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私の熟睡法はコレ!枕元に置くとスーッと眠れて朝までグッスリ

私の熟睡法はコレ!枕元に置くとスーッと眠れて朝までグッスリ

私が不眠に悩むようになったのは、1〜2年前からです。タマネギを枕元に置くようにしてからは、布団に入って10〜15分でスーッと眠れるようになりました。「これで私は眠れるんだ」という自己暗示も効いているかもしれませんが、タマネギのにおいで気持ちが安定する実感があります。【体験談】谷口芳江(仮名・主婦・65歳)

95歳の超健康な叔母が教えてくれた快眠法

私が不眠に悩むようになったのは、1〜2年前からです。
それまでは、なんの苦労もなく夜の11時に寝て、朝の6時に起きていました。ところが、一昨年くらいから、布団に入ってもすぐに寝つけなくなったのです。

30分もすると、逆に目が冴えてしまうので、しかたなくテレビをつけます。すると、やがてうつらうつらしてきて、やっと眠りに入れるのです。

とはいえ、熟睡できるわけではありません。眠りが浅いようで、途中で目が覚めたり、長い夢を見たりすることが多くなりました。朝、目覚めたときも、頭の疲れが取れずモヤモヤした感じで、スッキリ起きることができません。

こうした睡眠の乱れが尾を引いて、毎日昼過ぎに、必ず強い睡魔に襲われるようになりました。「30分だけ昼寝しよう」と横になると、1時間半〜2時間も寝入ってしまうのです。家事を十分こなせないばかりか、昼寝のせいで夜眠れなくなるという悪循環にも陥り、ほとほと困っていました。

そんなときに、私にアドバイスをしてくれたのが、今年95歳になる叔母でした。
叔母は薬嫌いで、そのかわり、健康法をたくさん知っています。そのうちのいくつかを実践しているためか、まさに健康そのものです。

叔母の長年の知恵のなかから私に勧めてくれたのが、枕元にタマネギの薄切りを置くという方法でした。タマネギには精神安定に効果的な成分が含まれ、においをかぐとよく眠れるというのです。

タマネギは私にとって、とても身近な野菜です。夫が丹精している家庭菜園で、タマネギがたくさん収穫できるからです。農家出身の夫は、かなり本格的に多種多様な野菜を栽培しており、タマネギなどは、ご近所に分けても余るほどでした。
そこで、私は畑のタマネギを、不眠解消に役立てることにしました。

タマネギのにおいで確かに気持ちが安定する

皿に盛ったタマネギを枕元に置くだけ

夕食の準備をするついでに、中くらいのタマネギ1個の皮をむき、薄切りにしてお皿にのせてラップをしておきます。就寝する30分ほど前にラップを半分外し、お皿を枕元に置きます。そして、布団に入る直前に、ラップを全部はがすのです。最初からラップを全部取ってしまうと、タマネギのにおいが強くなり過ぎるので、このタイミングにしています。

さて、タマネギを枕元に置くようにしてからは、布団に入って10〜15分でスーッと眠れるようになりました。「これで私は眠れるんだ」という自己暗示も効いているかもしれませんが、タマネギのにおいで気持ちが安定する実感があります。

今では、布団に入ってから目が冴えてテレビをつけたり、途中で目が覚めたりすることは、全くありません。朝まで熟睡できるようになりました。最近は、あまり夢を見ないので、きっと眠りが深くなったのだと思います。

朝はスッキリ目が覚め、頭も体もシャキッとしています。昼過ぎに睡魔に襲われることもなくなりました。でも、昼寝は健康にいいと聞いたので、昼食後に30分ほど横になっています。ウトウトするだけで疲れが取れ、30分後にはパッと起き上がることができます。その後の家事の効率も上がります。

不眠が改善したことで、体調がよくなり、気持ちも前向きになりました。
私は、フラワーアレンジメントとフラダンスを習っていて、不眠がちで体がだるかったときは、出かけるのがおっくうなことがありました。でも今は、誰よりも早く教室に行き、積極的にお稽古に取り組んでいます。

ちなみに、枕元に置いたタマネギは、朝になったら捨てます。夫のおかげでタマネギを買う必要がないので、大変助かっています。

わからない程度の微香になるよう調節する(雨晴クリニック副院長 坪田聡)

タマネギの刺激臭である硫化アリルは、内臓や血管を調整する自律神経のうち、心身を覚醒モードにする交感神経を抑え、休息モードにする副交感神経を優位にします。そのため、タマネギを枕元に置くと、気持ちが落ち着き、スムーズに入眠できるのです。

硫化アリルのにおいは、強過ぎると逆に眠れなくなります。におうかにおわないか、わからない程度の微香になるように、タマネギの切り方や量を調整するといいでしょう。

※これらの記事は、マキノ出版が発行する『壮快』『安心』『ゆほびか』および関連書籍・ムックをもとに、ウェブ用に再構成したものです。記事内の年月日および年齢は、原則として掲載当時のものです。

※これらの記事は、健康関連情報の提供を目的とするものであり、診療・治療行為およびそれに準ずる行為を提供するものではありません。また、特定の健康法のみを推奨したり、効能を保証したりするものでもありません。適切な診断・治療を受けるために、必ずかかりつけの医療機関を受診してください。これらを十分認識したうえで、あくまで参考情報としてご利用ください。

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