
更年期の不快症状で仕事にも支障が出た
私は昨年11月ごろから、更年期障害に悩まされるようになりました。体のあちこちがギシギシするようになり、何をするにも体が重く感じられるようになったのです。
頭痛持ちではなかったのですが、ひどい肩こりのせいか、頭も重く、足腰は硬くなり、おなかが張る感じもありました。
そのため、以前のようにサクサクと仕事がこなせなくなり、集中力もなくなりました。午後5時を過ぎるころには、疲労感と体のだるさで、動くことさえままならない状態が何日も続くようになったのです。
夕方に、お客さまや社員とのアポイントメントがあっても、「今日はもう無理かもしれない」と感じ、他の日に変えてもらうこともたびたびありました。
「このままでは、仕事に支障が出てしまう」と思い、病院で診察をしてもらうと、朝方の最大血圧が170㎜Hg、最小血圧が100㎜Hgまで上がっていました(正常値は最大血圧140㎜Hg未満、最小血圧90㎜Hg未満)。
医師からは、「更年期障害の一つで、朝に血圧上昇が起こりやすいので、休みながら仕事をするように」と言われましたが、経営者として、1日とて休む暇はありません。
また、降圧剤(血圧を下げる薬)を処方されたのですが、できるだけ薬に頼りたくないという思いがあり、食事でどうにかならないかと思い悩んでいました。
ちょうどそんなとき、以前、村上祥子先生の料理教室で、バナナ酢のことを教わったのを思い出しました。とても体にいいとのことだったので、すぐに材料を用意してバナナ酢を作り、今年の2月から本格的に飲み始めました。
朝は、大さじ2杯のバナナ酢に、漬けたバナナと季節のフルーツを刻んで入れ、コップ1杯の水を足して飲みます。朝ご飯の前にこれを飲むと、食べすぎないという利点もあります。
夜は、水で割ったバナナ酢を夕食前にとるようにしました。
すると、飲み続けて1ヵ月ほどで、最大血圧が120㎜Hg、最小血圧が70㎜Hgに下がり、正常値になったのです。高いときでも最大血圧が130㎜Hgくらいで、それ以上になることは少なくなりました。
なによりうれしいのは、疲れにくくなったことです。バナナ酢の疲労回復効果は抜群で、疲れたなと感じたときにも飲むと、疲れが取れます。夕方にスタミナ切れしていたことが、うそのようです。

「おいしくて飲むのが楽しみ」と山口さん
夫婦の元気の源はバナナ酢
バナナ酢はフルーティーでおいしいので、今では飲むことが楽しみになっています。
こだわりと言えば、材料に、ココナッツの花のつぼみから採取したシロップを乾燥させたブラウンシュガーを使っていることです。ほのかに香るキャラメルバニラのような香りがバナナ酢に加わって、とても気に入っています。
また、漬けたバナナも残さず食べているせいか、毎朝、必ずお通じがあります。
私は身長152㎝なのですが、バナナ酢を飲む前は、体重は51㎏でしたが、わずか3ヵ月で48㎏に減りました。
以前は、ストレスがたまると、顔に吹き出物ができることもありましたが、今では一切なくなり、肌の調子がよくなりました。体調も万全になり、仕事に対するモチベーションも上がり、毎日、笑顔で仕事ができています。
実は、夫も会社を経営しており、多忙な毎日で疲れやすくなっていました。それが、私と一緒に、水で割ったバナナ酢を飲むようになってから、疲れ知らずの毎日を送っています。今やバナナ酢は、私たち夫婦の元気の源になっています。
夫婦ともに、フルパワーで仕事ができるようになり、24時間明るい心持ちになれたのは、他でもないバナナ酢のおかげです。
健康維持と疲労回復のために、これからもバナナ酢を作って飲み続けるつもりです。

毎日笑顔で仕事ができる
バナナも酢も血圧を下げる作用がある(東浦和内科・外科クリニック院長 水谷剛)
更年期になるとホルモンのバランスがくずれ、さまざまな不快症状が起こりやすくなります。加えて、もともと遺伝的に持っていた病気が、この時期に顕在化することも多いのです。山口さんの高血圧も、その要素があったのかもしれません。
バナナ酢の材料であるバナナにはカリウムが豊富で、体内のナトリウムの排出を促し、血圧を下げる働きがあります。また、酢にも血圧の上昇を抑制する作用がありますから、その両方を合わせたバナナ酢は、高血圧の予防や改善に有効な食品といえるでしょう。
疲れにくくなったのは、酢のクエン酸回路を活性化させる働きによるものと考えられます。