気でダイエットしなくては」と思うようになりました。でも、どうしたら……と悩んでいたときに、新聞に載っていた広告を見て、「酢ニンジン」を知ったのです。

　私はこれまでに、「酢タマネギ」という、タマネギの酢漬けを食べる健康法を試したことがありましたが、長続きしませんでした。「タマネギより、ニンジンのほうが続けられるかもしれない」と思ったことから、本を買って試すことにしました。

　私の作り方は、だいたい次のようなものです。
　ニンジン大２本を、スライサーを使って、せん切りにします。これに塩を少々振り、もんでから、ハチミツを加えた酢に漬け込みます。ハチミツは当初基本のとおり大さじ２杯入れていましたが、私には甘く感じたので、１杯半に減らしました。

　私はこの酢ニンジンを、毎食食べるようにしました。朝と昼はサラダにのせて、夜は青ジソやミョウガなどといっしょに納豆に加えて混ぜ、おいしく食べています。

　こうして酢ニンジンを食べ続けていたところ、月に１～２㎏のペースで、体重が落ち始めました。以降もおもしろいようにやせ続け、わずか１年で14㎏もの減量に成功！　あれほど何をしても落ちなかった体重が、なんと、47㎏になったのです。

　ウエストサイズは、73㎝だったのが58㎝になりました。それまでは、ミセスサイズの13号を着ていましたが、普通サイズの９号が着られるようになったのです。当然、ほとんどの服を買い替えることになりました。うれしい悲鳴です。
　以前は、好きな服を選ぶというより、体形に合った服を探すので精いっぱいでした。今では流行の服も、サイズを気にせず手に取ることができます。

　体重の減少に伴い、血圧も大きく改善しました。最大血圧が１１０㎜Hg、最小血圧が65㎜Hgまで下がったのです。担当医からも、「よくがんばりましたね」と、ほめてもらえました。血圧が下がったのを受け、ふらつくようなめまいも解消。ほかの数値も、すべて基準値内に収まるようになり、心からホッとしています。

　また、酢ニンジンを食べ始めてからは、１日に何度もお通じがつくようになりました。残便感もなく、スッキリと出るのは気持ちのいいものです。

　さらに、思いがけない効果がありました。朝の目覚めがよくなったのです。私は長年、主人の介護をしています。夜中に何度も起きるため朝の目覚めが悪く、なかなか布団から出られないのが常だったのです。
　ところが、酢ニンジンを食べるようになってから、パッと起きられるようになりました。疲れも、取れやすくなったように感じます。

　はたから見ても、そうした変化はわかるようです。先日は、担当医から「お元気になりましたね。顔色もいいですよ」と声をかけられました。
　実際、顔のシミが少なくなり、肌がツルツルしてきたようです。お化粧のノリも、前よりよくなったと感じています。主人の介護に来るヘルパーさんからも、「奥さん、キレイになりましたね」といわれて、思わずうれしくなりました。

　たまたま始めた酢ニンジンがわずか１年で、これほどの効果をもたらしてくれるとは驚きです。いい健康法を教えてもらったと、感謝しています。

　14㎏もの減量に成功した要因の一つに、酢ニンジンの効果があると考えられます。酢の代謝促進作用が影響した可能性もあるでしょう。
　酢の生化学的な働きとして、降圧作用や血糖抑制作用がありますが、肥満を解消したことが血液検査項目の改善につながったとも考えられます。
　また、ニンジンに含まれるビタミンＡは、粘膜や皮膚の新陳代謝を促す作用があり、酢の代謝促進作用と相乗し、美肌づくりにも役立ちます。