「これなら注射の必要はありません」
私は、昨年の秋から干しブドウ酢を作って食べています。
きっかけは『安心』の記事でした。干しブドウも酢も好物だったので、「どんな味がするんだろう」と興味がわき、紹介されているとおりに作ってみました。
出来上がった干しブドウ酢は、ハチミツのおかげか、思ったほど酸っぱくはありませんでした。酢を吸い込んで大きくふくらんだ干しブドウは、プチプチとした食感が楽しく、味もおいしかったのです。
そこで、毎日朝食後に、10~20粒程度をスプーンですくって、そのまま食べるようにしました。
こうして、毎日おいしい干しブドウ酢を楽しんでいたところ、今年の3月になって、目に変化が現れたのです。
私は、50歳を過ぎたころに右目の白内障(目のレンズに相当する水晶体が濁る病気)の手術を受けています。
2年前には、左目の白内障の手術も受けましたが、そのさいの検査で、右目に加齢黄斑変性(網膜の中心にある、黄斑という部分が変性して見えにくくなる病気)が見つかりました。
加齢黄斑変性では、物がゆがんで見えたり、視界に暗点(見えない部分)ができたり、視力が低下したりするそうです。
特に自覚症状はなかったのですが、医師に言われるがまま、右目の視界をチェックすると、確かに視界の中央の辺りが1ヵ所黒ずみ、ゆがんでいました。
そこで、治療のために右目に直接注射を打ち、その後も月に一度、検査を受けていました。しかし、干しブドウ酢を食べ始める少し前に、医師から「悪化している。これ以上悪化したら、もう一度注射を打たないといけない」と言われていたのです。
ところが、3月に受けた検査では、目の状態がよくなっていることがわかりました。医師の話では、目の奥にたまっていた液体が少なくなったそうです。
改めて右目の視界をチェックすると、確かに黒ずみが小さく、ゆがみが少なくなっているのがわかりました。医師には「これなら、注射の必要はない」と言われました。
このよい変化の原因として思い当たるのは、干しブドウ酢しかありません。
そこで、医師に干しブドウ酢を作って食べていると伝えたところ、「それはよい」とほめられました。干しブドウは、目の健康によいのだそうです。「そのまま食べ続けてください」と言われました。

お通じがよくなり肌のカサつきも改善
お通じの調子もよいです。私は、若いころから便秘がちで、お通じが2~3日滞るのは当たり前でした。
それが最近は、お通じが滞ってもせいぜい1日で、基本的には毎日きちんとお通じがつきます。また、肌のカサカサ感も和らいだ気がします。もしかしたら、これらの変化も、干しブドウ酢のおかげかもしれません。
私はこれまでにも、ヨーグルトを食べたり、体操をしたりと、いろいろな健康法を試してきました。しかし、どれも途中で飽きてしまい、長続きしたものはありません。
しかし、干しブドウ酢に限っては「続けられる」という自信があります。材料はすぐに手に入りますし、作り方は簡単。食べ方も、スプーンですくって、パッと口に入れるだけ。せわしない朝には助かります。
なにより、おいしいのが気に入っています。1回につき、干しブドウ100gで作っていますが、この量だと、今の食べるペースでは1ヵ月も持ちません。途切れることがないよう、なくなりかけたら、すぐに作っています。
おいしくて体によい干しブドウ酢を、この先も作り続けるつもりです。

おいしくて簡単に食べられるから続けられる!
干しブドウの色素が目の老化を食い止める(里見英子クリニック院長 里見英子)
干しブドウの色素成分であるポリフェノールには、高い抗酸化作用があり、目の老化防止にも有効とされています。
加齢黄斑変性は、文字どおり加齢が原因の一つとなって起こるため、干しブドウ酢を食べることで、目の老化が食い止められ、症状の進行が抑えられているのだと考えられます。
また、目にはたくさんの毛細血管が通っています。干しブドウ酢を日常的に食べることで、酢のクエン酸による働きで、全身の血流が促進されます。すると、目の毛細血管の血流も促進され、目の状態がよくなります。それも、症状の進行防止に一役買っているのでしょう。
なお、目に限らず、干しブドウ酢の効果を得るためには、少なくとも3ヵ月以上は継続してとることが大切です。
ですから「すぐに効果が出ないから」といってあきらめてしまわずに、気長に食べ続けてみてください。